小説ヲタクがおすすめするオールタイムベスト83冊

【学べる&面白い】歴史上の人物や出来事を描いたおすすめ映画33選

「歴史を題材にしたおすすめ映画を知りたい!」
「勉強になる歴史映画を教えてほしい…!」

歴史上の人物になりきってハラハラドキドキしたり、歴史上の有名な事件を目の当たりにして自分のことのように右往左往したりと、歴史映画は非日常の世界を楽しめるものです。文字情報として知っている歴史も、映画でみると臨場感が溢れて身近に感じられます。

また、歴史映画を観ることは歴史の勉強にもなります。学校の歴史の授業は時間数も限られており、どうしても知る機会さえ与えられない内容があるものです。歴史映画は、歴史を学んでいる真っ只中にいる学生にはもちろん、学生を卒業した社会人にも再び学ぶ機会を与えてくれるものでもあります。

この記事では、学生時代に毎日浴びるように映画を観続けていた筆者が、おすすめの歴史映画をいくつかのジャンルに分けて33本ご紹介します。エンターテインメント性の高いメジャー映画から、芸術志向の作品まで、幅広い世代が楽しめるものを選んでいますので、きっと目に留まる一作が見つかるでしょう。

映画賞に輝いた作品4選

影武者

1980年公開の、黒澤明監督による武田信玄の影武者を描いた作品です。黒澤監督の映像はどこを切り取っても絵画のように美しい構図で魅了されますが、この作品も大胆な色使いも相まって、恍惚として見入ってしまいます。

あらゆる意味でスケール感が半端ない映画です。海外版のプロデューサーにフランシス・フォード・コッポラとジョージ・ルーカスが名前を出してくれたことで、製作費が出たというのも驚きです。また、ラストに近いシーンでは、物凄い数の馬が倒れていて目を奪われました。今ではこのようなロケはまず実現しないでしょう。

第33回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞しました。

ラストエンペラー ※R13+

ベルナルド・ベルトリッチ監督が、愛新覚羅溥儀の生涯を描いた、1987年公開の映画です。愛新覚羅溥儀は、表向きは独立国であるものの実際は日本の傀儡国家であった満州国の皇帝になった人物です。数奇な運命を辿る愛新覚羅溥儀の人生は、日本とは切り離せるものではなく、是非多くの人に関心を持って欲しいと思います。

この作品は坂本龍一が音楽を担当し、日本人初のアカデミー賞作曲賞に輝きました。オファーからたった2週間で仕上げたというのには驚きです。劇中、坂本龍一は役者としても出演し、満州国要人であった甘粕正彦を演じています。第60回アカデミー賞、第45回ゴールデングローブ賞を受賞しました。

さらば、わが愛 覇王別姫

京劇の役者の目を通して近代中国の歴史を見る、チェン・カイコー監督による1993年公開の作品です。日中戦争は戦場にいた兵士だけではなく、中国で暮らす人々にも大きな爪痕を残した出来事だったということを、この作品を見ると再認識させられます。また、映画の後半は文化大革命による悲劇も描かれます。

レスリー・チャンが女形の男性役者を演じていて、その美しさが尋常でなく、もはや性を超越した美を感じました。ジェンダーレスが叫ばれる現代ですが、性とは何なのかについても考えさせられる作品です。第46回カンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞しています。

麦の穂を揺らす風

2006年に公開された、ケン・ローチ監督による1920年代のアイルランドの独立について取り上げた作品です。アイルランド とイギリスの関係は複雑で、いまだに解決していません。今も地続きの歴史を知るためにも、この作品はぜひ多くの人に見て欲しいと思います。

主演のキリアン・マーフィが、内面にある悲しみや苦悩を全身で表現している演技でとても素晴らしく、目を惹きました。アイルランドでロケをしたとのことで、アイルランド特有の緑の大地が美しいが故に、そこで起こる悲劇がより一層辛く感じます。第59回カンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞しました。

