いつ生まれた?太陽誕生から現在までの歴史と太陽の未来について紹介

太陽は私たちにとって、無くてはならない存在であることは皆さんご存じかと思いますが、意外とその太陽の歴史について知っている方は少ないと思います。

太陽

今から46億年前、太陽は宇宙の様々なガスが集合して誕生しました。太陽誕生をきっかけとして太陽系ができ、地球で生命が生まれ、私たちは誕生しています。こうして考えてみると、太陽は非常に歴史が深く、太陽系で生まれたからには太陽の歴史は覚えても損はないと思います。

そこで今回は

「太陽誕生のきっかけは?」
「今後の太陽はどうなっていくの?」

こういった疑問をお持ちの方に向けて、太陽誕生から現在までの歴史と、今後の太陽の未来について紹介していきたいと思います。

この記事を書いた人

一橋大卒 歴史学専攻

京藤 一葉

Rekisiru編集部、京藤 一葉(きょうとういちよう)。一橋大学にて大学院含め6年間歴史学を研究。専攻は世界史の近代〜現代。卒業後は出版業界に就職。世界史・日本史含め多岐に渡る編集業務に従事。その後、結婚を境に地方移住し、現在はWebメディアで編集者に従事。

誕生はいつ?太陽誕生から現在までの歴史年表

太陽のコロナ放出

知っての通り、太陽が生まれたのは我々人類が生まれるよりもずっと前のことなので、太陽誕生に立ち会い実際に目にした人は当然いません。ですがこの宇宙には太陽以外にも様々な星が無数に散らばっています。

その星を詳しく知ることで、太陽が生まれたきっかけを推測することが出来ます。それではさっそく太陽が誕生してから現在まで、どのような歴史を歩んでいったのかご紹介していきます。

そのそも太陽とはどういう星なのか詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

太陽とは?誕生からその歴史、地球に与える影響までわかりやすく解説

46億年前 – 太陽誕生

原始惑星系円盤

星というのは基本的に、宇宙空間をさまよっている星間物質が集まって誕生します。全ての物質には重力がありますが、この星間物質も同じように重力を持っています。

宇宙空間をさまよっている星間物質同士が、お互いの重力によって惹かれ合い、だんだんと大きくなって出来たものが「原始星」といわれる初期段階の星です。太陽も星間物質の集まりで、46億年前に「原始星」となって誕生しました。

45億9000万年前 – Tタウリ型星

おうし座T型星

約1000万年程かけて原始星はTタウリ型星に進化していきます。

Tタウリ型星は原始星と違い、恒星の進化や惑星の形成によって変光するのが特徴的です。また原始星の段階では、太陽はまだ周囲を星間物質に覆われており、内部構造も不安定な状態ですが、Tタウリ型星になると周囲の星間物質も少なくなっていきます。

現在の太陽は核融合反応によって輝いていますが、この頃の太陽は重力収縮による重力エネルギーで輝いています。

45億年前 – 主系列星

太陽系

太陽は誕生から1億年ほどたつと、重力エネルギーによって中心部がだんだんと温められていき、星間物質である水素も密度が増していきます。この段階に入ると太陽は核融合反応によって、大きく光輝きだします。

この状態の星は主系列星と呼ばれており、現在の太陽含む多くの恒星が主系列星に属します。このころの太陽は活動が活発で、太陽風が強く吹いていました。太陽はこの太陽風で周囲のガスなどの星間物質を吹き飛ばし、残ったのが私たちの住む地球を含む太陽系の惑星だといわれています。

太陽系の惑星について、詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

太陽系の惑星とは?順番や特徴、大きさ、距離、英語名について徹底解説

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