世界で起きた未解決事件における犯人の予想まとめ
切り裂きジャック殺人事件:1888年
1888年にイギリスのロンドンで起きた、5人の売春婦が猟奇的に殺害された事件です。切り裂きジャックの標的となったのはスラム街にいる売春婦で、喉を切られた後に腹部を切られていました。そしてメディアやロンドン警視庁に「切り裂きジャック」と名乗る人物から手紙が届き、手紙には被害者の腎臓が同封されていました。しかし5人殺害の犯人は色々な容疑者があがるも決定的な証拠が見つからず、現在も未解決となっています。
切り裂きジャックの犯人は、正確に臓器を抜き取っている点や、被害者の近くにユダヤ人に関する落書きがあったことや、被害者が警戒していた様子がないために以下の説が考えられました。
- 医師説
- 肉屋説
- ユダヤ人説
- 女性説
その中で2019年に被害者のショールをDNA鑑定した結果、ポーランド出身のユダヤ系理髪師アーロン・コスミンスキーであることが分かったと発表されています。コスミンスキーは事件当時も目撃者の証言から逮捕されていますが、切り裂きジャックの筆跡と違ったために不起訴となっていました。
コスミンスキーは前科持ちで精神病院に入院歴があり、売春婦を憎んでいたといいます。そして1919年に精神病院で死亡している人物です。しかしこの調査には、ショールが本当に被害者のものなのか、DNA検査の信頼性などを疑う意見も見られ、現在再調査されているようです。
ジャック・ザ・リッパー(切り裂きジャック)とは?事件概要や犯人像を紹介
ブラックダリア殺人事件:1947年
1947年にアメリカ合衆国で起きた、女優志望の女性が殺害された事件です。被害者のエリザベス・ショートの遺体は腰からきれいに半分に分かれており、口は右の耳から左の耳まで裂かれていました。そして遺体は血抜きがされており、胃の中からは人間の排泄物が検出されたといいます。検視の結果、死因は顔面の裂傷による出血と、頭部や顔への打撲のショックと断定されました。
警察は性犯罪歴がある人を中心に捜査しますが、有力な手がかりは出ずに現在も未解決です。エリザベスは交友関係が広く、また体質的に性交ができなかったために、多くの男性から「生意気」と思われていたそう。そんな中、犯人と思われる人物から遺品や音声テープが送られており、そこには犯人しか知りえない情報も含まれていました。
その後ジャック・アンダーソン・ウィルソンという人物が容疑者として浮上、この人物は他の殺人事件の容疑者にも挙がっていました。そしてウィルソンを警察が重要参考人として呼び出そうとしたところで、ウィルソンが寝たばこによる火災で死亡してしまいます。そのために本当に犯人だったのか、違ったのか永久に闇の中です。
ジョンベネ殺人事件:1996年
1996年にジョンベネ・パトリシア・ラムジーが何者かに誘拐され、自宅地下から発見された事件です。被害者が美少女コンテストでグランプリをとる美少女であり、父はコンピューター会社を経営する裕福な一家に起きた事件でした。母親の通報により事件が発覚。犯人からの脅迫状が置かれており、「午前8時頃から10時ころに電話する」と書かれていたものの連絡は来ず、再度家の中を探すと地下室で被害者の遺体を発見しています。
この事件は警察が現場維持を怠る初歩的ミスと、両親の涙などで物的証拠が台無しになってしまったことにより捜査は難航。その後何人か逮捕されるも結局は犯人ではなかったといいます。また、この事件は両親や兄が犯人である説も根強くあるのが現状です。
両親や兄はDNA鑑定で、犯人が残したDNAと一致しなかったことから一度容疑から外れるも、今でも「兄が犯人では?」という説が有力といわれています。理由はジョンベネちゃんの身体に兄が遊んでいたおもちゃのレーンだったこと、また複数の防御痕があり「力の無いものの犯行」と考えられるためです。その他にも多数の怪しい証拠が残っていました。しかし兄は容疑を否認。現在も未解決のままです。
未解決事件の犯人予想に関するまとめ
今回犯人の予想ができる未解決事件を紹介しましたが、色々な事情で未解決になっている事件が多いと驚いています。これから、このような悲惨な事件が起こらないことを祈らずにはいられません。この記事が少しでも犯罪抑制に繋がればと願ってやみません。
おまえさん、ピントずれてるというのが年末でわかったろ?犯人色々判明してるからな?