とにかく泣ける映画4選

シンドラーのリスト ※R18+

スティーヴン・スピルバーグ監督による1993年の映画で、第66回アカデミー賞7部門を受賞した傑作です。ナチスによるユダヤ人の大虐殺が行われた第二次世界大戦下、オスカー・シンドラーというドイツ人実業家が1200人ものユダヤ人を救った話を実話に近い形で描きました。

観ていて正直とても辛いシーンが多く、胸が張り裂けそうになります。こんなことが実際にあった話だと自覚すると、同じ人間として本当に悲しく、涙が止まりません。ほとんどのシーンがモノクロで撮影されていることで切実さがより増しているようにも感じます。

ホロコーストについては、誰もが一度は向き合うべきことだと思いますし、この映画をきっかけに考えて欲しい問題です。

ライフ・イズ・ビューティフル ※PG12

1999年に公開されたこの作品は、ユダヤ人の虐殺について扱っている点で「シンドラーのリスト」と同じですが、そのアプローチ法は真逆といっても過言ではありません。愛に溢れる家族が、ユダヤ人というだけで悲劇に見舞われるものの、父は最後まで息子に人生が美しいということを体現しようとします。

監督のロベルト・ベニーニは脚本と主演も務め、第71回アカデミー賞、第51回カンヌ国際映画祭審査員グランプリに輝きました。一番好きな映画として同作を挙げる人も多く、何度見ても最後には声を上げて泣いてしまう素晴らしい作品です。

君のためなら千回でも

世界中でベストセラーとなった原作を2007年にマーク・フォスターが映画化されたアフガニスタンの話です。平和であった頃のアフガニスタンの光景が酷く胸に刺さります。

そしてこの作品は、友情の物語です。幼い頃の弱さからくる過ちを、成長してから償おうとします。アフガニスタン進攻という背景も重なって、ラストでは涙でスクリーンが霞んだ記憶があります。カーレド・ホッセイニが書いた原作小説は、映画以上に泣けて仕方がない作品でした。映画とセットでおすすめです。

永遠の0

山崎貴監督が零戦の凄腕パイロットの特攻を描いた今作は、興行収入87億円を突破した、2014年の大ヒット映画です。必ず家族のもとに帰るという信念でパイロットとしての腕を磨き飛び続けた宮部久蔵を、岡田准一が丁寧に演じ、2015年日本アカデミー賞では最優秀男優賞を始めとした8冠に輝きました。

通常、エンドロールが流れると席を立って帰る人もよく見かけますが、この作品に関しては上映が終了し照明がついてからも、涙が止まらなくて席を立てない人や、泣きはらして目を真っ赤にしながら出口へ向かう人などが沢山いて、その様子に驚いた記憶があります。ラストシーンの岡田准一の表情が今でも忘れられません。

笑いが止まらない映画3選

のぼうの城

和田竜が2003年度に新人脚本家のための賞である城戸賞を受賞した本を、犬童一心と樋口真嗣が監督を務めて映画に仕上げたものです。この作品の舞台である「忍城」は当時豊臣方が攻めあぐねた唯一の城です。大軍の豊臣軍に対してどう戦ったのか?その戦法ももちろんですが、領主成田長親をはじめ、出てくる人たちも相当アクが強く、つい笑ってしまいます。

主演に狂言師の野村萬斎を迎えた理由の一つに、戦いの肝であった田楽踊りがあると思われますが、くだらない踊りを大真面目に隙のない上手さで舞っているのを観て、もはや笑いを通り越して喝采を送りたくなりました。

超高速!参勤交代

2011年に「城戸賞」を全審査員が満点をつけて受賞した土橋章宏の本を、本木克英監督が映画化しました。ストーリー自体が、5日以内に参勤交代をするという無茶苦茶な設定なので、それだけでも十分面白いのですが、主演の佐々木蔵之介をはじめとするキャスト陣も個性派揃いで、観ながら終始笑ってばかりでした。

