ディープパープルとはどんなバンド?功績や逸話、名曲、アルバムまとめ

おすすめアルバム

1968年 – ハッシュ

ハードロックに転向する前のサイケデリックなディープ・パープルを聴くならこのアルバムです。オリジナル曲とカバー曲が半分ずつ収録されています。キーボードのジョン・ロードが制作の指揮を執ったので、キーボードが全編に渡っていい味を出しています。

1970年 – イン・ロック

レッド・ツェッペリンの成功に影響を受け、ハードロック・バンド「ディープ・パープル」となった記念すべき作品。アルバムジャケットにはラシュモア山の歴代大統領をかたどった彫刻に、メンバーの顔を当てはめパロディ化したものが使用されています。

1972年 – マシンヘッド

名曲「ハイウェイ・スター」と「スモーク・オン・ザ・ウォーター」が収められた歴史的名盤です。全英1位・全米7位にチャートインし大ヒット。アメリカではトップ200位に118週間ランクインするほどロングセラーとなりました。

ディープ・パープルの代表作でもあり、その後のコンサートではこのアルバムの曲が必ず選曲されています。

1972年 – ライブ・イン・ジャパン

1972年に初来日した時の公演を収録したライブ・アルバム。絶頂期のディープ・パープルのライブ演奏を聴くことができる名盤です。

最初ディープ・パープル側はこのアルバムの制作に難色を示していましたが、交渉の末いくつかの条件をクリアすることで発売が認められました。内容は想像以上に素晴らしく、ローリング・ストーン誌が選んだ「オールタイム・ライヴ・アルバム50」において32位にランクインしました。

1974年 – 紫の炎

1974年に発表された8作目のアルバム。元々からのハードな曲とこのアルバムから参加のグレン・ヒューズとデイヴィッド・カヴァデールの影響によるファンキーな曲が混在する異色の作品です。

アルバムの発売直後に出演したロック・フェスティバル「カリフォルニア・ジャム」でのステージが高評価だったのも、アルバムの成功につながりました。

おすすめ名曲

スモーク・オン・ザ・ウォーター

1972年に発表された「マシン・ヘッド」に収録されていて、アメリカ盤シングルがチャートで第4位を獲得した曲です。ギター少年たちが一度は弾いたことがあるであろうイントロが有名。

この曲の誕生には逸話があります。アルバム「ファイアーボール」のツアーの際、演奏予定だったカジノが火事になってします。滞在していたホテルの窓から湖の上に煙が立ち込める様子を見ていたギランが、「スモーク・オン・ザ・ウォーター」とつぶやいたと言います。

ハイウェイ・スター

アルバム「マシン・ヘッド」の一曲目に収められたスピード感のあるロックの名曲。ツアー中にポーツマスに向かうバスの中で生まれたと言われています。

クラシック音楽に影響を受けていたブラックモアとロードの試みで、ギターソロにクラシックのバロック音楽を使用しています。

バーン

1974年に発表された8作目のアルバム「紫の炎」のタイトル曲。ギターのイントロが有名で、日本でも「タマホーム」のCMや番組の効果音などで使われています。

ブラックモアのギターとロードのオルガンのソロは圧巻で、それぞれのソロの後にあるクラシックのバロック音楽調のパートがディープ・パープルらしいアレンジです。

ハッシュ

デビューアルバムのタイトル曲である「ハッシュ」。アメリカのシンガーソングライターのジョー・サウスのカバー曲で、シングルカットされ全米チャート第24位になりました。子気味良いオルガンの演奏と、時折顔を出すブラックモアらしいギタープレイが格好いい楽曲です。

ブラック・ナイト

アルバム「イン・ロック」の宣伝用に制作されたシングル曲。アルバムの発売に先だって販売され全英チャートで第2位のヒットを記録しました。

有名なリフはアメリカのミュージシャンであるリッキー・ネルソンの「サマータイム」という曲を参考にして作られました。歌詞は即興で作られたそうで、当初は「Black Night」なのか「Black Knight」なのかも決まっていなかったといいます。

ディープ・パープルに関するまとめ

日本でも知名度の高いハードロック・バンド「ディープ・パープル」。ブラックモアやロードたちがその後のロックシーンに与えた影響は、決して小さくありません。

長い音楽活動の過程でメンバー通しの意見の不一致などにより、度々メンバーチェンジを繰り返しました。そのおかげで幅広い音楽性を持っているロックバンドとも言えるでしょう。

ディープ・パープルを初めて聴く方は、ぜひいろんな時期のアルバムを聴いてみてください。好みのアルバムを探すのも楽しいですよ!

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