日本&世界のハッカーが起こした有名事件
ここからは、日本や世界で起きたハッカーによる事件3つをご紹介します。紹介する事件は以下の通りです。
- PlayStation Network個人情報流出事件
- パソコン遠隔操作事件
- ドコモ口座不正利用
PlayStation Network個人情報流出事件
ソニーデータ漏洩は2011年4月に起きた事件です。この事件では、ソニー・コンピュータエンタテインメントとソニー・ネットワーク・エンターテインメントのネットワークサービスを利用するカルフォルニア州サンディニスタのデータセンターに不正アクセス。7700万件のユーザー情報が漏洩しました。この数は、情報漏洩件数としては過去最多となります。
これを受けてソニーはサービスの停止を行いました。そして、5月にはサーバーを復旧させ、サービスを開始しました。
パソコン遠隔操作事件
パソコン遠隔操作事件は2012年に日本で起きた事件です。犯人の片山祐輔は、インターネット掲示板2ちゃんねるで、ウイルス感染したウェブサイトの閲覧を誘導。これをクリックした5人が、遠隔操作の被害に遭いました。片山は遠隔操作したコンピューターで、殺人や襲撃予告を書き込み、コンピューターの持ち主を逮捕に追い込みます。
しかし、2013年に逮捕。翌年に釈放されるも、証拠隠滅のためスマートフォンを埋めていたところを捜査員に見つかります。その後一連の事件の容疑を認めました。
ドコモ口座不正利用
ドコモ口座不正利用は2020年8月に日本で起こった事件です。ドコモ口座を経由して、地方銀行に口座を持つ人の預金が不正利用。9月の時点で被害総額は2,848万円にも及びました。
この事件で、2021年1月に日本在住の中国籍の男女5人を、電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕しました。
有名ハッカーをよく知れる映画
ここからは、有名ハッカーを知れる下記5つの映画を紹介します。
- ザ・ハッカー
- ピエロがお前を嘲笑う
- ブラックハット
- 持たざるものが全てを奪う
- スノーデン
気になる作品があれば、ぜひ一度見てみるのをおすすめします。
ザ・ハッカー
ザ・ハッカーは、2000年に公開された映画です。下村努の『テイクダウン―若き天才日本人学者vs超大物ハッカー』を原作にした作品で、ケビン・ミトニックを主人公に添えています。
実際に合った事件を題材にしただけあり、見ていてスリルが止まりませんでした。手に汗握る天才同士の攻防戦を見たい方はぜひおすすめです。
ピエロがお前を嘲笑う
ピエロがお前を嘲笑うは2014年に公開されたドイツ映画です。冴えない学生のベンヤミンが、試験問題をハッキングしたことで社会奉仕を強いられます。その際に会ったマックスとハッキングの才能を生かしてハッカー集団クレイを結成。国内のシステムを手あたり次第ハッキングし、国内を混沌の渦に巻き込んでいきます。
二転三転するストーリーと映像の良さは、見る者を魅了します。また、謎を解いていく内に自らがその術中にハマり、騙されたということ間違いありません。
ブラックハット
ブラックハットは2015年のアメリカ映画です。香港とアメリカの原子力発電が何者かにハッキングを受けました。この事件を解決するため、投獄中の天才ハッカー・ハサウェイの力を頼ります。こうして、天才と天才のハッカー対決が巻き起こります。
ブラックハットは、ハッキングとアクションを混ぜたアクション映画です。2つの個性をテンポよく見せてくれるので、見ていて飽きません。アクションも同時に見たい方はおすすめです。
持たざるものが全てを奪う
持たざるものが全てを奪うは2017年に公開されたアメリカ映画です。アメリカに家族で移住してきたアレックス。父親は定職に就かず、母親は就職先の銀行を解雇されます。そんな時にネット上でゼットという男に心酔したアレックスは、ブラックビジネスに関わっていくのでした。
この映画では、どん底から這い上がっていくアレックスの生き様が見られます。そして、次第に闇の世界に沈んでいくアレックスの内面の悪も垣間見えます。泥臭いハッカーを見たいという方にはおすすめの一本です。
スノーデン
スノーデンは2016年に公開されたアメリカの映画です。原作は元CIA職員エドワード・スノーデンの活躍を描いた『スノーデンファイル 地球上で最も追われている男の真実』。アメリカ政府が、秘密裏に作成していた国際的情報監視プログラムを、2013年にスノーデンがイギリスのガーディアン誌に告発した内容です。
この映画では、CIAというキャリアにありながら、アメリカ政府に反旗を翻したスノーデンが事細かに描かれています。また、自分の信念を貫き通したスノーデンに、心惹かれること間違いなしです。
ハッカー有名に関するまとめ
今回はハッカー有名について解説しました。一言でハッカーということは簡単ですが、善悪行為で分類されることやハッキングだけでなく、プログラミングが得意な人もハッカーと呼ばれることには驚きでした。人間は知識を持ってしまうと、それを試したくなってしまう生き物。
その探求心をハッキングといった悪事に使うのではなく、サーバー攻撃やコンピューターウイルスなどの対策に使用すると、世界が安全にネットワークを使用できると感じました。
この記事を通してハッカーについて興味や関心を持っていただけたら、幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
