ウォルトディズニーの名言・格言15選!発言に込められた意図や背景も解説

トライ&エラーこそが実現の近道

ウォルトが有名になったキャラクター「オズワルド・ザ・ラッキー・ラビット」

失敗したからって何なのだ?失敗から学びを得て、また挑戦すればいいじゃないか。

成功者であるウォルトですが、その生活は決して華々しいものではなかったと娘たちの証言でわかっています。彼自身が倹約家であったことも関係していますが、それ以上に事業が軌道に乗るまでに抱えてしまった負債が大きな理由だとされています。

しかしそれは裏を返せば、ウォルトの人生は成功ばかりではなかったことを表しています。失敗から学んだことを活かして次に進む。大事なことですがついつい忘れてしまうことなだけに、肝に命じておきたい言葉です。

夢を叶える4つのC

東京ディズニーランドに立つウォルトとミッキーマウスの銅像

夢をかなえる秘訣は、4つの「C」に集約される。それは、「Curiosity – 好奇心」「Confidence – 自信」「Courage – 勇気」そして「Constancy – 継続」である

ウォルトは、常に好奇心を持って作品の作成に向かっていました。その結晶は言うまでもなくディズニーランド。彼は「他のテーマパークにはないエンターテイメントがディズニーランドにはある」という自信と、それを実現するための勇気を持っていました。また、ディズニーランドは進化し続ける=継続することで夢の国実現になると考えていたのです。

何より、ウォルト自身が人々を楽しませるエンターテイナーであったその根底には4Cがあったのです。

子どものためだけじゃないディズニーランド

大人から子どもまで楽しめるディズニーランドは訪れる人があとを絶たない

子どものため、もしくは批評家のために作られた作品はヒットしない。私は子どものためにも、批評家のためにも映画を作ったことがない。ディズニーランドは子どもたちだけのものじゃない。私は相手に合わせてレベルを落としたりはしない。

ディズニーランドは子どもだけをターゲットにした従来のテーマパークではありませんでした。ウォルトは構想段階から「大人も楽しめる」ことに主眼を置いていました。

それはつまり、いかなる人でも楽しめる他に類を見ない施設を作り出すこと。難しい理屈や考え方抜きに楽しめるテーマパークをウォルトは作りたかったのです。その狙いは的中し、大人から子どもまで楽しめる施設として、現在もディズニーランドは親しまれるようになりました。

ただのマスコットではない

ミッキーマウスのデビュー作「蒸気船ウィリー」の1コマ
出典:Wikipedia

みんながミッキーマウスを見て笑えるのは、彼がとても人間らしいからだ。それが彼の人気の秘密だ。

「蒸気船ウィリー」で初めてミッキーマウスの名を冠したネズミのキャラクター。ミッキーマウスの動きはそれまでの動物的なものとはまったく異なっていました。その動きは人間そのもの。真っ黒い人間のような動きをするネズミのキャラクターは、たちまち人気を博したのです。

ミッキーマウスやそれを彩るキャラクターたちが、コミカルな動きで人々の心を奪っていったのは言うまでもないでしょう。ミッキーマウスの登場は、その後のキャラクターのエッセンスにもなったのです。

過去から逃げるな!

自身の作品「アリスの不思議な国」を手に映るウォルト

過去の出来事に傷つけられることもあるだろう。でも私が思うに、そこから逃げ出すことも出来るが、そこから学ぶことも出来る。

「過去は忘れるタイプ」「過去は気にしない」という人も少なくありません。小さなことにくよくよしないことはいいことではあります。しかし、過去を忘れる目的が傷つくことから逃げることならば、その思考回路はやめたほうがいいでしょう。

ウォルトが抱える数々の失敗はここに紹介しきれないほどあります。しかし、彼はその失敗の過去を忘れることなく、常にそこから何かを学ぶ姿勢を貫いていました。成功する人ほど過去の失敗にこそ目を向けるのでしょう。

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