10位:アムールヒョウ – ロシアや中国など
アムールヒョウとは、金色のような美しい体毛を持つネコ科の哺乳類です。ロシアや中国北部など寒い地域に生息しています。他の種類よりも体が大きいヒョウであり、寒い地域で生きるために冬場は長い体毛になることが特徴的です。
しかし、美しい毛皮を目的とした密猟が絶えず、現在では絶滅危惧種になっています。保護活動が積極的に行われており、日本では「よこはま動物園ズーラシア」「神戸市立王子動物園」などで飼育されています。
9位:ホワイトライオン – 南アフリカ
ホワイトライオンとは、真っ白な体毛が特徴的なネコ科の哺乳類です。ホワイトライオンは個体的にはライオンと同じであり、アルビノという色素減少により真っ白な体毛となりました。
南アフリカでは野生のホワイトライオンが生息していますが、非常に目立つ容姿のために狩りができず、死んでしまう個体もいます。
また、全体的な個体数が約300頭と非常に珍しい生き物であるがゆえに、中東の王族間ではペットとしても人気です。日本では「東北サファリパーク」「那須サファリパーク」などで飼育されています。
8位:ゴールデンライオンタマリン – ブラジル
ゴールデンライオンタマリンとは、ブラジルの固有種であるオマキザル科の哺乳類です。熱帯雨林で生活しています。赤みのある体毛がライオンのように見えることが特徴的です。
子育てはオスとメスの両方が協力して行い、助け合って暮らしています。しかし、人間による食用やペット用の乱獲、生息地の減少によって現在は絶滅の危機に瀕している状態です。日本では「浜松市動物園」のみで飼育されています。
7位:ツシマヤマネコ – 日本やモンゴルなど
ツシマヤマネコとは、アムールヤマネコとも呼ばれるネコ科の哺乳類です。モンゴルやシベリア東部に生息し、日本では長崎県の対馬のみに生息しています。耳裏に白の斑点があるのが特徴的です。
林や沢に近い場所で生活しており、個体数は約110頭ほどになります。人間による生息地の減少や感染病などによって、絶滅の危機に瀕している状態です。
保護運動とともに動物園などでは積極的に繁殖を行っており、日本では「東山動植物園」「福岡市動物園」などで飼育されています。
6位:オカピ – コンゴ民主共和国
オカピとは、中央アフリカのコンゴ民主共和国に生息するキリン科の哺乳類です。イギリスの探検家ハリー・ジョンストン卿によって発見されました。以前は東アフリカのウガンダにも生息していましたが、現在は絶滅しています。
体型は馬に近く、脚にシマウマのような縞模様の体毛を持っていることが特徴的です。森の貴婦人と呼ばれるほど美しく珍しい生き物として知られています。ちなみに、オカピは他の動物との混合種ではなくキリンの仲間の一種です。
キリンのように長い舌やツノを持ち、熱帯雨林で生活しています。しかし、人間による生息地の破壊や密猟によって個体数が減少しました。日本では「上野動物園」「よこはま動物園ズーラシア」などで飼育されています。
何を四天王