日本で起きた有名な通り魔事件一覧まとめ【事件の詳細も解説】

2008年:秋葉原通り魔事件

加藤智大
出典:NEWSポストセブン

秋葉原通り魔事件とは、2008年6月8日に東京都千代田区外神田の秋葉原で起きた事件です。犯人は25歳男性・加藤智大で、凶器は2トントラックとダガーナイフでした。事件当日、犯人は2トントラックで交差点に突入し、歩行者をはねてタクシーに衝突し停車。

犯人は車から降り、ダガーで通行人や警察官を殺傷しました。被害者は17名で内7名が死亡。10名が負傷しました。犯人はその後の裁判で、死刑判決を受けています。

2008年:八王子通り魔事件

八王子駅
出典:Wikipedia

八王子通り魔事件は、2008年7月22日に東京都八王子市京王八王子駅のショッピングセンター9階、啓文堂書店で起きた事件です。犯人は菅野昭一で、被害者は書店の女性アルバイトと女性客の2名です。その内、1名が死亡。1名が負傷しました。

凶器は文化包丁で、犯行理由は仕事の悩みと親への不信感でした。その後の裁判で、犯人は殺人罪と殺人未遂罪、銃砲刀剣類所持等取締法違反で懲役30年の実刑判決を受けています。

2010年:マツダ本社工場連続殺傷事件

マツダ本社工場連続殺傷事件とは、2010年6月22日に広島南区と安芸郡府中町にあるマツダ本社工場で起こった事件です。犯人は元マツダの期間工員であった引寺利明で、乗用車を暴走させ計12名の被害者を出しました。

12名の内、1名が死亡。11名が重軽傷を負いました。事件後の裁判で犯人は無期懲役の刑を受けています。

2010年:取手駅通り魔事件

斉藤勇太
出典:広部ハウジング

取手駅通り魔事件とは、2010年12月17日に茨城県取手市、取手駅西口の路線バス車内で起きた事件です。犯人は27歳無職男性・斉藤勇太で、文化包丁を手に路線バスに乗り込み、乗客を次々と刺しました。死亡者はいませんでしたが、被害者は14名でした。

犯行理由について犯人は、「リストラされ、再就職がうまくいかず、自分の人生を終わらせようとした」と供述。逮捕後、傷害と銃刀法違反で起訴され、懲役3年6ヶ月を言い渡されています。

2011年:埼玉・千葉連続通り魔事件

裁判では「女性を襲うのに性的興奮を感じた」とも供述

埼玉・千葉連続通り魔事件とは、2011年11月18日に埼玉県三郷市で、12月1日に千葉県松戸市で起きた事件です。犯人は16歳の少年で、凶器は刃渡り15cmの折り畳みナイフと刃渡り17cmのナタでした。被害者は小中学生の少女2名で、いずれも重症です。

犯行理由について犯人は「歩いている人を殺そうと思った」と述べました。犯人は、その後の裁判で医療少年院へと送られています。

2012年:大阪心斎橋通り魔殺人事件

磯飛京三
出典:産経新聞

大阪心斎橋通り魔殺人事件とは、2012年6月10日に大阪市中央区心斎橋で起きた事件です。犯人は36歳男性・磯飛京三で、包丁を手に通行人に襲いかかり、何度も刺しています。被害者は2名でどちらも死亡。被害者の内、1人はゲーム音楽家の南野信吾さんでした。

犯行理由は刑務所出所後、社会に居場所がなかったため死刑になるために人を刺したと供述。その後の裁判では、無期懲役を言い渡されています。

2012年:博多駅通り魔事件

博多駅通り魔事件とは、2012年10月20日に福岡県福岡市の博多駅構内で起きた事件です。犯人は26歳男性・中野公貴で、包丁を手に駅にいた男性6人に襲いかかっています。被害者は6名で、内5名が重軽傷。1名は服を切られたものの怪我はありませんでした。

犯行理由について犯人は「人を切りたいと思った」と供述。その後の裁判では懲役6年6ヶ月の判決を受けています。

2013年:江田島中国人研修生8人殺傷事件

広島県江田島市
出典:Wikipedia

江田島中国人研修生8人殺傷事件とは、2013年3月14日に広島県江田島市のカキ養殖加工会社で起きた事件です。犯人は中国人技能実習生で、カキ用の工具やスコップを使用し工場の経営者や従業員を襲いました。被害者は8名で、内2名が死亡。6名が重軽傷を負いました。

犯行理由は言語の壁による人間関係の孤立・トラブルと見られています。その後の裁判で犯人は無期懲役を言い渡されました。

1 2 3 4 5

3 COMMENTS

コメントを残す