世界&日本で起きた最悪な殺人事件ランキングTOP15

10位：女子高生コンクリート詰め殺人事件 – 1988年（日本）

1988年に起きた女子高生コンクリート詰め殺人事件は、社会問題にもなった事件です。犯人の不良少年グループは、自転車を走行中の女子高生を拉致監禁。約40日間の暴行や強姦の末、女子高生を殺害します。

殺害後、証拠隠滅のために女子高生をコンクリートの入ったドラム缶に詰めました。このような残虐極まりない事件を未成年が起こしたことで、社会問題となりました。また、事件を起こした犯人の1人は出所後、傷害事件を起こしています。

加えて、事件と一切関係のないお笑い芸人のスマイリーキクチが長期間にわたりデマ被害を受けました。

9位：ハローキティ殺人事件 – 1999年（香港）

1999年に起きたハローキティ殺人事件は、証拠隠滅にハローキティ人形が使用された事件です。被害者はナイトクラブで働いていた23歳の女性。

彼女は、祖母の医薬費調達のため、ポン引きの男から金銭を借金として受け取ります。その後女性は借金の返済に追われますが、妊娠していたこともあり、返済が困難でした。

腹を立てた男は、取り巻きの男2人と女性をアパートで監禁。女性は1ヶ月にわたる暴行と拷問の末、死亡します。遺体はバラバラにされ、頭部はストーブで茹でた後、ハローキティの頭部に詰められました。

事件から2か月後に、取り巻きの男の彼女が幽霊に憑かれる悪夢を見ていることを女児院で話したことから、事件が発覚します。

逮捕後、3人は終身刑を言い渡されました。ちなみに、1998年には女性の息子が生まれていました。事件後にはカナダへ移住しています。

8位：附属池田小事件 – 2001年（日本）

2001年に起きた附属池田小事件は、大阪教育附属池田小学校で起きた事件です。犯人の宅間守は、社会に対して強い憎悪を抱いていました。元妻と復縁しようにも離れていき、教師を懲戒免職にしたのも全て元妻のせいにしていました。

そして、宅間と出会った元妻を公開させるため、人々も多くの絶望を味わわせるためと大量殺人を決意。エリートでインテリな小学生を殺害するため池田小学校を指定します。

15分のわずかな犯行時間で宅間は、8人の児童が死亡、13人の児童と教師の2人が重軽傷を負いました。

逮捕後の裁判では大量殺人を犯したことで、2003年に死刑を求刑。宅間が早く死刑執行を懇願したこともあり、死刑確定から1年経たずに死刑が執行されました。

この事件は日本犯罪史上まれに見る大量無差別殺人として、社会に大きな影響を与えました。

7位：相模原障害者施設殺傷事件 – 2016年（日本）

2016年に起きた相模原知的障害者施設殺傷事件は、歪んだ思想で多数の知的障害者を殺害した殺人事件です。この事件は神奈川県相模原市にある知的障害者福祉施設津久井やまゆり園にて発生しました。

犯人は、やまゆり園の元職員植村聖です。植村は重度の障害者は不幸で社会に不要な存在なため、殺害すれば世界平和に繋がるという危険な思想の元、犯行に及びました。また、やまゆり園を辞めさせられた恨みも持っていました。

この事件で19人の入所者が死亡。26人が重軽傷を負いました。事件後は植村が出頭したことで逮捕され、事件が白日の下にさらされます。そして、裁判を経て2020年に死刑が確定しました。

また、この事件で殺害された19人は、第2次世界大戦後の日本で起きた殺人事件の中で、最多にあたります。そのため、事件当時は戦後最悪の事件として取り上げられました。

6位：パリ人肉事件 – 1981年（フランス）

1981年に起きたパリ人肉事件は、日本人留学生の佐川一政が起こした殺人事件です。佐川は友人のオランダ人女性留学生を射殺。女性を屍姦した後、生とフライパンで焼いた人肉を食べました。そして、遺体を捨てようとしたところを目撃され、逮捕されます。

裁判では佐川の心神喪失を理由に無罪となりました。帰国後は東京の病院に1年間入院します。しかし、人肉食の癖は治っておりませんでした。退院後は、小説家に転身。一時期は人気者となりました。

しかし、次第に人気と仕事が無くなっていき、闇金にまでとを出すようになります。2013年には脳梗塞で倒れました。そして、2015年には弟の介護の元、生活保護で暮らしています。

佐川一政はどんな人？なぜパリ人肉事件を起こした？【彼の生い立ちや性格についても紹介】