しかし単なるコメディではなく、途中にシリアスな部分があったり、感動的な場面もあったりと緩急がついた展開で、テンポのいい映画でした。第57回ブルーリボン賞を作品賞として受賞したのも頷けます。娯楽映画としても素晴らしい出来の映画です。

引っ越し大名

「超高速!参勤交代」と同じ作家土橋章宏が、実際に引っ越しばかりさせられていた松平直矩という実在の大名をモチーフに書き上げた作品を、犬童一心監督が映画化しました。星野源に高橋一生、高畑充希というキャスティングだったからか、途中に歌ったり踊ったりするシーンもあり、見ていて楽しい気分になります。

思わず突っ込みたくなる登場人物が満載で笑いが止まりませんが、ストーリー自体は大真面目です。引っ越し奉行になったことをきっかけに主人公が人間的に成長していく姿は微笑ましく、周りの人たちを巻き込みながら奮闘する姿は、笑いながらも応援したくなります。気分爽快になる映画です。

偉人を取り上げた映画4選

アラビアのロレンス

デヴィッド・リーン監督による1962年公開の映画で、第一次世界大戦中のアラブ反乱を描いています。アラブ民族独立のために戦ったイギリス人トーマス・エドワード・ロレンスをピーター・シェイマス・オトゥールが演じました。

第35回アカデミー賞受賞などで客観的評価も高いですが、歴史映画と言えばこの作品を挙げる人が多いほど、名作中の名作と言われます。その理由はの名演技と、砂漠や夕日などの雄大なアラビアの景色を映し出した構図の素晴らしさでしょう。

今なお混迷を極める中東情勢は、歴史を知らないと理解ができません。この映画はそのための一助になるはずです。

アマデウス

ウォルフガング・アマデウス・モーツァルトの生涯をミロス・フォアマン監督が描いた1984年の映画です。元々はミュージカルであった作品を映画化したもので、宮廷作曲家サリエリから見たモーツァルト像が描かれます。第42回ゴールデン・グローブ賞に加え、第57回アカデミー賞8部門を受賞して大きな話題になりました。魅力溢れる音楽が圧巻です。

モーツァルトは確かに天才的な作曲家だったと思います。しかし、その生涯も相当変わったものでした。映画なのでデフォルメされている部分はあったとしても、モーツァルトの才能に羨望と嫉妬で苦しむサリエリを見ていると、浅ましくもあり、気の毒でもあり、色々考えさせられました。

ヒトラー最期の12日間

オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督が、アドルフ・ヒトラーが自殺するまでの12日間を、秘書のゲルトラウト・ユンゲの回顧録をもとに映画化した2004年の作品です。基本的には史実に沿った形でストーリーが綴られており、その事実に対して主観的な判断が挟まれないことが何より素晴らしいです。

ブルーノ・ガンツというドイツの国民的俳優とも言える役者がヒトラーを演じ、ドイツ国民も過去の自国の歴史を学ぶためにこの種の映画が必要だと考えて評価している点も、第二次世界大戦の同じ敗戦国として、日本はドイツに学ぶべきと感じます。

太陽 ※R13+

ロシアの映画監督アレクサンドル・ソクーロフが、終戦前後の昭和天皇を描いた2005年の作品です。昭和天皇を演じたイッセー尾形が、微妙な間をとりながら返事をしたり、噛み合わない会話を続けたりしていて、日本人にとっては笑い事ではなくても、外国人からすれば異様に映るのかもしれないと思って観ていました。

香淳皇后役の桃井かおりや、侍従長役の佐野史郎の抑えた演技も素晴らしく、昭和天皇の立場の特殊さを際立たせていました。監督はこの作品をあくまで芸術映画としていて、歴史を裁こうとはしていません。この映画を、日本人が天皇について考えるきっかけにして欲しいという思いを感じました。

歴史上の有名な出来事を題材にした映画4選

八甲田山

新田次郎の「八甲田山死の彷徨」という小説を映画化した1977年公開の作品です。高倉健と北大路欣也を主演に迎え、公開当時は「天は我々を見放した」という台詞が流行語になるほどの大ヒット作になりました。撮影監督であった木村大作監修のもとで2019年に4Kリマスター版が発売されています。

