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ウォルトディズニーの名言・格言15選!発言に込められた意図や背景も解説

ウォルトは、今や世界中で知られるアニメブランド「ウォルト・ディズニー社」、そして「ミッキーマウス」の生みの親です。

ウォルトが会社を立ち上げ、世界的な成功を手にするまでの過程は決して平坦なものではありませんでした。あらゆる仕事を転々とし、そしてデビューしたアニメーターとしてもうまくいかない日が続き、会社は何度も倒産の憂き目にあってきました。

世界的アニメーター、ウォルト・ディズニー

それでも諦めずに夢を伝え続けたウォルトが残した言葉たち。今でもさまざまなシーンで私たちに夢の大切さと人として忘れてはいけないことを伝えてくれています。

今回は、そんなウォルト・ディズニーが残した数々の名言の中から15の言葉を厳選しました。そのメッセージが持つ意味や背景も交えてご紹介していきます。

ウォルト・ディズニーの名言と意図、背景

エンターテイナーの心得

カリフォルニアの第1号ディズニーランドでシンデレラ城をバックに映るウォルト

与えることは最高の喜びだ。他人に喜びを運ぶ人は、自分自身の喜びと満足を得る。

ウォルトの考え方の基本であり、すべてが凝縮された一言。彼はただのアニメーターや映画監督で終わらず、あくまでエンターテイナーとしてのウォルト・ディズニーであり続けたのです。

幼少期、父親に愛されなかった過去を持つウォルトは、自分の本当の娘と養子として迎えた娘2人を溺愛していました。彼の「愛してほしかった」という感情が、娘に対しても、そしてウォルトの作品を見ている人にも向けられていたのです。これこそ人々を楽しませるエンターテイナーの心得ではないでしょうか。

答えは自分で探すもの

ミッキーマウスをウォルト自らの手で描いている様子

成功する秘訣を教えてほしい、どうすれば夢を実現することができますかとよく人から尋ねられる。自分でやってみることだと私は答えている。

ウォルトの人生は波乱に満ちていました。特にアニメーターとして「オズワルド」という人気キャラクターを他社に奪われたとき、彼は新たなマスコットキャラクターの存在が必要だと考え、がむしゃらにキャラクターを生み出し続けたのです。

こうして生まれたのが現在のディズニーランドの顔「ミッキーマウス」。成功する秘訣を相手に求めるのではなく自分でやってみることが大事だとウォルトは訴えているのです。

夢、未だ完成せず

ディズニーランドの完成図を前にするウォルト

ディズニーランドが完成することはない。世の中に想像力がある限り進化し続けるだろう。

1955年7月17日、のちに世界的なテーマパークとなる「ディズニーランド」の第1号がカリフォルニア州アナハイムに誕生しました。舞台に立つ花形はもちろん、清掃のキャストまで、まるでエンターテイメントの世界を作り出したウォルトですが、これで自らの理想のテーマパークができたとは考えていなかったのです。

この第1号ディズニーランドができるまでにかかった時間は、構想期間を含めて10年以上。そこまでして形となったディズニーランドは彼にとっては未完成であり、それが完成することはないと言い切っているのです。

どんな意見にも耳を傾けること

1968年に発行された6セント切手

もし清掃作業員が良いアイデアを持っていれば、私は彼のアイデアを採用する。私は権威をひけらかしはしない。普通の人たちの意見を大切にする。

ディズニーランドが未完成であるということは、「想像力がある限り」ディズニーランドは進化するということ。ウォルトはその想像力を得るためならば、仕事上の身分はもちろんのこと、普段からの立場も含めて関係ないと言っているのです。

ウォルトは数多くの挫折と失敗を繰り返してきました。それゆえに、多くの人の意見に耳を傾けることの大切さを伝えたかったのではないでしょうか。

今のままで満足ですか?

ディズニーランドは今も新アトラクションを積極的に作り続けている

現状維持では、後退するばかりである。

ウォルトの代表的な名言です。常に変化をし続けなければ、同じ場所にいたままではどんどんと衰退していくと伝えているのです。

これは他社に奪われたキャラクター「オズワルド」が関係しています。ウォルトはいくつかのヒットキャラクターを持った小さな会社を立ち上げていました。しかし、そのヒットを他社が社員もろとも引き抜いてしまったのです。人気キャラクター「オズワルド」がもしウォルトの手に残っていたら、この名言は生まれていなかったかも知れません。常に変化を求めることで後退せずに暮らせるのです。

