世界で一番危険な国ランキングTOP15!最も治安がいい国も紹介

5位:リビア

リビア
出典:Wikipedia

北アフリカにある共和制国家です。北部には美しい地中海と古代の遺跡があり、南部には原始時代の岩絵が残る砂漠が広がっています。歴史好きにはたまらない場所ですが、2022年現在もレベル4の退避勧告が出されているのが現状です。

リビアの反政府軍
出典:カレオドスコープ

理由はリビアには3つの政治戦力が存在しており、国が治安を維持する機能ができていない状態なのだそう。そのため国内の警備も追いつかない状況といわれています。また、各地でテロが頻発しており、イスラム過激派によるテロ組織がリビアに侵攻し、治安部隊と衝突している状態です。2016年に過激派組織に占拠されていたシルテを解放していますが、逃亡した戦闘員が国内に潜伏している可能性が指摘されています。

4位:ソマリア国

ソマリア国
出典:Wikipedia

アフリカ南東部にあり、アフリカ大陸の角の部分にある国です。1991年に政権が崩壊して以降、ソマリアには中央政府が存在しないため無法地帯と化しています。またソラリアに面するアデン湾には海賊が横行。当然外務省の海外情報は、全域レベル4の「避難勧告」レベルになっています。

ソマリア沖の海賊
出典:Wikipedia

ソマリアでは一部の地域を除き、外国人の殺傷事件や誘拐事件が頻発しているのだそう。また、ソマリアには「アル・シャバーブ」というイスラム武装組織があり、政府軍との衝突が絶えません。現在もテロが頻発し、首都モガディシュでもテロが頻発しているといいます。

3位:シリア・アラブ共和国

シリア・アラブ共和国
出典:Wikipedia

中東と西アジアに位置する共和制国家です。日本のほぼ半分ほどの大きさで、国内には古代都市ダマスカスなど世界遺産を所有している国でもあります。シリアは全土が危険度レベル4に指定されており、退避勧告が出されているのです。

シリア内戦の様子
出典:Wikipedia

シリアは政府軍とシリアの反体制派、反体制派同盟組織とが内戦状態に陥っており、自爆テロや衝突が頻発している状態です。世界平和度ランキングはワースト3位であり、2011年の内戦により、主要都市は荒廃してしまっています。内戦により50万人以上の人が命を落とし、約22兆円の再建費が必要な程の都市の破壊が起こり続けているのです。

2位:アフガニスタン

アフガニスタン
出典:Wikipedia

アフガニスタンは、中央アジアと南アジアの交差点に位置する内陸国です。2021年までの正式名称は「アフガニスタン・イスラム共和国」ですが、現在はタリバン政権が掌握し「アフガニスタン・イスラム首長国」と名乗っています。治安は最悪で現在もテロ事件が頻発している状態であり、外務省の指標は当然レベル4です。

現在も危険な状態が続いている
出典:ぷらたび

2019年には長年アフガニスタンで医師として奮闘していた中村哲さんが銃撃され、殺害されました。過激派組織ターリバーンは関与を否定していますが、アフガニスタン国内や日本でも衝撃となった記憶に新しい事件です。2021年にはイスラム主義勢力「タリバン」が首都カブールを制圧。「アフガニスタン・イスラム首長国」が発足するも、2022年現在で国家として承認している国はありません。しかし国際的に承認されていた「アフガニスタン・イスラム共和国」は事実上、崩壊してしまっています。

1位:ウクライナ

ウクライナ
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ウクライナは東ヨーロッパにあり、ロシアに隣接した国です。国土は日本の1.6倍で、南側は黒海に面しており、主産業は農業ですが近年はIT業界も伸びてきています。現在はロシアの侵攻により、全土が危険度レベル4です。ウクライナは、2014年にロシアがクリミア半島に攻め入り一方的に領土宣言したために、徐々にロシアとの関係が悪化しはじめていました。

ミサイルが打ち込まれたキーウの住宅ビル
出典:Wikipedia

そして2022年2月24日から開始された「ウクライナ侵攻」により、国境周辺地域で軍事衝突が続いている状態になっています。現在も断続的にロシア軍の攻撃が続いており、2022年8月現在ウクライナ東部ドネツク州の完全掌握を目指して攻撃を再開。空襲が続いており、今も子供を含めた死者が増え続けている状態です。

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