八甲田雪中行軍遭難事件は、青森県八甲田山で陸軍が行軍演習中に悪天候に見舞われて彷徨い、200名近い死者を出した世界的にも稀な山岳遭難事故でした。日露戦争を想定した訓練だったこともあり、本当に戦時なら悪天候でも中止できないという兵士の真面目さが裏目に出たとも言えます。

映画は、これを実際に八甲田山で撮影したことにも驚きますが、ロケ撮影だったからこそ画の迫力があり、悲劇性が増したことも確かです。

硫黄島からの手紙 ※R13+

クリント・イーストウッド監督による2006年公開の映画です。第二次世界大戦の中でも硫黄島の戦いに焦点を当て、日本軍を指揮した栗林忠道陸軍大将を中心にした日本兵の果敢に闘う姿を描いています。「父親たちの星条旗」というアメリカ側の視点から描かれた作品も作られ、両側面からこの戦いを捉えるという興味深い企画でした。

戦争を称賛しているわけでも、勝敗に拘っているわけでもなく、今生きている私たちはこうした兵士たちの歴史の上にいることを感じて欲しいという思いで制作されたといいます。

第二次世界大戦については歴史の授業で細かい戦いまで学ぶことは少なく、ましてや硫黄島のことなど聞いたこともない人もいるはずです。ぜひそうした人たちに観てもらい、戦争のことはもちろん、今自分が彼らに生かされていることを感じて欲しいです。

レッドクリフ Part I & II

三国志で有名な赤壁の戦いを描いた、ジョン・ウー監督による2009年公開の映画です。中国の地理的環境を踏まえた上で、スケールの大きい赤壁の戦いをリアルに感じるには、映像で見るのが一番早いと思います。そういう意味で、これだけ予算をかけて豪華な俳優陣で作られた映画は一見の価値があります。

赤壁の戦いで面白いのは、ユニークな戦法がたくさん出てくるところです。三国志の中でも赤壁の戦いだけを取り上げたことで、そこを重点的に描いて魅せてくれるため、三国志を全く知らなくても、興味を持つきっかけになる作品になるでしょう。

清洲会議

清洲会議とは、本能寺の変で織田信長が亡くなってのち、豊臣秀吉と柴田勝家が織田家の家督相続問題にかこつけて自らの覇権争いをした会議のことです。三谷幸喜監督はこの会議の様子を、集められた織田家の家臣や家族の思惑を描きながら楽しいエンターテイメント作品に仕上げました。

結局、豊臣秀吉が行った事前の根回しが功を奏した会議だったわけで、会議自体は茶番に近いものでした。しかし、だからこそ言葉巧みな会話劇が可笑しくて羽柴秀吉役に大泉洋をキャスティングしたのでしょうし、他の役者陣も舞台のような台詞合戦が繰り広げられていて、とても良かったと思います。

勉強になる映画

小・中学生におすすめの映画3選

武士の家計簿

幕末を描いた映画というのはどうしても戦争や政治の駆け引きがメインになりがちですが、それは一部の武士の話です。江戸時代末期の藩がどのように家臣を治めていたのか、下級武士たちはどのように生活をやりくりしていたのか、そういった血の通った話は知る機会が少ないものです。そういう意味でも幕末を考える、興味深いアプローチになる映画と言えます。

原作は歴史学者の磯田道史による教養書ですが、それを森田芳光監督が映画化することで、わかりやすく楽しい作品になりました。また、主人公の猪山直之という加賀藩の御算用者を、堺雅人が自分の頭で考えて行動する立派な幕末の武士として演じ、算盤を弾いている姿が凛々しく、頼もしく感じたのも印象的でした。

殿、利息でござる!

歴史家磯田道史の著書「無私の日本人」の中の一遍「穀田屋十三郎」を、中村義洋監督が映像化した作品です。藩に金を貸して、利息をもらおうという発想は小説のようですが実話というから驚きます。さらに、自らの財産を投げ打って皆を救おうとする姿には、小中学生も考えるところがあるのではないでしょうか?

