エルヴィス・プレスリーの死因は?便秘説など様々な噂や与えた影響も紹介

エルヴィス・プレスリーの死が与えた影響

本人の自宅前に数万人のファンが詰めかけた

エルヴィス・プレスリーの自宅
出典:アメブロ

エルヴィス・プレスリーの突然の死は世界中のファンを驚かせました。エルヴィスが亡くなった翌日には彼の自宅前に数万人のファンが詰めかけ、自宅前の6車線もある「エルビス・プレスリー大通り」を埋め尽くしたと言います。

多くの人々が集まったことにより起こったパニックや当日の猛暑で十数人のファンが失神し、救急車で運ばれる事態にもなりました。さらに悲しいことに多くのファンが詰めかける現場に飲酒運転の自動車が突っ込み、二人の女性ファンが亡くなるという痛ましい事故も起こっています。

最後のアルバムが大ヒット

エルヴィスが亡くなった翌日には彼が生前最後にリリースしたアルバム「ムーディ・ブルー」の販売数が急増し、たった1日で25万枚を売り上げたと言います。生前アルバムを5億枚以上売り上げてたエルヴィスでも、これは驚異的な数字です。

1977年にリリースされたこのアルバムはアメリカのカントリーチャートで第1位を獲得し、全米・全英チャートでは第3位にランクインしています。1977年のミシガン州でのコンサートをレコーディングしたものと、新たにスタジオでレコーディングされたものを収録したアルバムでした。

エルヴィス・プレスリーの死後に起こった出来事

トリビュート・コンサートが開催された

メンフィス

エルヴィスのトリビュート・コンサートである「エルヴィス・ザ・コンサート(現エルヴィス・プレスリー・イン・コンサート)」が、1997年にメンフィスで開催されました。それ以降全米各地で公演が行われ、年に1回のペースで世界中へツアーに出掛けています。

コンサートは生前のエルヴィスのコンサート映像に合わせて当時のバンドメンバーが演奏するというパフォーマンスで、1970年に行われたツアー「That’s The Way It Is」や1972年の「Elvis on Tour」など伝説的なコンサートの模様が使用されています。

1999年にはエルヴィス・ザ・コンサートが日本でも開催され、来日上演を記念したアルバム「エルヴィス・ザ・コンサート~1999ワールド・ツアー」がリリースされました。

生存説がささやかれた

生存説がささやかれるエルヴィス
出典:音ハコ

エルヴィスが亡くなったのが42歳という若さだったためか、実は彼は生きているのではないかという生存説が後を絶ちません。「エルヴィスを見た」という目撃情報や、生存説を裏付けるカセットテープまであると言います。

エルヴィスが生きているという確実な証拠を見つけた人には、300万ドル(約3億4000万円)という懸賞金を支払うというウェブサイトまで現れました。

アメリカの放送局・CBSの調査によるとエルヴィスの生存説を信じるアメリカ人は、全体の7%である約2000万人に上るといいます。もし彼が生きているとしたら2021年現在86歳のはずで、ファンたちにとっては夢のような話でしょう。

エルヴィス・プレスリーのお墓

家族とともに埋葬されている

エルヴィス・プレスリーのお墓
出典:Goo ブログ

エルヴィスのお墓は彼が生前住んでいたグレースランドの邸宅にあります。実際にエルヴィスが住んでいた邸宅と敷地は1982年に彼にまつわる物を展示する博物館として、多くの見学者が訪れる観光スポットに生まれ変わりました。

メディテーションガーデンと呼ばれているこの墓地にはエルヴィスの他にも彼の父、母、祖母が埋葬されていて、出生後すぐに亡くなってしまったエルヴィスの双子の兄弟の記念碑もあります。メディテーションガーデンとは「瞑想の庭」という意味があるそうです。

遺体が安置されていた場所がオークションにかけられる予定だった

オークションにかけられる予定だった霊安室
出典:BARKS

エルヴィスの遺体は現在のグレースランドに埋葬される前に、約2か月間メンフィスのフォレスト・ヒル墓地に安置されていました。その霊安室が2012年にオークションに出品される予定だったと言います。

しかしそのことを知ったエルヴィスのファンたちが激怒し、エルヴィスの聖地として保存すべきだと猛抗議しました。これを受けて企画会社であるジュリアンズ・オークションズは霊安室をオークションの商品から外すことを決定し、実際にオークションが行われることはなかったのです。

エルヴィスプレスリー死因に関するまとめ

いかがでしたか?

エルヴィス・プレスリーの死因は処方薬の多用・誤用による心臓発作というのが公式な発表ですが、あまりにも早過ぎたエルヴィスの死はさまざまな憶測を生み多くの影響を世の中に与えました。

世界的な大スターになったエルヴィスには、私たちにはわからないような悩みや苦しみがあったのでしょう。処方薬の乱用さえしていなければ、彼はまだ生きていたかもしれません。

もしアメリカのメンフィスを訪れることがあれば、グレースランドの博物館に足を運んでみてください!

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