15位:水上竜巻
水上竜巻は、英語では『ウォータースパウト』と呼ばれています。暖かい地域で発生するため、発生率はアメリカフロリダ州が最多。他にもヨーロッパやオーストラリアの温帯地域でも目撃情報があります。
原理として、水中で発生した渦が積雲の起こす上昇気流によって、渦が空高く引き伸ばされていくことで起こります。陸で起こる竜巻と比べ、大きさが小さいことが特徴です。
しかし、大きい水上竜巻となると5トンのクルーザーを吹き飛ばす威力を持っていることも特徴としてあげられます。
14位:モーニング・グローリー
モーニング・グローリーは巨大なロール雲のことを指し、朝方に見られることからそのように名づけられました。主にオーストラリア上空で見られ、日本では新潟県佐渡市で見られた記録もあります。
長さは1000m、時速60㎞で移動します。また、通過時には気圧が大きく変動することが特徴です。
そんなモーニング・グローリーがなぜ起こるのかというと、海風と陸風が衝突して起きる海風前線が主な原因です。海風前線が起こした気流が、上昇した後下降して渦を生成。それが早朝の高い湿度により、雲を発生させます。その雲がモーニング・グローリーと呼ばれています。
13位:ブライニクル
ブライニクルは1960年代から発見された自然現象で、南極海や北極海で見られます。別名「死のつつら」と呼ばれ、ヒトデやウニといった海洋生物を一瞬で凍らせてしまう程の冷気を放っています。
ブライニクルは、海面が凍ることで引き起こされます。海水が凍ることにより、氷から塩分が排出。密度の濃くなった塩水は、下へ下へと沈んでいきます。その際に塩分の少ない海水を凍らせていきます。結果、海面から海底まで続く氷の柱が出来上がるのです。
そして、海底までたどり着いても、ブライニクルは下がれる限り沈んでいきます。その速度は速く、逃げ遅れたらひとたまりもありません。そのため、逃げ足の遅いヒトデやウニはブライニクルによって死に至らしめられます。
ブライニクルがどのようにできるのかの動画もありましたので、重ねて紹介しておきます。
12位:コラムナー・バサルト
コラムナー・バサルトは北アイルランドのアントリム海岸線で見られる自然現象です。この現象は、六角形の石柱が至る所に生えている光景のことを指しています。その数は約4万本。その不可思議な景観から別名「ジャイアンツコーズウェイ(巨人の道)」と呼ばれています。
この現象を引き起こした要因は、冷えた溶岩やマグマが起こす柱状節理。加えて地殻変動によって冷えたマグマが隆起し、地上に石柱が生えたような光景となります。
日本でも柱状節理は観測されており、伊豆半島で見ることができます。
11位:人間の自然発火現象
人間の自然発火現象は近くに火元が無いにも関わらず、人間が自然に燃える現象です。世界でもこの不思議な現象による事件が多くみられ、数々の原因に関する推測が提唱されています。
この現象に関する最も有力な説は人体ロウソク効果です。解説すると、ロウソクは脂肪酸でできた蝋を燃料に燃え続けます。
その上で、衣服をロウソクの火、人体を蝋と仮定。タバコの火といった何らかの要因で衣服に火が付くと、焦げた皮膚から脂肪が出てきます。その脂肪を燃料に火が燃え続けるといった内容です。
この説は、周りのものが燃えていないのに人間だけが燃えていることの理由に最も合致しています。
謎が多い人間もこんなことで死んでしまうかも
すごい謎!