「厳島神社ってなに?どんな神社?」
「世界遺産の厳島神社の魅力を知りたい!」
「厳島神社はどんな歴史があるの?」
厳島神社は世界遺産となっている人気の観光スポットですが、このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?世界遺産である厳島神社が、海に浮かぶような朱色の鳥居と社殿が美しい神社であることを知っていても、その神様やご利益、歴史についてはあまり詳しくないという人も多いでしょう。
厳島神社は飛鳥時代に創建され、平安時代末期に平清盛が州浜を敷地にして優美な社殿群を建立しました。以降、皇族や戦国武将など数々の武将にあつく信仰されてきた由緒ある神社です。
その歴史と平安時代の趣を伝える貴重な建物群と、その比類なき景観から1996年に世界遺産にも登録されました。
今では世界中の人々を魅了してやまない厳島神社の魅力について、その特徴や魅力、ご利益や御朱印、なぜ海上に建てられているのかなど歴史を踏まえてご紹介していきます。
一度は行ってみたいといわれる厳島神社。その魅力や歴史、ご利益を知った上で訪れると、より堪能できるはずです。
この記事を書いた人
一橋大卒 歴史学専攻
Rekisiru編集部、京藤 一葉(きょうとういちよう)。一橋大学にて大学院含め6年間歴史学を研究。専攻は世界史の近代〜現代。卒業後は出版業界に就職。世界史・日本史含め多岐に渡る編集業務に従事。その後、結婚を境に地方移住し、現在はWebメディアで編集者に従事。
世界遺産・厳島神社はどんな神社か?
厳島神社の概要を簡単に紹介
厳島神社は広島県廿日市市宮島に鎮座する神社で、全国に500以上ある厳島神社の総本社です。
宮島は古くから神の島と崇められ、神を斎(いつ)きまつる島、厳島とも呼ばれてきました。その神の島をまつるために6世紀に厳島神社が創建され、12世紀に時の権力者である平清盛が海上に建つという全国的にも珍しい社殿を建立します。
建緑豊かな弥山(みせん)を背景に、いくつもの建物が回廊で結ばれた鮮やかな朱色の社殿群と鳥居が青い海に浮かぶかのように見える姿はとても神秘的で、その美しさはしばしば竜宮城にもたとえられました。
建物は何度か再建されていますが、当時の姿を今に残しており、本社、客神社、回廊など6棟が国宝に指定されています。
また、 海の神社にふさわしく海の女神として信仰された宗像三女神(むなかたさんじょしん)をまつり、歴代の権力者たちに崇敬されてきました。
そんな厳島神社は大鳥居が立つ前面の海、弥山原始林など周囲の景観とともに平成8年(1996年)に世界遺産に登録されています。
厳島神社にお祀りされている神様は?
厳島神社の主祭神は宗像三女神(むなかたさんじょしん)という、日本神話の天照大神(あまてらすおおみかみ)のうけい(誓約)から生まれた3人の女神です。その3柱とは田心姫命(たごりひめのみこと)、湍津姫命(たぎつひめのみこと)、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)を指します。
玄界灘の海上交通を守護する神として宗像大社に祀られている神様です。
じつは、平清盛のころは伊都岐島大明神(厳島大明神)という神が祀られていたようですが、この神の経歴についてはわかっていません。室町時代から戦国時代にかけてイチキシマという音がよく似た市杵島姫命と結びついて宗像三女神を主祭神としておまつりしたのではないかと考えられています。
厳島神社にはどんなご利益があるのか?
厳島神社には、以下の5つのご利益があると言われています。
- 海上をはじめとした交通安全
- 開運や必勝祈願
- 金運
- 合格祈願
- 縁結び・結婚
1. 海上をはじめとした交通安全
厳島神社は宗像三女神が海上交通の神であることでもわかる通り、瀬戸内の海の航行の守護神でもありました。そのため海上交通、さらに交通安全全般のご利益で知られています。
2. 開運や必勝祈願
海上交通は「航路を開いて道を照らす」ことから、開運や必勝祈願のご利益もあるとされています。
歴史的に見ても、栄華を極めた平清盛が厳島を信仰したことから一気に飛躍しました。また、足利尊氏や毛利元就、豊臣秀吉といった有力武将も必勝祈願に参拝しています。
現在では広島のスポーツ選手もシーズン前などにはよく祈願に訪れています。
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