ナポレオン・ボナパルトの名言20選!発言に込められた意図や背景も解説

「ナポレオンの名言が知りたい!」
「ナポレオンのような成功した人の考え方を知りたい」

ナポレオンはフランスの軍人・革命家であり、フランスの全盛期を築いた大英雄です。天才的な戦術でそのほぼ全ての戦いに勝利したという驚異の人物でもあります。現在もフランスは元より全世界にファンが多くいるナポレオン。

ナポレオン・ボナパルト

彼の言葉には「人を動かす指導者」としての心構えや、軍事以外のことに至るまで多くの名言を残しています。そんなナポレオンの珠玉の名言の中から、20の名言を選びました。ナポレオンの波乱の生涯の中で生み出された言葉は、どの言葉も私たちの心に響くものばかりであり、きっと私たちの道標となってくれます。

この記事を書いた人

フリーランスライター

高田 里美

フリーランスライター、高田里美(たかださとみ)。大学は日本語・日本文学科を専攻。同時にドイツ史に興味を持ち、語学学校に通いながら研究に励む。ドイツ史研究歴は約20年で、過去に読んだヨーロッパ史の専門書は100冊以上。日本語教師、会社員を経て結婚し、現在は歴史研究を続けながらWebライターとして活躍中。

ナポレオンの名言と意図、背景

天才軍人ナポレオン・ボナパルトの名言を詳しく!

余の辞書に不可能はない!

一兵隊から皇帝に上り詰めたナポレオンに似合う言葉だ

余の辞書に不可能はない

恐らくナポレオンの名言の中で、一番の知名度を誇る名言でしょう。ただし近年は「フランス語に不可能という言葉はない」という意味の誤訳だったという説や、後世の創作説も出てきている問題の言葉でもあります。しかしたとえそうだったとしても、ナポレオンという英雄の言葉として伝わる程の力強い言葉でもあり、多くの人が憧れる言葉でもあります。

過ぎたことでくよくよするな

失敗したときにいつまでも落胆していてはいけない

過ぎたことで心を煩わせるな

突き刺さる名言です。人は失敗をいつまでも悔やんでくよくよしてしまうものですが、その時間がもったいないと言っています。確かに失敗したことは受け入れて、どの様に解決するか、どの様に今後に活かすかが大切といえるのではないでしょうか。

リーダーとは希望を配る人だ

ナポレオンは圧倒的なカリスマで最終的には皇帝まで昇りつめた

リーダーとは「希望を配る人」の事だ

多くの戦いで戦勝したナポレオンは、パリに戻ってきたときに住民たちの熱狂的な歓迎を持って迎えられたそうです。ナポレオン自身も「希望を配る人」であり続け、フランス国の全盛を築き上げたことが、この言葉を体現していたといえるでしょう。

じっくり考えろ。しかし動くときは何も考えるな

行動を移すまでは考え抜くが、動くときは突き進むのみ!

じっくり考えろ。しかし、行動する時が来たなら考えるのをやめて進め

戦いにおいても作戦はじっくり考えて、しかし行動するときはもう考えるのを止めて突き進めというと言葉はナポレオンの戦術において活かされてきたのでしょう。1805年に起きたアウステルリッツの戦いでも、圧倒的に数において劣勢だったフランス軍が、ナポレオンの英断によりオーストリア・ロシア連合軍に勝利しています。

状況は俺が作るのだ

状況は自分で作るものだが誰でもできることではない

状況?何が状況だ?状況は俺が作るのだ

38戦中35勝という驚異の勝率は、こういった心構えから出来るものなのでしょう。わかってはいるものですが、誰でもできることではありません。しかし、この言葉がいう通り自分が状況を作り出せるくらいの力を持ちたいものです。

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