本物のヤクザに共通する8つの特徴！現役のヤクザも紹介

「本物のヤクザにはどんな特徴があるの？」
「現在も活動しているヤクザっているの？」

ドラマや映画などのフィクション作品で、「反社会勢力の筆頭」として印象深いヤクザの存在。しかし、実際に見かける機会はないため「本物のヤクザってどんな人達なんだろう？」と気になる人は多くいますよね。

そこで、今回は本物のヤクザに共通する8つの特徴を、現在も活動しているヤクザも交えて解説します。また、ヤクザと同じく反社会勢力である半グレやヤクザとの違いについてもご紹介。

この記事を読めば、フィクションに登場するヤクザと本物の違いを知ることができますよ。

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そもそもヤクザとは

ヤクザとは、「法律を犯して、それで得た収入で生活している人間」の事です。個人で犯罪行為をするのではなく、家長なる組長や会長を組織の頂点に添え、その下に若頭や本部長などが君臨しています。組長は一家の父親と思えば良いでしょうか。

かつては、堂々と組の看板を掲げていたヤクザですが、1992年に暴力団対策法が施行されると、彼らは公然的に活動がし辛くなります。若手のなり手がおらず、急速に数を減らしているヤクザですが、それでも私達の直ぐ近くに本物のヤクザはいるのです。

本物のヤクザに共通する8つの特徴

それでは、ここから本物のヤクザに共通する下記8つの特徴を解説します。

• 組の紋章などの和彫の刺青がある
• 小指がない
• 普段は愛想が良いが、怒ると豹変する
• 車に対するこだわりが強い
• 携帯や銀行口座が他人名義である
• 警察を避ける
• 収入源が分からない
• 抗争事件に反応する

見た目だけでなく、普段の生活や言動からヤクザの特徴が垣間見えてくるのです。順を追って解説していきますね。

特徴①：組の紋章などの和彫の刺青がある

身体に刺青が施されている人がいれば、本物のヤクザかもしれません。ヤクザが好む刺青は、組の紋章や組長の名前、虎や鬼、浮世絵など実にさまざまです。ただヤクザに共通しているのが、和の図柄を施した「和彫」です。

若者の中に「タトゥー」を施している人もいます。また刺青は「針を皮膚の深いところに入れる」、タトゥーは「針を皮膚の浅いところに入れる」という違いがあります。刺青はレーザーでは除去できない為、彫る事自体に強い覚悟がないと出来ません。

ただ「ヤクザ＝刺青を施している」という事はなく、組長や幹部クラスでも刺青を施していないヤクザも多いです。刺青がなくても、ヤクザの可能性はあるのです。

特徴②：小指がない

あなたの周りで、小指がない人がいたら、ヤクザの可能性があります。指を切断する行為は、「指詰め」と呼ばれ、反省や抗議、謝罪の意味として使われました。小指以外にも薬指を切断する事もありますが、箸やペンを持てるよう、3本の指だけは残すとされます。

ちなみに争いの仲裁目的や、自分に直接責任のない問題の責任を被る時にも指詰めをする事があり、その時に切り落とされた指を「生き指」と呼びます。反対に、自らの反省の為に切り落とした指は「死に指」と呼ぶのです。

ヤクザを象徴する指詰めですが、暴力団対策法で禁止されている事もあり、近年では廃れつつあります。義理人情が大事なヤクザですが、「指を落としても一円の金にもならない」として、指詰めではなく示談金を要求するヤクザも多いのです。

ヤクザも高齢化の一途を辿っており、指詰めを体験しているヤクザもだいぶ少なくなっているのかもしれません。

特徴③：普段は愛想が良いが、怒ると豹変する

ヤクザは礼儀正しい人が多いとされます。それは任侠や上下関係を叩き込まれている事、周囲と揉め事を起こして警察沙汰になる事を避けるなどの理由があります。

組長クラスだと貫禄でわかる事もありますし、末端の若衆や単なる半グレの方が、派手な格好をしている事が多いです。上層部や中層部のヤクザは「愛想の良い普通のおじさん」である事も多く、見た目には一般人と区別がつかないのです。

ただそれは表向きの姿。裏では若衆などに強い剣幕で怒鳴りつける事もあるでしょう。そうしないと血の気の多い若衆達をまとめる事が出来ないからです。普段は愛想が良いが、怒ると豹変する中年男性がいれば、彼が本物のヤクザかもしれません。

特徴④：車に対するこだわりが強い

車には、「社会的な成功者の証し」というイメージがある為、強いこだわりを持つヤクザも多くいます。ナンバープレートも、1桁のナンバーや893等の語呂合わせを好むヤクザもいるようです。こうしたナンバーの車の後ろを走る時は、煽る事はやめておきましょう。

ヤクザが好む車も流行りがあり、昭和中期にはアメ車、バブルにはベンツ、そして近年はワンボックスカーが人気です。ヤクザといえばベンツのイメージがあるかもしれませんが、最近は乗る人はほとんどいないようです。

ただ近年では、暴力団排除条例の制定に伴い、ヤクザは自由に車を買う事が出来なくなっています。こうしたヤクザに、裏ルートで車を斡旋する悪質ディーラーも増えています。

ディーラーに強いコネがあり、車やナンバーにこだわりがあれば、本当のヤクザの可能性は高いといえるでしょう。