また、江戸時代の金銭感覚や村社会の身分制度を知ることができる、勉強になる映画といえます。主演の阿部サダヲを始め、瑛太や妻夫木聡、竹内結子など、大真面目に演技をしているのにそれがなぜか可笑しく、小中学生でも飽きずに見ていられる作品でしょう。

「アルキメデスの大戦」

三田紀房の同名漫画を原作としたこの映画はフィクションです。しかし、戦艦大和のCG再現など山崎貴監督の手腕が存分に発揮され、文字ではわかりづらい「戦艦の大きさ」や「砲撃による衝撃」などを映像で伝えており、戦争を知らない世代にはわかりやすい映画になっています。

そして何よりこの映画の素晴らしいところは、なぜ戦争をしたくないと思っている人が、戦争をする方向に向かっていくのかを示唆してくれている点です。これを知っておくと、未来は変わるかもしれません。最後の菅田将暉の涙が全てを物語っていると感じました。

大人におすすめの教養が学べる映画3選

紙屋悦子の青春

戦争をテーマにした映画をライフワークのように撮り続けた黒木和雄監督の遺作となった、2006年公開のこの作品は、銃弾も飛んで来ない、誰も死なないという意味で異色です。

しかしあの戦争では、自らの思いを断ち切る人、その思いを託される人、受け入れようと努力する人が世の中にはたくさんいたと思います。そんなことに思いを馳せると、戦争の悲劇性がまた違った意味で感じられる気がします。静かな映画ですが、成熟した大人にこそ伝わってくる切なさと崇高さをぜひ感じて欲しいです。

ホテル・ルワンダ

アフリカのルワンダで、1994年に起きた実話を映画化した作品です。当時、民族間の争いが大虐殺を招いて、100日の間に100万人もの人が殺されるという信じがたい状況を見かねた一人のホテルマンが、1200人をホテルに匿って命を救ったというストーリーです。

民族間の対立問題は今も世界で起きています。日本にいるとあまり実感が沸かない人も多いかもしれませんが、これが現実です。映画は見やすいように多少エンターテイメントを意識した脚本になっていますので、まずは鑑賞して欲しいです。そしてこの背景にある問題を考える機会をぜひ作って欲しいと思います。

野火 ※PG12

2014年、塚本晋也が監督・脚本・主演で制作した第二次世界大戦におけるフィリピン戦の話です。原作は読売文学賞を受賞した大岡昇平による代表的な戦争作品で、人間の極限状態を描いた重いテーマであるため、正直言って観るのは覚悟が必要です。

しかし、フィリピン戦では50万人もの人が亡くなっていることは事実で、その多くが餓死者だったと言われています。それは目を背けてはならない事実であり、次の世代へ戦争の悲劇を引き継ぐためにも、大人にこそ観て欲しい映画だと思っています。

2020年度以降公開予定の歴史映画

長沙里9.15

朝鮮戦争におけるクロマイト作戦(仁川上陸作戦)を描いた作品です。結果的にはこの作戦が功を奏して国連軍は劣勢を挽回するという、朝鮮戦争での重大局面にあった戦いでした。

しかしこの作戦はダグラス・マッカーサーによる立案時、軍の多くの上層部は無謀すぎると反対したものでした。それでもこの奇襲を成功させるため、陽動作戦を展開することになります。この映画はその作戦に参加していた平均年齢17歳という、兵士としては未熟すぎる学生たちの物語です。

2020年6月5日より劇場上映しています。

デンジャー・クロース 極限着弾

ベトナム戦争でのロングタンの戦いを実写化した作品です。オーストラリア軍108人が、南ベトナム解放民族戦線約2000人との戦闘で、”デンジャー・クロース” という、味方にも砲撃が届くほどの超接近戦となるほど、壮絶な戦いとなったのです。

