始祖鳥に似た恐竜
ここからは、3体の始祖鳥に似た恐竜を紹介します。
- コンプソグナトゥス
- アンキオルニス
- シノサウロプテリクス
どの点が始祖鳥と似ているのか、鳥ではなく恐竜である特徴なども交えて詳しく紹介します。
コンプソグナトゥス
コンプソグナトゥスとは、始祖鳥と同じくジュラ紀に生息していた小型の肉食恐竜です。体長約70cmから140cmで羽毛に覆われた体をしていました。体長や羽毛から始祖鳥によく似ているといわれています。羽毛で覆われているだけで飛ぶことはできません。
軽量な骨をしており、秒速18mという非常に早い速度で走る恐竜としても有名です。フランスやドイツにて化石が発見されており、その中には胃の内容物まで分かるほど明確なものもあります。
アンキオルニス
アンキオルニスとは、ジュラ紀の後期に出現したとされる小型の恐竜です。体長約40cmと始祖鳥と同じくらい小さな恐竜であり、風切羽の羽毛を持っています。
最新技術によって羽毛の色は灰色と赤色だと分かりました。しかし、始祖鳥と同じく飛行能力はさほどなく、主に陸上で生活していたとされています。
シノサウロプテリクス
シノサウロプテリクスとは、ジュラ紀より後の時代である白亜紀に生息していた小型の恐竜です。体長約1mで羽毛を持ち、小型の哺乳類を捕食していました。
コンプソグナトゥスと同じように、羽毛で体が覆われているだけで飛ぶことはできません。しかし、羽毛の構造は鳥と似ています。鳥類と似た特徴を持つ点においては始祖鳥とよく似ているといえるでしょう。
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最も恐竜に近い鳥「始祖鳥」をよく知れる関連書籍
『始祖鳥とジュラ紀のなぞ』
本書は、始祖鳥をはじめとしてジュラ紀に生きた生物について詳しく解説した書籍です。漫画形式で書かれているため、子どもから大人まで楽しみながら始祖鳥と恐竜の関係性を学ぶことができます。
『始祖鳥ちゃん』
本書は、始祖鳥を主人公に恐竜の世界を描いた漫画です。恐竜の進化過程を面白く漫画化しており、他の恐竜とともにジュラ紀を生き抜こうとする始祖鳥の様子がよく分かる内容になっています。
最も恐竜に近い鳥に関するまとめ
今回は、最も恐竜に近い鳥「始祖鳥」に関して主な特徴や恐竜との共通点も交えて詳しく説明しました。始祖鳥はまさに恐竜と鳥類をつなぐ鍵であり、生命の進化について深く教えてくれる存在です。
鳥類や爬虫類、恐竜の特徴を合わせ持つ始祖鳥は進化の過程にいる生き物になります。だからこそ人類は、生物が環境に合わせて変化することを学びました。この記事を読むことで、生物の進化を学び、SF映画の世界にいる恐竜をより身近に感じてもらえたら光栄です。