ニュルンベルク裁判をよく知れるおすすめ映画、本
最後にニュルンベルク裁判をよく知れる映像作品や本をご紹介します。
ニュルンベルク裁判の映画・ドラマ
こちらではニュルンベルク裁判の映画やドラマなどの映像作品をご紹介します。当時の時代背景や裁判の雰囲気などを知りたい時におすすめです。
ニュルンベルク裁判~人民の裁き
「ニュルンベルク裁判~人民の裁き」は1946年に制作されたドキュメンタリー映画で、ニュルンベルク裁判の実際の映像が使用されている貴重な作品です。
内容はソ連側から見たニュルンベルク裁判でナレーションや解説などはソ連寄りのものとなっているので、若干偏った内容とも言えます。しかし、実際の裁判の映像や雰囲気などを知りたいという場合にはおすすめの作品です。ただし、実際の死体や骸骨などショッキングな映像も含まれているので苦手な方は注意しましょう。
ニュールンベルグ軍事裁判 ヒトラー第三帝国最後の審判
ニュールンベルグ軍事裁判ヒトラー第三帝国最後の審判は2013年に作られたドラマで比較的新しい映像作品なので、白黒の映画を見るのが苦手な方やストーリー性のある物語でニュルンベルク裁判を知りたい方におすすめです。
この作品はニュルンベルク裁判の映像作品の中でも比較的中立に近い視点で、当時の戦犯の言い分や証人の主張、主任検察官の葛藤などがリアルに描かれています。そのため、ストーリー重視で映像作品を見たい方にも向いている作品です。
ニュルンベルク裁判の本
ニュルンベルク裁判 アンネット・ヴァインケ著
アンネット・ヴァインケ著のニュルンベルク裁判は、ニュルンベルク裁判からその後の継続裁判までの経緯などをまとめた翻訳本となっていて、作者はドイツ人で学者を務めています。
この本はニュルンベルク裁判の一連の流れが簡単に記載されているので、裁判の内容を概略だけでも知りたいという方におすすめです。
ニュルンベルク軍事裁判 ジョゼフ・E・パシフィコ著
ジョゼフ・E・パシフィコ著のニュルンベルグ軍事裁判は上下巻に分かれていている本です。この本はニュルンベルク裁判の経緯だけでなく拘置所で過ごす被告の様子やそれぞれの人物像なども描かれています。
また、物語風で連合国の視点から見たニュルンベルク裁判を描いているので、内容に入り込みやすく、読んでる途中で挫折しにくいのが魅力の作品です。
ニュルンベルク裁判に関するまとめ
いかがでしたでしょうか。今回は第二次世界大戦後のナチス戦犯を裁くニュルンベルク裁判の内容について簡単にご紹介しました。
ニュルンベルク裁判は被告や罪状の数が多く、期間も長いため複雑で分かりにくい出来事です。また、公平性に欠けるため後世ではあまり評価の良くない裁判と言えるでしょう。
しかし、この裁判がきっかけで現在の国際連盟の安全保障システムの起訴が作られるという事実だけでも、意義がある出来事でもあります。
この記事によって沢山の方が国際法やニュルンベルク裁判に興味を持っていただければ幸いです。