「世界や日本にはどんな珍しい生き物がいるんだろう?」
「生息場所や日本でみられるかも気になる…」
このような疑問を持つ人に向け、この記事では世界や日本に生息する珍しい生き物をランキング形式で紹介します。生き物の特徴や生息場所はもちろん、現在の生活環境や日本でみられるかも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
この記事を読めば、世界中の珍しい生き物の知識をたくさん得られるだけでなく生物史の勉強にもなりますよ。
この記事を書いた人
Webライター
Webライター、岩野祐里(いわのゆり)。5歳の頃、イギリス史に夢中になり図書館へ通いながら育つ。大学では国際文化を専攻し、イギリス史と英文学の研究に没頭。その後、大学院にて修士課程を修了。研究論文は「19世紀英国の社会と犯罪」について。歴史全般の研究歴は11年、イギリス史は21年に及ぶ。現在はWebライターとして活動中。
20位:ニホンカモシカ – 日本
ニホンカモシカとは、古くから日本に生息するシカに近い容姿をしたウシ科の哺乳類です。体長約1m弱ほどで灰色の毛をした日本の固有種であり、四国や九州、などに生息しています。眼下にある眼下腺から分泌液を出し、マーキングすることが特徴的です。
戦後には毛皮や食用の乱獲によって絶滅寸前に追い込まれました。1955年に日本の特別天然記念物に指定され、保護活動も熱心に行われたことから今では生息数が増えてきています。
野生でも稀に遭遇することがありますが、大人しい性格の動物なので手を出さずに見守ってあげてください。動物園では、横浜市立金沢動物園や埼玉こども動物自然公園などで飼育されています。
19位:オキゴンドウ – 太平洋や大西洋など
オキゴンドウとは、体が黒色に覆われたクジラ目マイルカ科の水生哺乳類です。太平洋や大西洋など比較的暖かい水温の海域に生息しています。体長が約6mとかなり大きいことが特徴の1つです。
また、歯が44本あり、小型のクジラやイルカなどを抉って食べることができます。この特性がシャチに似ていることから、英名「False Killer Whale(シャチモドキ)」の由来になりました。イルカのようでもあり、クジラのようでもある珍しい生き物です。
人間とのコミュニケーションがとりやすい動物でもあるため、日本国内でも「アドベンチャーワールド」などで鑑賞することができます。
18位:テングザル – ボルネオ島
テングザルとは、天狗のような長い鼻を持つオナガザル科の哺乳類です。赤茶色から灰色の体毛をしたサルであり、ボルネオ島のみに生息しています。長く大きな鼻のほかに、指に水かきがついているのが特徴的です。
テングザルはオスの方が大きく長い鼻を持ち、メスや仔猿は小さめの鼻をしています。ちなみに鼻が大きければ大きいほどメスにモテる傾向があると判明しました。野生ではマングローブで群れになって生活しています。
しかし、人間による森林伐採などで絶滅の恐れがあり、保護活動も活発に行われている状態です。日本では「よこはま動物園ズーラシア」で飼育されています。
17位:ホオアカトキ – モロッコ
ホオアカトキとは、紫がかった黒色の羽を持つペリカン目トキ科の鳥類です。スイスなどにも生息していましたが絶滅し、今では北アフリカのモロッコにのみ生息しています。頭部が禿げて赤いのが特徴的な鳥です。
群れで岩場や崖に集まり生活していますが、人間による環境破壊によって数が減少し、絶滅危惧種に指定されました。日本では「京都市動物園」「福岡市動物園」で飼育されています。
16位:キーウィ – ニュージーランド
キーウィとは、丸くて茶色の体に長いくちばしが特徴的なキーウィ目キーウィ科の鳥類です。オセアニアのニュージーランドのみに生息し、国の代表的な鳥にも選ばれています。
キーウィという名はニュージーランドの先住民マオリ族が名付けました。鳥類ですが飛ぶことができず、そのぶん触覚と嗅覚が発達していることが特徴的な珍しい生き物です。
人間による狩猟や環境破壊で絶滅の危機にありますが、ニュージーランド国内の活発的な保護活動により徐々に個体数が増えました。日本では「天王寺動物園」で飼育されています。
何を四天王