トライ&エラーこそが実現の近道

ウォルトが有名になったキャラクター「オズワルド・ザ・ラッキー・ラビット」

失敗したからって何なのだ?失敗から学びを得て、また挑戦すればいいじゃないか。

成功者であるウォルトですが、その生活は決して華々しいものではなかったと娘たちの証言でわかっています。彼自身が倹約家であったことも関係していますが、それ以上に事業が軌道に乗るまでに抱えてしまった負債が大きな理由だとされています。

しかしそれは裏を返せば、ウォルトの人生は成功ばかりではなかったことを表しています。失敗から学んだことを活かして次に進む。大事なことですがついつい忘れてしまうことなだけに、肝に命じておきたい言葉です。

夢を叶える4つのC

東京ディズニーランドに立つウォルトとミッキーマウスの銅像

夢をかなえる秘訣は、4つの「C」に集約される。それは、「Curiosity – 好奇心」「Confidence – 自信」「Courage – 勇気」そして「Constancy – 継続」である

ウォルトは、常に好奇心を持って作品の作成に向かっていました。その結晶は言うまでもなくディズニーランド。彼は「他のテーマパークにはないエンターテイメントがディズニーランドにはある」という自信と、それを実現するための勇気を持っていました。また、ディズニーランドは進化し続ける=継続することで夢の国実現になると考えていたのです。

何より、ウォルト自身が人々を楽しませるエンターテイナーであったその根底には4Cがあったのです。

子どものためだけじゃないディズニーランド

大人から子どもまで楽しめるディズニーランドは訪れる人があとを絶たない

子どものため、もしくは批評家のために作られた作品はヒットしない。私は子どものためにも、批評家のためにも映画を作ったことがない。ディズニーランドは子どもたちだけのものじゃない。私は相手に合わせてレベルを落としたりはしない。

ディズニーランドは子どもだけをターゲットにした従来のテーマパークではありませんでした。ウォルトは構想段階から「大人も楽しめる」ことに主眼を置いていました。

それはつまり、いかなる人でも楽しめる他に類を見ない施設を作り出すこと。難しい理屈や考え方抜きに楽しめるテーマパークをウォルトは作りたかったのです。その狙いは的中し、大人から子どもまで楽しめる施設として、現在もディズニーランドは親しまれるようになりました。

ただのマスコットではない

ミッキーマウスのデビュー作「蒸気船ウィリー」の1コマ

みんながミッキーマウスを見て笑えるのは、彼がとても人間らしいからだ。それが彼の人気の秘密だ。

「蒸気船ウィリー」で初めてミッキーマウスの名を冠したネズミのキャラクター。ミッキーマウスの動きはそれまでの動物的なものとはまったく異なっていました。その動きは人間そのもの。真っ黒い人間のような動きをするネズミのキャラクターは、たちまち人気を博したのです。

ミッキーマウスやそれを彩るキャラクターたちが、コミカルな動きで人々の心を奪っていったのは言うまでもないでしょう。ミッキーマウスの登場は、その後のキャラクターのエッセンスにもなったのです。

過去から逃げるな!

自身の作品「アリスの不思議な国」を手に映るウォルト

過去の出来事に傷つけられることもあるだろう。でも私が思うに、そこから逃げ出すことも出来るが、そこから学ぶことも出来る。

「過去は忘れるタイプ」「過去は気にしない」という人も少なくありません。小さなことにくよくよしないことはいいことではあります。しかし、過去を忘れる目的が傷つくことから逃げることならば、その思考回路はやめたほうがいいでしょう。

ウォルトが抱える数々の失敗はここに紹介しきれないほどあります。しかし、彼はその失敗の過去を忘れることなく、常にそこから何かを学ぶ姿勢を貫いていました。成功する人ほど過去の失敗にこそ目を向けるのでしょう。

人生にはすべて意味がある

ディズニーランドに訪れた子どもたちと写真を撮るウォルト

人生で経験したすべての逆境、トラブル、障害が私を強くしてくれた。

過去から逃げないということは、自分が歩んできた人生と向き合うこと。いかなる逆境、いかなるトラブル、いかなる障害とも真摯に向き合わなければなりません。

どれだけ思い出したくないような出来事でも、そこには必ず意味があるとウォルトは言います。人は過去の上に出来上がり、そして過去から現在、未来へとつながっています。その時に過去の悪い出来事はすべて「あの時に比べたら!」と、時として我々に発破をかけてくれるのです。

すべてを忘れ、なかったことにすることはいいことではないのです。

男の働き方

アメリカにあるウォルト・ディズニー社の本社入り口

男は仕事のために家族を犠牲にしてはならない。

ウォルトには、父親に愛されなかった過去がありました。愛情に欠いた厳格な接し方、職を転々とし家族を困らせたことは、彼の仕事と家庭のバランスに関する価値観を作り出したのです。