そもそも、ベトナム戦争になぜオーストラリア軍が出兵していたのか? なぜ “デンジャー・クロース” を要請する事態となったのか? 今まで歴史の闇に埋もれていた事実をこの映画で知ることができます。

2020年6月19日劇場公開予定です。

死霊魂

1957年、中国で行われた反右派闘争という政治闘争がありました。中国共産党による「百花斉放・百家争鳴」という呼びかけに応じて自由に声を上げた55万人の人々が、「右派」というレッテルを貼られて収容所に送られ、かつ大飢饉が襲いました。生存率はわずか10%であったそうです。

この映画は、その生存者の証言を中心にしたドキュメンタリーです。8時間を超える超長編ですが、2018年カンヌ国際映画祭特別招待作品となり、また山形国際ドキュメンタリー映画2019では、大賞と観客賞のW受賞となりました。

2020年8月1日劇場公開予定です。

MIDWAY

第二次世界大戦で日本とアメリカが航空戦にて激突したミッドウエー海戦を、ドイツ人であるローランド・エメリッヒ監督が撮った大作映画です。日米の実力派で知られる俳優たちが出演しており、連合艦隊司令長官である山本五十六役には豊川悦司が抜擢され、海軍中将山口多聞を浅野忠信が演じています。

2020年9月11日公開予定です。

世宗大王 星を追う者たち

世宗大王とは、ハングルの生みの親であり朝鮮王朝の最高のリーダーと称される李氏朝鮮の第4代国王です。この映画では、世宗大王とチャン・ヨンシルという水時計などを発明した天才科学者の、身分を超えた絆を描いています。

ハン・ソッキュとチェ・ミンシクのダブル主演で、1999年に韓国で社会現象にまでなった「シュリ」以来の共演という点でも注目されている作品です。2020年9月14日劇場公開予定となっています。

新解釈・三国志

福田雄一監督が、大泉洋を主演に迎えてメガホンを撮った異色の三国志映画です。「新解釈」と謳っていることからも、一筋縄ではいかない、今までにない三国志映画になりそうです。諸葛亮孔明をムロツヨシが演じるなど、公開前から話題が絶えない作品になっています。

2020年12月11日劇場公開予定です。

燃えよ剣

司馬遼太郎の著作の中でも一、二位を争う人気作である「燃えよ剣」を、岡田准一主演で原田眞一監督が映画化しました。土方歳三を主人公にした新撰組の話ですので、多くのアクションシーンが予想されます。もはや達人に近い剣捌きで定評のある岡田准一がどのような殺陣を見せてくれるのか、注目です。

原田監督は大掛かりな撮影をすることで知られていますが、今作も池田屋を完全再現したオープンセットに加え、3000人ものエキストラを動員した撮影も行われました。そして、鈴木亮平に柴咲コウ、山田涼介、伊藤英明など、豪華な俳優陣が脇を固めているのも大きな見どころとなっています。

峠 最後のサムライ

司馬遼太郎が河井継之助の生涯を書いた同作を、小泉堯史監督が脚本も担当し映像化した作品です。河井継之助を役所広司が演じます。小泉監督の時代劇は日本の原風景のような映像美が見事で、大スクリーンで味わいたいものが多いのですが、今作も全編新潟ロケを行ったようで期待に胸が膨らみます。

小泉監督らしく、共演者も松たか子や香川京子、田中泯、佐々木蔵之介、吉岡秀隆、仲代達矢と、芸達者が集まり、前評判の高い作品です。

歴史映画に関するまとめ

ぜひ観てみよう!と思った作品はありましたか?

歴史を知ることは、自分の世界を広げることにつながります。世の中には多種多様な考え方があり、失敗と成功を繰り返してきた歴史は、これからを生きる上で参考になる知恵がたくさん詰まっています。

教科書で学ぶ歴史ももちろん大切ですが、歴史映画を観て楽しいと思ったり、感動したり、辛くて涙が止まらない経験をすることで得るものもたくさんあります。この記事が、そんな至極の映画鑑賞の一助になれば嬉しいです。

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