【24年11月最新】古事記をよく知れるおすすめ漫画本ランキングTOP11

「古事記を読んでみたいけど、なんとなく難しそう…」
「漫画なら読めそうだけど、どれを選べばいいんだろう?」

日本の神話から古代天皇のご事績が書かれた古事記。日本の原点を知るため、古事記に触れてみたいとお考えの方も多いのではないでしょうか?ですが、登場する神様の名前は長すぎて覚えられないし、内容自体も難しそうで手が出しづらいうえ、古事記関連の書籍はたくさんあって、どれを選べば良いのかわからないですよね。

そんな時に入門用としてオススメしたいのが、やはり漫画です。今回は、たくさん発売されている古事記関連本の中から漫画だけをピックアップし、特にオススメできる作品をランキングにして11冊ご紹介します。

古事記に触れてみたい方のために、肩ひじ張らず軽い気持ちで読める漫画を選んでみました。ぜひ参考にしてみてください。

この記事を書いた人

一橋大卒 歴史学専攻

京藤 一葉

Rekisiru編集部、京藤 一葉(きょうとういちよう)。一橋大学にて大学院含め6年間歴史学を研究。専攻は世界史の近代〜現代。卒業後は出版業界に就職。世界史・日本史含め多岐に渡る編集業務に従事。その後、結婚を境に地方移住し、現在はWebメディアで編集者に従事。

11位:まんがで読む古事記(青林堂)

読んでみて

かつて活字の古事記を読んだことがあったのですが、難しくて挫折してしまい、漫画なら読めるのではないかと本書を手に取り再挑戦しました。やはり漫画はわかりやすくスムーズに読み進めることができます。古事記のストーリーを淡々と描いているタッチにとても好感が持てました。

また、本書は一話一話を丁寧に描いて、多くの書籍では省かれているエピソードも盛り込まれているので、過去にザっと古事記に触れた人でも新しい発見があるのではないでしょうか。

みんなのレビュー

10位:子どものためのまんがで読む古事記

読んでみて

小学生の子供のために買ったのですが、いつのまにか私自身も一緒になって読んでいました。戦前の人たちは日本神話を学校教育で習ったいたと思うと本当に羨ましいです。日本の歴史や御先祖様と、現代に生きる自分とを繋げてくれる本だと思います。

私が最初に購入した時には1巻しか出ていなかったため、子供は続きが知りたくて仕方がない様子でした。我が子を立派で幸せな日本人にするためにも、これからも古事記を読ませたいと思います。

みんなのレビュー

古事記編纂1300年なので、漫画で読んでみました。出雲のほかに野洲川、淡路島など行ったこと、住んだことがある場所が出てきて親しみを感じました。黄泉の国への入り口とされる黄泉比良坂に行ったことがないので行ってみます。

引用元:ブクログ

9位:マンガで読み解く 真説・古事記

読んでみて

読みにくい古事記を一般に分かりやすく漫画にしたうえで、歴史作家の作者さんが歴史観を付与して記述した一冊。このような性格上、やや学問的な側面を持っているため、純粋に神話を楽しみたい方よりも、歴史と絡めて古事記に触れたい方向けです。

各章ごとに、現代的な解釈と学説が照会されているので、ただの神話ではなく古代史としての理解も深まる解説書として読むと、非常に楽しめます。

みんなのレビュー

8位:古事記 マンガ日本の古典

読んでみて

あの石ノ森章太郎氏が描いた古事記です。登場する神様それぞれに愛嬌があり、表情が豊かなので愛着が湧き、読んでいて純粋に面白かったです。ときどき石ノ森氏のツッコミが入ったり、吹き出し以外のところにもにユーモアが溢れていて、いい意味で砕けていて読みやすい一冊。

古事記には際どい描写がいくつかあるのですが、その辺りもリアルに表現しており、ある意味、原本に忠実に描かれた漫画です。そういった意味では大人の方が楽しめる一冊なのではないかと思いました。

みんなのレビュー

古事記の内容はほとんど知らないまま読みました。
漫画であっても、難解な部分があり、飛ばし読みしたりもしましたが、聞いたことある人名やことわざなど、なるほどと思うところもあったりして、読みやすかったです。

引用元:honto

7位:古事記: 創業90周年企画

読んでみて

もともと古事記や日本神話についての知識が少なかったため、いくつかの漫画化されたものを読んできましたが、この本は特に良かったです。本書は特に原本に近い形で漫画してるように感じ、たいへん満足できました。

絵のタッチが少女漫画風なので好みが別れるかと思いまが、男性の自分でも違和感なく読めました。それぞれの章の終りに短い解説も書かれているので、より理解が深まりますね。

みんなのレビュー

6位:古事記(小学館文庫 マンガ古典文学)

読んでみて

今まで何度か古事記をトライしたのですが、なかなか最後まで読めませんでした。しかし、本書はすんなり頭に入って来て、ついに古事記を読み終えました。本書はストーリーを重視して描かれているため、物語の流れが実に掴みやすいです。

