犯人がわかっている未解決事件15選!捕まらない理由や最新情報も紹介

これまで起きた事件の中には、残念なことに未解決になってしまっている事件もあります。しかしそんな未解決事件の中には、犯人がある程度見当がついている事件も存在します。

そこでこの記事では犯人がわかっている、もしくはある程度犯人の予想がついているにも関わらず、未解決として処理されている事件を日本、世界に分けて15選紹介していきます。ただし犯人の予測内容は、あくまで可能性であることを考慮の上に読んでいただけたら幸いです。

この記事を書いた人

一橋大卒 歴史学専攻

京藤 一葉

Rekisiru編集部、京藤 一葉(きょうとういちよう)。一橋大学にて大学院含め6年間歴史学を研究。専攻は世界史の近代〜現代。卒業後は出版業界に就職。世界史・日本史含め多岐に渡る編集業務に従事。その後、結婚を境に地方移住し、現在はWebメディアで編集者に従事。

日本編:犯人がわかっている未解決事件10選

犯人がわかっている・もしくは予想がついている日本の事件を12件紹介

1968年:三億円事件

犯人のモンタージュ写真
出典:Cherish

三億円事件とは、1868年に起きた窃盗事件です。東芝の府中工場従業員に支払うはずだった3億円が、白バイに扮した人物に奪われてしまいます。偽白バイは輸送車に爆弾が仕掛けられているといい、煙を点火させ運転手たちが逃げると白バイを残して現場を去っていきます。その後捜査で容疑者が何人か浮かび上がるも、解決に至りませんでした。

一番犯人として有力候補に上がっていたのが、立川グループと呼ばれる不良グループのリーダー格だった「少年S」と呼ばれる人物です。少年Sの父親は白バイ警察官であり、犯行の手口も立川グループの手口でした。そのため警察は少年Sの家を家宅捜索するも証拠は見つからず、事件発生後から5日後に青酸カリを飲み自殺してしまいました。結局警察は少年Sを「シロ」として断定しています。

2018年に白田という人物が出した小説の単行本
出典:amazon

そんな3億円事件が発生してから50年後の2018年に、ネット上の無料小説サイト「小説家になろう」で「府中三億円事件の幕開けーー少年Sとの出会い」が載せられました。そこには「自分は三億円事件の犯人です」と白田と名乗る人物が、運転技術から「少年S」に誘われて犯行に及んだと小説に書かれています。しかし犯人しか知らないはずの内容もあれば、辻褄が合わない内容もあり真意は不明のままです。

三億円事件の犯人は誰?少年Sとその父親の現在、自称犯人の白田も調査

1978年:足立区女性教師殺人事件

被害者女性
出典:管理人のぼやき特集!

1978年に東京都内の小学校に勤める女性教師が失踪した事件です。8月15日に当直当番だった女性が出勤せず、失踪が発覚。捜索願を出し、捜査するも未解決となっていました。また大韓航空爆破事件の金賢姫が日本語教師に似ていると話したために、「特定失踪者リスト」に北朝鮮による日本拉致問題の被害者として名前が載っています。

しかし事件から26年後の2004年に、元学校の警備員だった男が自首し、被害者殺害を自供しました。理由は道路の拡張工事のために立ち退きを迫られており、死体の発見は免れないと判断したからだといいます。犯人の元住宅を捜査すると、一階和室床下には防水シートにくるまれた被害者遺体が発見されました。

女性の遺体は犯人家の床下に隠されていた
出典:トラブルブック

犯人の供述によると、校内で肩がぶつかったことで口論となり、騒がれたので逆上して殺害したといいます。この事件は既に時効が成立していたために、起訴されることはありませんでした。犯人は自首したものの「謝る気はまったくありませんから…」とマスコミにコメントしたといいます。

1979年:北関東連続幼女誘拐事件

事件は群馬県と栃木県で5件起きている
出典:Wikipedia

1979年以降5件の女児誘拐事件が、群馬県太田市及び栃木県足利市で起きています。事件の特徴は被害にあったのが4歳から8歳までの児童で、そのうちの3件はパチンコ店で行方不明となり河川敷が死体遺棄現場となっています。5つの事件は全て未解決となり、時効が成立しました。

