歴史上の人物や出来事を描いたおすすめ映画33選

2020年度以降公開予定の歴史映画

長沙里9.15

朝鮮戦争におけるクロマイト作戦(仁川上陸作戦)を描いた作品です。結果的にはこの作戦が功を奏して国連軍は劣勢を挽回するという、朝鮮戦争での重大局面にあった戦いでした。

しかしこの作戦はダグラス・マッカーサーによる立案時、軍の多くの上層部は無謀すぎると反対したものでした。それでもこの奇襲を成功させるため、陽動作戦を展開することになります。この映画はその作戦に参加していた平均年齢17歳という、兵士としては未熟すぎる学生たちの物語です。

2020年6月5日より劇場上映しています。

デンジャー・クロース 極限着弾

ベトナム戦争でのロングタンの戦いを実写化した作品です。オーストラリア軍108人が、南ベトナム解放民族戦線約2000人との戦闘で、”デンジャー・クロース” という、味方にも砲撃が届くほどの超接近戦となるほど、壮絶な戦いとなったのです。

そもそも、ベトナム戦争になぜオーストラリア軍が出兵していたのか? なぜ “デンジャー・クロース” を要請する事態となったのか? 今まで歴史の闇に埋もれていた事実をこの映画で知ることができます。

2020年6月19日劇場公開予定です。

死霊魂

1957年、中国で行われた反右派闘争という政治闘争がありました。中国共産党による「百花斉放・百家争鳴」という呼びかけに応じて自由に声を上げた55万人の人々が、「右派」というレッテルを貼られて収容所に送られ、かつ大飢饉が襲いました。生存率はわずか10%であったそうです。

この映画は、その生存者の証言を中心にしたドキュメンタリーです。8時間を超える超長編ですが、2018年カンヌ国際映画祭特別招待作品となり、また山形国際ドキュメンタリー映画2019では、大賞と観客賞のW受賞となりました。

2020年8月1日劇場公開予定です。

MIDWAY

第二次世界大戦で日本とアメリカが航空戦にて激突したミッドウエー海戦を、ドイツ人であるローランド・エメリッヒ監督が撮った大作映画です。日米の実力派で知られる俳優たちが出演しており、連合艦隊司令長官である山本五十六役には豊川悦司が抜擢され、海軍中将山口多聞を浅野忠信が演じています。

2020年9月11日公開予定です。

世宗大王 星を追う者たち

世宗大王とは、ハングルの生みの親であり朝鮮王朝の最高のリーダーと称される李氏朝鮮の第4代国王です。この映画では、世宗大王とチャン・ヨンシルという水時計などを発明した天才科学者の、身分を超えた絆を描いています。

ハン・ソッキュとチェ・ミンシクのダブル主演で、1999年に韓国で社会現象にまでなった「シュリ」以来の共演という点でも注目されている作品です。2020年9月14日劇場公開予定となっています。

新解釈・三国志

福田雄一監督が、大泉洋を主演に迎えてメガホンを撮った異色の三国志映画です。「新解釈」と謳っていることからも、一筋縄ではいかない、今までにない三国志映画になりそうです。諸葛亮孔明をムロツヨシが演じるなど、公開前から話題が絶えない作品になっています。

2020年12月11日劇場公開予定です。

燃えよ剣

司馬遼太郎の著作の中でも一、二位を争う人気作である「燃えよ剣」を、岡田准一主演で原田眞一監督が映画化しました。土方歳三を主人公にした新撰組の話ですので、多くのアクションシーンが予想されます。もはや達人に近い剣捌きで定評のある岡田准一がどのような殺陣を見せてくれるのか、注目です。

原田監督は大掛かりな撮影をすることで知られていますが、今作も池田屋を完全再現したオープンセットに加え、3000人ものエキストラを動員した撮影も行われました。そして、鈴木亮平に柴咲コウ、山田涼介、伊藤英明など、豪華な俳優陣が脇を固めているのも大きな見どころとなっています。

峠 最後のサムライ

司馬遼太郎が河井継之助の生涯を書いた同作を、小泉堯史監督が脚本も担当し映像化した作品です。河井継之助を役所広司が演じます。小泉監督の時代劇は日本の原風景のような映像美が見事で、大スクリーンで味わいたいものが多いのですが、今作も全編新潟ロケを行ったようで期待に胸が膨らみます。

小泉監督らしく、共演者も松たか子や香川京子、田中泯、佐々木蔵之介、吉岡秀隆、仲代達矢と、芸達者が集まり、前評判の高い作品です。

歴史映画に関するまとめ

ぜひ観てみよう!と思った作品はありましたか?

歴史を知ることは、自分の世界を広げることにつながります。世の中には多種多様な考え方があり、失敗と成功を繰り返してきた歴史は、これからを生きる上で参考になる知恵がたくさん詰まっています。

教科書で学ぶ歴史ももちろん大切ですが、歴史映画を観て楽しいと思ったり、感動したり、辛くて涙が止まらない経験をすることで得るものもたくさんあります。この記事が、そんな至極の映画鑑賞の一助になれば嬉しいです。

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