どんなに忙しいときでも、授かった実の娘と養子で迎えた娘2人には多大なる愛情を持って接していました。「男は仕事をして家族を養ってこそ意味がある」という家族を置き去りにした考え方に固執していなかったのです。仲違いをしていた父親とも最後は和解。ウォルトの家族に対する愛情の深さが伺えます。

ウォルトの本当の仕事

映画『メリー・ポピンズ』の主演ジュリー・アンドリュース(左)と原作者パメラ・L・トラヴァースと映るウォルト

私は偉大なアーティストでも、偉大なアニメーターでもない。私の周りには、いつも私より優れた技術を持った人たちが私の代わりに働いている。私の仕事は新しいことを考え出すアイデアマンだ。

ウォルトは自分自身を、単なるアニメーターとは考えていませんでした。自分自身はアイデアを出し、それを形にするのは他のアシスタントたちだとの考え方を持っていたのです。

しかし、この考え方に至るまでウォルトはアシスタントにストライキを起こされるような接し方をしていたのも事実です。誰でもできるような仕事を自分がする必要がないと考えていたことは立派ですが、不遜になりすぎないことも大事なのです。

この考えが変わったのは他社によるアシスタントの引き抜き被害にあったあとの話。いかにスタッフが大事かを知った彼だからこそ言える名言でしょう。

宝は本の中にある

企画の打ち合わせをするウォルト(左)

宝島の海賊たちが盗んだ財宝よりも、本には多くの宝が眠っている。そして、何よりも、宝を毎日味わうことができるのだ。

ウォルトは新しいアイデアのためならいかなる本でも参考にしたと言われています。本に書いてあることは変わらないですし、一度手にすれば何度でもそのアイデアに触れることができます。ウォルトはそれを財宝に見立て、この発言をしたのでしょう。

一発逆転のオリジナルのアイデアを模索することも時として大事です。しかし、せっかく先駆者が本という形あるものにアイデアをまとめているのであればそれを使わない手はないと彼は言っているのです。本を通じてアイデアを得て、それを昇華させても悪くはないということなのです。

夢を求め続けなさい

ウォルトはどんな時でも夢を追い続けた

夢を求め続ける勇気さえあれば、すべての夢は必ず実現できる。いつだって忘れないでほしい。すべて一匹のねずみから始まったということを。

ウォルトは常に人々に夢を与える方法を考え続けていました。2度の戦争体験と世界的な大不況で夢も希望も失った人々をどうしたら笑顔にできるのかをか日々思っていたのです。

決して恵まれていたわけではなかった家庭環境。度重なる失敗にスタッフの引き抜き被害。それでもウォルトは、人々を楽しませ続ける夢を諦めきりませんでした。その形こそがミッキーマウスであり、ディズニーランドなのです。

すべては一匹のネズミは、誕生からもうすぐ100年。世代を越え、時代を越えて今もなお多くの人々に夢と感動を与え続けています。

ウォルト・ディズニーの名言集や関連書籍

ウォルト・ディズニーの言葉 ~今、我々は夢がかなえられる世界に生きている~

ウォルトの生誕110周年を記念して出版された本書には、ここでは紹介しきれなかった名言の数々が収録されています。夢を追い求めたウォルトのさらなる名言に触れられる貴重な一冊です。

ウォルト・ディズニー 創造と冒険の生涯 完全復刻版

ウォルト・ディズニーの生涯を綴った伝記とも呼べる一冊がこちらです。波乱に満ちた彼の生涯を知ることができる名著が、電子版で完全復活しました。

ウォルト・ディズニー伝記 ミッキーマウス、ディズニーランドを創った男

子どもから大人まで愛される夢の世界を作り出した男の子ども向けの伝記です。マンガではありませんが、小学校中学年ぐらいならたちまち読めてしまう、ウォルトについて書かれた一冊です。

ウォルト・ディズニーの名言についてのまとめ

ウォルト・ディズニーは、最後まで夢を追い求め続けました。不動の人気キャラクター・ミッキーマウスを作り出し、完成しない夢の国・ディズニーランドを立ち上げてなおも彼は精力的に夢を追求しました。

その背景には彼の波乱に満ちた人生があることは、もはや言うまでもないでしょう。ウォルトだから発することができた15の名言に勇気をもらい、そして夢を叶える人が出てきてくれることを心より祈るばかりです。きっとウォルトもそう思っていることでしょう。

挫けそうなとき、夢を諦めそうなときにはウォルトの名言に触れてみてはいかがでしょうか。きっと何かのヒントをもらえるはずです。

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