女子アナ献上で炎上中のフジテレビの暗黒エピソード10選

8位：テラスハウス騒動（2020年）

テラスハウスとは、フジテレビが企画制作した「リアリティ番組シリーズ」。本番組は「台本がない」という事を前提とし、一つ屋根の下で複数の男女がシェアハウスする様子を記録したもの。2020年5月には、当時テラスハウスに出演していたプロレスラーの木村花がSNSで誹謗中傷を受けて、自殺しています。

あまり本心を表に出さないテラスハウスメンバーの中で、木村花は天真爛漫でストレートに言葉を発するタイプ。シェアハウスの最中、木村花はコスチュームを洗濯機に入れたまま外出してしまい、それに気づかずに洗濯機を回したメンバーに立腹する場面がありました。

以前からSNSには、木村花に対する誹謗中傷は存在していましたが、今回の一件を受けてSNSは更に炎上。炎上から約1ヶ月後の5月23日、木村花はSNSに「愛されたかった人生でした」とコメントを残し、硫化水素による自殺を図りました。

木村花の死を経てテラスハウスは打ち切り。木村花の母親で元プロレスラーの木村響子は、制作側が出演者への配慮に欠けていたと主張。フジテレビと制作会社2社に約1億4000万円の損害賠償を求めました。

しかし、事件から5年以上が経過した2025年になっても、フジテレビからは真相究明の核心にいたる音声や映像の提出はありません。元スタッフは、テラスハウスは台本はなくとも、ストーリーは存在したと告白しました。

また出演に至る契約書では、出演者とフジテレビの間に強い従属関係がある事がわかっています。テラスハウス側が木村花のキャラクターを意図的に利用した可能性は高く、フジテレビが出演者の人権を軽視している風潮が垣間見えます。

7位：「ほこ×たて」内でのやらせ疑惑（2013年）

フジテレビの番組は「やらせ」が疑われる事が多々ありますが、実際にやらせが発覚したのが2011年から放送されていた「ほこ×たて」でした。当番組は、「絶対に穴の開かない金属 VS どんな金属にも穴を開けられるドリル」のように、矛盾する二つの事象のどちらが強いのかを競う番組です。

やらせが発覚したのは、2013年10月放送の『スナイパー軍団 vs ラジコン軍団』。実際の撮影ではスナイパーが反則を行い、試合は中止したものの、あたかも試合が実際に行われたような描写がなされました。

やらせはラジコン軍団の告発で発覚。今までの番組も調査が行われ、数々のやらせが発覚します。2012年放送の「ラジコンカーvsどんな獲物も捕まえる猿軍団」では、ラジコンと猿の首を釣り糸で繋ぎ、猿がラジコンを追いかけるような工夫がなされていました。

やらせを経て「ほこ×たて」は、2013年10月に正式に中止が決定しました。フジテレビでは2007年にも「あるある大辞典」で、データを捏造して番組が打ち切られた事があります。他の局でもやらせは横行していますが、反省をしないのがフジテレビです。

2014年10月の『めちゃ2イケてるッ!18周年はガチで勝負だ!ハゲザイルスペシャル!!』では、猿とラジコンカーのやらせをネタにした場面とナレーションが放送されました。 SNSが発達した今の時代なら、炎上してもおかしくない案件です。

視聴者は、番組にかかわるスタッフが、番組に真摯に向き合っているのか、見極める目が必要ですね。