実話をもとにしたシリアルキラー映画ランキングTOP15

「実話がもとになったシリアルキラー映画ってどれだろう?」
「どんな実話をもとに作られた映画なのかも気になる…」

この記事では、このような悩みを持つ人に向け、実話をもとにしたおすすめのシリアルキラー映画をランキング形式でまとめました。作品の紹介だけでなく、実話の詳細や鑑賞者のレビューも紹介します。

この記事を読めば、探し求めていた作品が見つかりますよ。

この記事を書いた人

Webライター

岩野 祐里

Webライター、岩野祐里(いわのゆり)。5歳の頃、イギリス史に夢中になり図書館へ通いながら育つ。大学では国際文化を専攻し、イギリス史と英文学の研究に没頭。その後、大学院にて修士課程を修了。研究論文は「19世紀英国の社会と犯罪」について。歴史全般の研究歴は11年、イギリス史は21年に及ぶ。現在はWebライターとして活動中。

15位:ヘンリー(1986年/洋画)

『ヘンリー』は、300人以上の女性を殺害したとされる殺人鬼の生涯を、ドキュメンタリー映画のように描いた作品です。殺人や暴行など残虐非道な場面が少ないにも関わらず、犯罪を犯しつつ普通の日常を送る姿にぞっとさせられます。

モデルになった人物

ヘンリー・リー・ルーカス
出典:Wikipedia

映画『ヘンリー』のモデルになった人物とは、アメリカの連続殺人鬼ヘンリー・リー・ルーカスです。1960年、彼は自分を虐待していた母親を殺害。10年後に釈放されるも再び殺人を犯して再逮捕されました。

ヘンリーの自白では被害者は推定300人以上と言われていましたが、信憑性や証拠が不十分だったことから終身刑に減刑されています。そして、2001年に心不全でこの世を去りました。

みんなのレビュー

https://twitter.com/zakishima_movie/status/1370354841134854144?s=20&t=_XogoKKdhI-4taZ3c4F2yw

14位:ゾディアック(2007年/洋画)

『ゾディアック』は、1960年代後半のアメリカで起きた連続殺人鬼「ゾディアック」を題材に製作された作品です。作中では、ゾディアックを追い詰める新聞記者や漫画家、捜査官たちの奮闘劇を描いています。

殺害の場面はもちろんですが、殺人鬼を追い詰めようとするあまりに我を忘れてしまう登場人物たちの様子にも不気味な雰囲気を感じる作品です。

モデルになった人物

ゾディアック事件の犯人像
出典:Wikipedia

映画『ゾディアック』のモデルになった人物とは、1960年代から1970年代のアメリカで実在した連続殺人鬼です。犯行声明文にゾディアックと名乗っていたことから、ゾディアックと呼ばれるようになりました。

犠牲者と確定されたのは5人ですが、ゾディアックが警察へ宛てた手紙には37人を殺害したと記されています。暗号文の手紙などで警察を翻弄しながらも、1974年を最後に姿を消しました。50年以上経った現在も事件は未解決のままです。

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みんなのレビュー

https://twitter.com/BOTS7777/status/1447845206141939717?s=20&t=hTvfY1DZ0sd1YLuSPWm83Q

13位:全員死刑(2017年/邦画)

『全員死刑』は借金返済のための強盗から連続殺人を犯していく家族の様子を描いた作品です。主人公のタカノリやその家族全員が金銭目的の殺人計画を淡々と実行していく様子が描かれています。

家族全員が殺人に加担するという歪んだ家族愛、そして無関係な人々すらも殺害していく様子は非常に不気味です。

モデルになった人物

遺体が放棄された諏訪川
出典:Wikipedia

映画『全員死刑』のモデルになった人物とは、福岡県大牟田市に住む暴力団組長の家族になります。彼らは、金銭トラブルを理由に、知り合いの家族とその友人の合計4人を殺害しました。

殺害方法は絞殺や射殺、刺殺など様々であり、殺害後も事件発覚を恐れて遺棄した遺体の確認に及ぶなど残酷かつ自己中心的な行動を取っています。家族全員で犯行計画を立てて実行したことから、映画のタイトル通り組長家族の全員が死刑判決を受けました。

みんなのレビュー

https://twitter.com/taro6ll/status/1487772348547997704?s=20&t=efnqMEoLLUdIFnYRC3-OKQ

12位:ロンリーハート(2006年/洋画)

『ロンリーハート』は、1940年代のアメリカで連続殺人を犯したカップルの姿を描いた作品です。主人公のレイモンドとマーサは結婚詐欺を生業にする犯罪者でした。しかし、嫉妬深いマーサが相手の女性を殺害するようになり、連続殺人が始まります。

モデルになった人物

殺人犯カップルのレイモンド・フェルナンデスとマーサ・ベック
出典:Murderpedia

映画『ロンリーハート』のモデルになった人物とは、1940年代にアメリカで連続殺人を犯したレイモンド・フェルナンデスとマーサ・ベックです。2人はレイモンドの結婚詐欺にマーサが引っかかる形で出会います。

シングルマザーで孤独だったマーサはレイモンドに夢中になり、彼の結婚詐欺に協力し始めました。しかし、嫉妬深いマーサは女性たちを殺害するようになったのです。

最終的にレイモンドも共謀し、2人で20人近い犠牲者を出しました。しかし、1949年に逮捕され、2人は死刑判決を受けます。そして、1951年にこの世を去りました。

みんなのレビュー

11位:チェンジリング(2008年/洋画)

『チェンジリング』は、1920年代のアメリカで実際に起きた連続誘拐殺人事件をもとに描いた作品です。シングルマザーであるクリスティンの息子ウォルターが失踪。警察に届けましたが、5ヶ月後に戻った少年は全くの別人でした。

腐敗した警察に邪魔されながらも、クリスティンは諦めずに息子を探し続けます。そして、たどり着いたのが「連続誘拐殺人鬼」の存在でした。

モデルになった人物

ゴードン・スチュアート・ノースコット
出典:Wikipedia

映画『チェンジリング』のモデルになった人物とは、1920年代後半の連続誘拐殺人鬼ゴードン・スチュアート・ノースコットです。彼は自ら経営する養鶏場に少年たちを監禁し、性的暴行を加えた後に殺害していました。

さらに、ゴードンは少年たちに売春を強要したり、遺体を生石灰で溶かして骨だけ砂漠に遺棄していたのです。共犯者であったゴードンの甥によって事件が発覚。ゴードンは死刑判決を言い渡され、1930年に絞首刑にてこの世を去りました。

みんなのレビュー

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