犯人と言われている人物は、人気アニメ「ルパン三世」のルパンに似ていることから「ルパン」と呼ばれているようです。背格好が細身なのが特徴で休日パチンコ店に来て一日中咥え煙草で過ごすような人物だったといいます。この事件は他の男性が犯人として逮捕されていました。しかし冤罪が発覚しており、冤罪証明に貢献した記者が、犯人と思われる人へのインタビューに成功しています。

犯人はルパン三世に似た細身の男性といわれている
出典:mousouzouのブログ

その時秘密裏に入手したDNAが、女児の遺品に付着したDNAと一致したといいます。しかし逮捕に至っていない理由は、DNA鑑定の失敗も含めた誤認逮捕による冤罪が露見してしまい、逮捕しても警察の不手際を証明してしまう結果となるために捜査に乗り切れないといわれているようです。

1984年:城丸君事件

城丸君事件は黙秘を通し無罪となった事件だ
出典:世にも奇妙な事件簿

北海道札幌市で起きた男子失踪死亡事件です。当時9歳だった城丸君が失踪し、城丸君が最後に目撃されたアパートの住人が被疑者である女性でした。その女性は捜査の時の事情聴取で、「確かに城丸君は来たが、家を間違えていたので正しい家を教えた」と証言していました。

しかし事件から14年後の1996年に、被疑者の自宅から身元不明の遺骨が出てきたために、義弟が警察に通報。DNA鑑定すると城丸君のものだったのが判明したのです。しかし時効が迫っていたために十分な捜査ができず、十分な証拠をそろえることができないまま起訴。しかし殺害方法が不明であったこともあり、有罪に持ち込むことができずに終わっています。

被疑者の家が火事になった時に遺骨を義弟が発見したという

被疑者は事件に対して黙秘を貫いたために、犯行動機などは明らかになっていません。裁判官が400程の質問をしても全て黙秘し、最終的に無罪判決が言い渡されたのです。城丸君の遺族は「本当のことを話して欲しかった」と無念の思いを語っています。

1991年:悪魔の詩訳者殺人事件

事件のあった筑波大学キャンパス
出典:Wikipedia

筑波大学のキャンパスで助教授の男性が、キャンパスホールのエレベーターで刺殺されていた事件です。殺害は左に2か所、右に1か所の傷があり、いずれも頸動脈に到達するほどの傷だったといいます。

また、右の胸や腹にも刺し傷があり、一部は肝臓にまで達するほどの傷だったといいます。

この事件の殺害方法は「イスラム式の殺し方」であったのが特徴でした。被害者は「悪魔の詩」と呼ばれる小説を1年前に翻訳していますが、反イスラム的な内容が含まれているためにイランの最高指導者は、本を翻訳した人を死刑にする法律まである程のものでした。

小説「悪魔の詩」を翻訳していた
出典:Wikipedia

犯人として筑波大学に短期留学していたバングラデシュの留学生をマークするも、学生は被害者が発見された日に日本を出国していました。そしてイスラム諸国との関係悪化を懸念する日本政府の要望により捜査は打ち切られています。

1995年:国松長官狙撃事件

狙撃された国松長官
出典:覚醒ナックルズ

1995年に起きた警察庁のトップだった国松長官を、自宅マンション付近で狙撃したという前代未聞の事件です。国松長官を迎えにきた秘書官と私服警官が待つ専用車に向かう中、マンションの通用口を歩いていたところを遠方から発砲されました。男と国松長官の距離は21メートルあり、かなり拳銃に慣れた人だと想定されています。長官は病院に搬送され、何とか一命を取り留めました。

当初元公安でオウムの信者だった人物を逮捕しますが、証拠が揃わず不起訴になっています。その後2008年にオウムと全く関係がない中村泰というスナイパーが自ら犯人だと自供し、ニュースになりました。状況的に中村が犯人であることが濃厚といわれていますが、逮捕に至っていません。

中村はアメリカで事件に使われていた拳銃を購入した履歴が残っており、また事件の後拳銃を貸金庫に隠したと供述。実際その貸金庫には1時間後の開閉記録が残っていました。これほど状況証拠が揃っているのに逮捕に至らなかった理由は、万一中村を逮捕したら「公安」の方針を否定するため逮捕しなかったのではと噂されているようです。

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