15位:スミレコンゴウインコ – ブラジル
スミレコンゴウインコとは、美しい青い羽を持つオウム目に属する鳥類です。ブラジルのみに生息する鳥であり、全身が鮮やかな青色で眼の周りが黄色という非常に珍しく美しい姿をしています。生活場所は乾燥した林やアマゾン川周辺などです。
スミレコンゴウインコは美しい容姿のために、食用のみならずペット用や羽毛目当ての乱獲で多くの個体が被害を受けました。今では絶滅の危機に瀕しており、保護運動が続いている状態です。日本では「東山動植物園」「千葉市動物公園」で飼育されています。
14位:ダーウィンギツネ – チリ
ダーウィンギツネとは、黒っぽい毛なみを持つネコ目イヌ科の哺乳類です。1834年にイギリスの自然科学者チャールズ・ダーウィンが発見したことで「ダーウィンギツネ」と名づけられました。南アメリカのチリに生息しており、熱帯雨林や原生林付近で生活しています。
日の出や夕暮れ時に活動し、哺乳類だけでなく爬虫類や虫も食べる雑食性です。感染病や生息地減少のため絶滅の危機に瀕しており、世界で約2500頭しかいません。非常に珍しい生き物であると同時に保護も必要な動物です。残念ながら、日本では鑑賞できません。
13位:オサガメ – 太平洋やインド洋など
オサガメとは、体長が約180mもあるカメ目オサガメ科の爬虫類です。体には黒色で白い斑点があり、カメでは最大の大きさを誇っています。太平洋やインド洋など幅広い水域に生息し、餌となるクラゲを求めて水深約1250mまで潜ることが特徴的です。
しかし、人間による乱獲により生息数は減少しています。それだけでなく、人間が捨てたプラスチックなどのゴミをクラゲと間違えて食べ、死に至る個体もいるほどです。
オサガメの絶滅を防ぐために、さまざまな団体によって保護運動が積極的に行われています。日本の海岸に漂着する個体もいますが、現在飼育している水族館はありません。
12位:ヤンバルクイナ – 日本
ヤンバルクイナとは、赤いくちばしが特徴的なツル目に属する鳥類です。沖縄県の山原(やんばる)の森のみに生息しています。翼がほとんど発達しておらず、飛ぶことはできませんがそのぶん足の筋肉が強いことが特徴的です、
赤色のくちばしと白黒の縞模様が美しく、大きな鳴き声で縄張りを主張します。しかし、森林伐採や人工的に放された肉食動物によって絶滅の危機にさらされました。
今では沖縄をはじめとする多くの団体によって保護活動が行われており、日本では「安田くいなふれあい公園」などで飼育されています。
11位:サオラ – ベトナム・ラオス
サオラとは、約50cmにも及ぶツノを持つウシ科に属する哺乳類です。ベトナムやラオスに生息しています。ツノのほかにも、暗めの赤茶色の体毛と部分的にある白のまだら模様が特徴的です。
比較的高い山の斜面にて生活していますが、人間による生息地の破壊によって数が減少し、絶滅の危機に瀕しています。野生の姿は稀にしか見ることができず、写真ですら2013年に撮られたものが最新です。残念ながら日本で鑑賞することはできません。
何を四天王