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歴史能力検定とは?各級のレベルや合格率、取得メリット、勉強方法も解説

歴史能力検定とは、歴史に関する民間資格を得る検定試験です。小学生でも十分合格できる5級から、最難関大学の受験問題のような1級まで、幅広いレベルの級があります。

歴史能力検定の過去問テキスト
出典:中国語の通訳案内士を目指して!

しかし、どのような試験なのか?レベル別の難易度や学習方法、取得するメリットなどを疑問に感じている人もいるのではないでしょうか?

この記事では、歴史能力検定とはどんな検定試験なのかといった解説に加え、各級の具体的な難易度や勉強方法をご紹介します。歴史能力検定と似ているご当地検定についても触れました。最後まで読むと、自分に合った歴史能力検定のレベルや学習の取り組み方がわかるでしょう。

歴史能力検定とは

歴史能力検定で合格した際に申請できる合格認定カード
出典:Segmo オンラインショップ

歴史能力検定は民間資格ではあるものの、「歴検」という名称で社会科系の検定資格として知名度が高いです。1997年に「歴史能力認定試験」として始まり、これまでにのべ54万人が受験しています。自分の歴史知識や理解度を測るための試験ですが、2級以上を取得すると入学試験や資格試験の免除となるメリットもあります。

もともとは社会教育の一環としてシルバー世代を対象に始まった検定試験でしたが、実際には若い世代の歴史好きを掘り起こすことになり、現在では中学生が受験生の多くを占めています。

歴史能力検定の試験概要

歴史能力検定試験問題
出典:大人の教養ノート
受験資格年齢や学歴などに制限なく
誰でも受験可
試験場所全国各地
試験内容筆記試験
受験料5級2,800円〜1級7,800円
合格率・5〜準3級までは70%以上
・3級は50%前後
・2〜1級は30%前後
合格基準目安として正答率60%
主催団体歴史能力検定協会

受験資格

小学生もチャレンジしている歴史能力検定
出典:愛Tソリューション

受験資格に制限はありません。自分の希望する級から受験することができます。これまでに10歳未満から70歳以上の方まで試験を受けています。また、試験時間が重ならない場合は、違う級に同時出願も可能です。

受験料

インターネットで申し込みの場合はクレジットカード決済、もしくはコンビニエンスストア決済、郵便払込から選べます。専用の願書に記入し、郵便局での支払いもできます。

  • 1級:7,800円
  • 2級:6,800円
  • 3級:4,900円
  • 準3級:3,900円
  • 4級:3,000円
  • 5級:2,800円

合格率

世界史・日本史ともに、1級に10回合格すると貰える「大博士」の称号を得た人もいる。
出典:朝日新聞デジタル

2019年に実施された、第38回の歴史能力検定合格率は以下の通りです。

  • 1級(日本史):53.4%
  • 1級(世界史):31.3%
  • 2級(日本史):26.4%
  • 2級(世界史):58.8%
  • 3級(日本史):43.8%
  • 3級(世界史):45.0%
  • 準3級:82.2%
  • 4級:69.5%
  • 5級:91.8%

合格基準

歴史能力検定に3回以上合格すると、合格回数に応じて別で称号と盾がもらえる。
出典:歴史能力検定に合格しよう

各級100点満点で、合格基準は正解率60%が目安ですが、試験により多少変動があります。

また、日本史・世界史ともに1級に3回合格すると「修士」という称号がもらえ、木製盾が贈呈されます。5回合格すると「博士」となりクリスタル盾が、10回合格すると「大博士」となりディクショナリークロックがもらえます。2020年時点で、「修士」は136名、「博士」は84名、「大博士」は16名となっています。

大学院学位授与式
出典:教育×WASEDA ONLINE

歴史検定で得た称号は、もちろん履歴書などにも載せることができます。ただ、一般的に「修士」というと大学院の修士課程を修めた後に授与される学位であり、「博士」とは大学院の博士課程を修めた、もしくは博士論文が認められた人に授与される学位です。勘違いされないように、履歴書には「歴史能力検定日本史修士」といった表記をするようにしましょう。

各級の内容やレベル

歴史の理解度を図るために検定を利用する学校もある。
出典:花咲徳栄高等学校

5級

5級は「歴史入門」となっており、小学校修了程度の基本的な日本史の問題が出題されます。世界史は範囲外です。小学生や中学生が自分の歴史知識を試すのに最適なレベルと言えます。試験時間は50分で、40問出題され、出題形式は3肢択一問題です。中学入試の内申書に記載してもらうためにチャレンジする小学生もいます。

実際、受験者も8割近くが10代で、10代未満の子どもの受験者も1割程度います。最近では、一緒に楽しく歴史を学びたいという親子も多く受験している級です。

4級

高校受験では内申書が合格の決め手になることも多い。
出典:栄光ゼミナールの高校受験情報

4級は「歴史基本」とされ、中学生程度の知識が求められます。日本史と世界史が一つになった試験で、歴史の常識問題が出題されます。世界史も試験範囲ではありますが、小学生でも歴史好きな子供は頑張って受験して合格できるレベルです。

一部の高校では歴史能力検定の合格が評価の対象として扱われているので、内申書のために取得する中学生もいます。10代の受験者が9割近くを占める級です。試験時間は50分で、50問出題され、4肢択一問題です。

準3級

千代田区立九段中等教育学校は内申点の割合が高い学校として知られる。
出典:千代田区

準3級は、中学校で学ぶ程度の歴史知識を基本としていますが、そこにとらわれない範囲からも出題されます。一般的に準3級は高校受験レベルと言われており、内申書の加点対象として考えるのであれば、準3級以上を取得しておきたいですね。高校受験のための日本史の学習として準3級の検定試験を活用する中学生もいます。

試験時間は50分で、50問出題され、4肢択一問題です。なお、準3級は日本史のみで、世界史の科目はありません。

3級(日本史・世界史)

3級から日本史と世界史で個別に試験が行われる。
出典:予備校なら武田塾 滋賀彦根校

3級は日本史と世界史の2科目別で試験が行われます。高校で学ぶ基本的な歴史知識を問われますので、社会人や高校生向けのレベルです。受験生は主に10代で6割以上を占めますが、3級からは20代以上の受験者も一定程度いるので、一般的な社会人が自分の歴史知識を試すのに利用している級と言えます。

日本薬科大学技能工芸学部では、歴史能力検定3級取得でAO入試の際に点数が加算される。
出典:日本薬科大学

一部の大学では、3級を取得しておくと入試の際に優遇措置があります。試験時間は50分で、50問出題され、4肢択一問題です。

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