本書を読んでからだと、活字の古事記も理解できる気がしてきます。なので、より深く古事記を学んでいきたい大人の方の入門書としても優れていると感じました。

みんなのレビュー

冒頭から、もともと日本には民族の言語として「やまとことば」があり、古事記はやまとことばで「ふることふみ」と読む、とあり驚きました。漫画ですので読みやすく、一気に読み終わりました。最初の一冊として、おすすめです。

読書メーター

5位:マンガ 面白いほどよくわかる!古事記

読んでみて

漫画だけではなく地図や写真付きの解説もあり、あらゆる角度から古事記をわかりやすく伝えてくれる1冊です。文字と写真と地図で補足があるので、単なる読み物として楽しむ以上の満足感が得られます。

やはり漫画はわかりやすさが段違いですし、絵も綺麗なのでオススメです。コラムも情報がたっぷりで読みごたえがあり、大人でも十分楽しめる内容となっています。

みんなのレビュー

漫画で見やすく、コンパクトにまとまっていた印象です。わかりやすかった。幕間に挟まれる地図があり、これをもとに旅の計画を立てたくなりました。断片的だった日本の神話のストーリーが僕の中で繋がって、いい勉強になったと思います。

引用元:読書メーター

4位:全解 絵でよむ古事記

読んでみて

漫画で描かれたカジュアルな古事記本は多くあります。しかし、本書は古事記の内容が省略されることなく漫画化されている点が多きな特徴です。そのため、漫画とはいえ内容盛りだくさんなので、どちらかと言うと大人の方にオススメしたい一冊。

とは言え、決して難しいわけでなはく楽しく読めることには変わりありません。漫画でありながらも、硬派に古事記を学びたい方にオススメです。

みんなのレビュー

3位:マンガ 遊訳 日本を読もう わかる古事記

読んでみて

古事記の内容を漫画と平易な文で説明した一冊です。とにかくわかりやすくて、いい意味で軽い文章なため、すっと頭に入ってきます。 登場する神様が多く名前も長いので、全てを覚えるのは難しいですが、日本神話の大筋をつかむことができるので満足できました。

古事記の歴史的な価値はもちろんですが、物語としてもたいへん面白く、神話にゆかりのある場所を訪ねてみたくなりました。旅行で神社に行くのが楽しくなる一冊です。

みんなのレビュー

2位:愛と涙と勇気の神様ものがたり まんが古事記

読んでみて

日本人として知っておきたいとは思いつつも、なんとなくとっつきにくかった古事記を分かりやすく読めました。やはりマンガはこういう時に便利です。イラストが可愛らしく、内容も簡潔に書かれていたため楽しく学べます。本書を通じて日本のルーツ、文化、習わしを知ることができて非常に満足できました。

天皇陛下が世界で唯一エンペラーと呼ばれていることや、歴史の繋がりや存在の重さなどの理解が深まるとともに、認識も改まります。古事記は日本の根本なので、教育にもぜひ取り入れて欲しいですね。

みんなのレビュー

1位:まんがで読む 古事記(学研まんが日本の古典)

読んでみて

漫画でわかりやすく書いているため非常に理解しやすいです。本書に限ったことではありませんが、子供向けの漫画ですと表現にも制限がかかるため、若干内容も薄くなってしまいがちです。しかし、漫画を補足解説したコラムで、楽しみながら古事記の世界を知ることができ、とっかかりとしては非常に優れていると思います。

特に本書は、初めて古事記を読む人でもすらすらと読めるので入門に最適です。手軽に学習したい中・高生、大人にも幅広くオススメできる1冊です。

みんなのレビュー

古事記が学べる関連動画

古事記をわかりやすく簡単に20分で解説【日本の聖書のあらすじで神道を学ぼう】

古事記の内容を約20分にまとめて解説しています。複雑で難しそうなイメージのある古事記を、わずかな時間で上手にまとめてあるので、初めて古事記に触れる方だけでなく、時間が無い方にも非常にオススメできる動画です。

まとめ

古事記は現存している日本最古の歴史書であり、古来より伝わる日本の神話伝承や古代天皇のご事績をまとめた極めて重要な歴史書です。また、神話や歴史は、世界中どの国でも国民のアイデンティティとなる大事なものです。

戦前は学校の授業でも教えていた日本神話。しかし敗戦の結果、日本の弱体化を狙ったGHQにより日本神話は封印され、日本人の原点や精神性は骨抜きにされました。

本来、日本人であれば知っているはずだった日本神話。一人でも多くの日本人が自国の神話を知るために、まずは漫画から古事記に触れていただけると嬉しいです。

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1 COMMENT

えむ

あの名作、こうの史代の「ぼおるぺん古事記」が無いなんて!
イザナギが黄泉の国のイザナミを見てしまうシーンは、この人すごい!って脱力しました。
でも最近の若い人には訳わからないシーンだろうな。
コノハナサクヤ姫とイワナガ姫も好きです。

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