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イギリスの第一次産業革命とは?歴史や始まりの理由をわかりやすく解説

なぜ産業革命はイギリスから始まったの?
イギリスで産業革命が起きた原因は?
イギリスで産業革命が起きたことでどんな影響があったの?

あなたはこのような疑問を持っていませんか?

今なお続いている産業革命は第一次産業革命から第四次産業革命まであります。そして、最初の産業革命である第一次産業革命は18世紀ごろイギリスで始まりました。

産業革命は18世紀のイギリスを舞台に21世紀現在で第四次を数えるまでにいたっています。

第一次産業革命期に工場で働く人々

イギリスは産業革命によって製品の生産効率を上げ世界の工場と呼ばれるほどの大国に成長、諸外国にまで大きな影響を与えました。そして、その影響はイギリス社会だけでなく諸外国にまで広がります。

ヨーロッパにある島国イギリスがどうやってフランスやドイツなどの大国を差し置き産業革命を成し遂げられたのでしょうか。

ここではイギリスを愛してやまない筆者が第一次イギリス産業革命の歴史や起きた原因、世界に与えた影響について詳しく解説します!

この記事を書いた人

Webライター

岩野 祐里

Webライター、岩野祐里(いわのゆり)。5歳の頃、イギリス史に夢中になり図書館へ通いながら育つ。大学では国際文化を専攻し、イギリス史と英文学の研究に没頭。その後、大学院にて修士課程を修了。研究論文は「19世紀英国の社会と犯罪」について。歴史全般の研究歴は11年、イギリス史は21年に及ぶ。現在はWebライターとして活動中。

イギリス産業革命とは

ジョージ・スチーブンソンが開発したロケット号

第一次イギリス産業革命とは、18世紀から19世紀にかけてイギリスを舞台に起きた産業の大変革です。その名の通り産業革命の始まりを意味しており、私たちの現代生活の基盤をつくる革命となりました。

イギリスの産業革命が具体的に「いつ」起こったかについては諸説あり、ヨーロッパ間の戦争が終わった1760年代をイギリス産業革命の始まりとする人もいれば、産業革命の源となった技術革新期期を始まりとする人もいます。

しかし、いずれにせよ18世紀にイギリス産業革命の基盤ができたことは間違いありません。そのため、本記事では「イギリス産業革命は18世紀ごろに起きた」とします。

蒸気機関の改良によって産業革命を発展させたジェームズ・ワット

イギリス産業革命では主に石炭エネルギーを源力として、蒸気機関による機械化された工場や鉄道など新たな産業用品が登場しました。

それに伴い人々の生活も一変。時計に合わせた規則性のある生活リズムや都市部での工場労働などが日常的になりました。イギリス産業革命は世界産業に繁栄を、人々に大きな生活の変化をもたらしたのです。

イギリス産業革命の年表

1701年「播種機の発明」

1701年、農場主ジェスロ・タルが馬から畑に種を蒔く播種機(はしゅき)を発明。播種機はこれまで農民が直接手で種を蒔いていた農作業を効率的に進められるようにしました。

1705年「蒸気機関の発明」

イギリスの発明家トマス・ニューコメンが最初の蒸気機関を発明。1712年には鉱山の排水用ポンプの製作にも取り掛かりました。

1709年「コークス製鉄法の開発」

1709年頃からイギリスのエイブラハム・ダービー1世がコークス製鉄法を開発。これは後の製鉄業の普及に大きく貢献します。

1735年に息子エイブラハム・ダービー2世が改良を加えたことで、1750年ごろには新しい製鉄法がイギリス全土へ普及しました。

ジョン・スミートン

1760年代には土木工学者ジョン・スミートンが高炉用の送風機を改良し、生産工程は更に効率化します。また1784年には攪拌精錬法が発明され、品質の良い錬鉄が大量生産できるようになりました。

1730年「ロザラム鋤の発明」

1730年にジョーゼフ・フォルジャムの手で頑丈かつ軽量使い勝手の良いロザラム鋤(すき)という農具が発明されます。鋤を使った収穫作業は農民たちの負担をとても軽くしました。

1733年「飛び杼の発明」

1733年、イギリスの発明家ジョン・ケイが織り機の一部である杼(ひ)を改良し織物を織る時に使用する「飛び杼(とびひ)」を発明します。

飛び杼

杼はこれまでたて糸の間によこ糸を通すのに使われていましたが、織り機をより速く動かせるよう改良されました。

1764年「ジェニー紡績機の発明」

1764年にイギリスの発明家ジェームズ・ハーグリーブスがジェニー紡績機を発明。これまでできなかった複数の糸を一度に紡ぐ作業が可能になりました。

ジェームズ・ハーグリーブスとジェニー紡績機

その結果、綿布生産に必要な糸を効率的に作れるようなります。ただジェニー紡績機は小型だったため、都市部の工場には適さず農村の工業地域に普及しました。

1765年「蒸気機関の改良」

ニューコメンが発明した蒸気機関をイギリスの技術者ジェームズ・ワットが改良。復水器で蒸気を冷却可能にし、より効率性を高めました。改良後の蒸気機関は産業の動力として、多くの分野で活躍することになります。

1771年「水力紡績機の発明」

水力紡績機

1771年にイギリスの発明家リチャード・アークライトが水力を利用した水力紡績機を発明。ジェニー紡績と違い数百人の労働者が必要となる大型機械でした。

水力紡績機によって綿糸の大量生産が可能となり本格的な工場制機械工業が幕を開けます。そして、次々と最先端の機械が発明されていきました。

1779年には細くて丈夫な糸を生産するミュール紡績機が誕生。続く1785年には世界初の蒸気機関を動力とした力織機が発明されました。

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