「世界で一番危険な国はどこ?」
「テロや犯罪が多い国が危険なのかな?」
世界には196か国の国がありますが、日常的にテロや犯罪が起きているような「治安が悪い国」も存在します。そこでこの記事では、外務省の危険度を軸として、ランキング形式で「世界で一番危険な国」を15か国で紹介していきます。また、「世界で最も治安が良い国」や海外旅行で注意することも併せて解説しました。
本記事のランキングは外務省の危険度をベースに、犯罪件数なども含めた上でのランキングです。あらかじめご了承下さい。
この記事を書いた人
フリーランスライター
フリーランスライター、高田里美(たかださとみ)。大学は日本語・日本文学科を専攻。同時にドイツ史に興味を持ち、語学学校に通いながら研究に励む。ドイツ史研究歴は約20年で、過去に読んだヨーロッパ史の専門書は100冊以上。日本語教師、会社員を経て結婚し、現在は歴史研究を続けながらWebライターとして活躍中。
世界で一番危険な国ランキングTOP15
世界で一番危険な国はどこか?外務省では危険度1〜4で指標をつけて公開しています。最高レベルの4になると、退避勧告がなされ渡航も禁止されるレベルです。そこでこの記事では、外務省の指標を主なベースとして15か国をランキング形式で解説します。
15位:パプアニューギニア独立国
パプアニューギニアは、南太平洋にあるニューギニア島の東半分と周辺の島からなる立憲君主制国家です。クックの初期農業遺跡という世界遺産もあり、自然観察ツアーなども開催されています。外務省によると「十分注意してください」のレベル1で、お世辞にも治安が良いとは言えず注意が必要です。
首都ポートモレスビーは特に犯罪が多いといいます。窃盗集団の「ラスカル」というものがあり、外国人が切りつけられる等の被害も起きているのだそう。性犯罪やスリ・ひったくりなどが昼夜問わず続いています。また、地方でも民族間の衝突が起きているといい、巻き込まれないように注意が必要です。
14位:コロンビア
中南米にあるコロンビアは、「犯罪・ドラッグ・マフィア」が多い国といわれています。麻薬王パブロ・エスコバルが殺害される90年代までは日が暮れると外に出られないほどの治安の悪さでした。現在は危険度レベル1〜3と地域によって異なり、危険度が高い地域は渡航が中止されています。
しかし2002年にはウリベ大統領が治安対策を最優先としたために、画期的に治安が良くなったそうです。ただし「マシになった」レベルであり、2010年にはテロリスト集団に日本人が誘拐される事件も起きています。2018年の世界経済フォーラムによれば、コロンビアの治安の悪さは世界で8位にランクインされています。
13位:ベネズエラ・ボリバル共和国
南アメリカ大陸北部に位置する連邦共和国ですが、とても治安が悪いために外国人観光客が犯罪に巻き込まれるケースが多くある国です。特に首都のカラカスは「世界一治安が悪い都市」ともいわれており、現在危険レベル2〜3で地域によっては渡航中止勧告が出ています。
カラカスは300万に近い人口がありますが、8割の住民はとても貧しくまともな食べ物もない状況で暮らしているのです。ベネズエラは政情が不安定であり、現職の大統領は国外脱出し、暫定の大統領が就任するという2人の大統領がいる状態となっています。また、犯罪者を取り締まる刑務所なども機能しておらず、2013年には刑務所内でストリッパーを交えたマリファナパーティ―が行われ世界で注目を浴びました。
12位:マリ共和国
西アフリカにある共和制国家です。金やウランなどの鉱物資源が豊富ですが、出稼ぎに出る人も多いといい決して治安が良い国とはいえません。危険レベルはほぼ全域が4で、避難勧告が出されています。
2012年にマリ北部はイスラム派の武装勢力に掌握されていました。その後フランス主導の軍により事態は終息したように見えますが、現在も多くの地雷が埋められテロの危険性が高いといわれています。そして衛生面も発達しておらず、ごみ処理の方法も確立していないために、足元にごみといった状況もあるのだそう。衛生面から、感染症の危険性もはらんでいる地域といえます。
11位:イラク共和国
イラク共和国は中東の国であり、世界で第3位の原油埋蔵国でもあります。イラクでは半分以上の地域が、外務省によりレベル4の退避勧告が出され、観光などの目的の渡航は不可能な状況です。治安は極めて悪く、イスラム過激派の「イラクとレバントのイスラム国(ISIL)」による大規模なテロ行為や、首都バグダッドでは、抗議デモが頻発しています。
現在も武装グループの文派による米国駐留基地にロケット弾や爆弾を積んだドローン攻撃が頻発しており、流れ弾に当たってしまう可能性も高いのが現状です。
紹介されていたところ行けそうにない,,,,,
怖すぎ(汗)