救出に間に合わず

出典:wondia
急いで友人達は2人を助けようとするものの、サラサラだけど重い砂に埋もれた人を助ける事は容易ではありません。落とし穴に落ちてから45分後、ついに友人たちは救急要請を行います。ただレスキュー隊もすぐに2人を助ける事はできず、穴に落ちてから1時間45分後、ようやく2人は救出されます。
しかし2人は病院に運ばれた後で死亡が確認されています。死因は窒息死。夫婦が亡くなった要因は多々あるものの、夫婦が足元を見ながら歩いていた事で頭から落とし穴に落ちた事、落ちた際に壁面の砂が2人に覆い被さった事などが挙げられます。
妻と友人は書類送検される

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9月13日、妻は被疑者死亡のまま、そして友人の男女6人が書類送検されます。ただ落とし穴の底にマットを引くなど、悪意があったわけではありません。そして里沙さんは裕樹さんを連れて意図的に落とし穴に落ちた可能性も捨てきれませんでした。
結果的に妻は被疑者死亡により不起訴処分、友人6人は起訴猶予処分となっています。2012年に裕樹さんの両親が、里沙さんの両親と友人たちに9100万円の民事訴訟を起こしました。2014年に判決が出ていますが、裕樹さんも「落とし穴があるとわかりながら、空気を読んで落ちてみせようとした」として4割の過失が認められます。
結果的に妻の両親に約1030万円、友人6人と妻両親に約3100万円の支払いが命じられました。