ヒップホップとラップの違いをわかりやすく解説!意味や種類も紹介

日本を代表するヒップホップアーティスト

ヒップホップやラップの概念、ヒップホップの四大要素について解説しましたが、日本のヒップホップシーンについて気になる人もいるかもしれません。この項目では日本を代表するヒップホップアーティストについて解説します。

今回解説するアーティストは下記のとおりです。

  • 般若
  • Creepy Nuts
  • NBO
  • CRAZY-A

般若

般若
出典:RENOTE

般若は日本を代表するラッパーの1人です。活動当初の1996年にはYOSHIというMCネームを名乗り、DJ BAKUとMCのRUMIと「般若」というグループで活動していました。般若は後に解散し、新たに妄想族を結成したものの、彼は単独で般若を名乗り始めました。

般若は日韓ハーフという経歴を持ち、そのルーツは楽曲に色濃く反映されています。「土足厳禁」という楽曲では、韓国の歴史認識問題や日韓の政治的対立に無関心なままに韓流ブームに迎合する風潮を批判しました。

また「平和」をテーマにした楽曲を制作する事も多く、メッセージ性の高い楽曲達は高い評価を受けています。2017年に放送されていた「フリースタイルダンジョン」ではラスボスとして活躍。ラップの技術やその強烈なキャラクターで人気を博しました。

Creepy Nuts

Creepy Nuts(R-指定(左)とDJ松永(右))
出典: X TREND

Creepy NutsはR-指定とDJ松永によるヒップホップユニットです。R-指定は数々の大会で優勝した指折りのMCであり、前述した「フリースタイルダンジョン」では2019年から二代目ラスボスとして君臨。即興で数々の韻を踏むスキルは高く評価されています。

DJ松永は世界一のDJを決める大会「DMC WORLD DJ CHAMPIONSHIPS」で優勝経験のある実力者。東京オリンピックの閉会式では特別ルーティンを披露しました。一方で、プライベートでもスーツを着続けるなど、強烈な個性も持ち合わせています。

Creepy Nutsは2017年にメジャーデビューを果たすと、あっという間に若者の支持を得る事に成功。地上波にも多く出演している為、ヒップホップユニットの中では知名度は高いと思われます。今最も注目のヒップホップユニットの1つです。

NBO

グラフィティーアートに使われるスプレー
出典:Wikipedia

NBOは日本を代表するグラフィティーアーティストです。彼は学生時代にヒップホップカルチャーに興味を持ち、小田原沿線でスプレーアートをして腕を磨きました。現在はillustratorという団体に所属して活動しています。

彼の特徴はポップなものからダークなものまで、様々なスタイルのアートを駆使できる点です。近年では、コンピューターグラフィックと融合させる事で、更に奥行きのあるアートを完成させています。

なお彼は年齢も非公開であり、その正体は謎に包まれています。若い事は確定しているので、今後も第一線で活躍を続けてほしい存在です。

CRAZY-A

CRAZY-A
出典:Dews

CRAZY-Aは日本を代表するBボーイ(ブレイクダンサー)です。彼は日本にブレイクダンスを広めた第一人者であり、1983年には東京B-BOYSのリーダーを務めた他、風見しんごのバックダンサーとして活動しています。

1997年には日本最大のヒップホップイベントである「B BOY PARK」を開催しており、このイベントは2017年まで続けられていました。ZOOや、KICK THE CAN CREWなどのアーティストをメジャーに押し上げる橋渡し役を果たしました。

またラッパーやDJとしての経歴もあり、EXILEや RHYMESTERなどの楽曲にも参加。現在は若手の育成やプロデューサーとして活動しており、ヒップホップの啓蒙に努めています。

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