【スティーブジョブズクイズ#2】シンプルを追求したIT界の革命家。

スティーブジョブズはApple社に復帰してCEOとして就任して以降、給料として1ドルしか受け取っていませんでした。実質的には無給ですが、カリフォルニア州の法律に則るために、1ドルだけ受け取っているという体面にしていたのです。

スティーブジョブズは幼少期、落ち着きのない子供として知られていました。小学校の授業中には突然花火をし出して、先生に怒られるというエピソードもあったそうです。ヘアピンをコンセントに差し込んで感電してしまうこともありました。

ジョブズは16歳の時にウォズニアックと知り合いになり、ブルーボックスと呼ばれる、不正に無料で長距離電話をかけることの出来る機械を開発しました。二人はこの機械を200台ほど売りさばき、大きな利益をあげることに成功したのです。

スティーブジョブズは1990年にスタンフォード大学での講演でローレン・パウエルと出会います。二人は意気投合し、1991年に結婚する運びとなりました。挙式はカリフォルニア州にあるヨセミテ国立公園で挙げられました。

1998年、ジョブズがApple社に復帰して以降初めて、新型コンピュータを発売することになります。それまではアイボリーの箱というデザインだったAppleのコンピュータですが、新型のコンピュータ「iMac」にはカラフルでスケルトンなデザインを採用したのです。この商品は爆発的に売れることになり、Appleの復活を印象付けることになりました。

Apple社は2001年に音楽事業にも参入し、数千曲の音楽データを持ち歩くことの出来る「iPod」を発売しました。スクロールホイールと呼ばれる機能で手軽に楽曲を選べることにできるデバイスは世界に衝撃を与えることになったのです。

初代「iPhone」は現在と比較するとサイズがかなり小さく、手にすっぽりと収まる程度でした。画面も小さく、現在のもっとも大きい機種で6.5インチですが、初代「iPhone」は3.5インチしかありませんでした。

初代「iPhone」は2007年6月29日に発売され、2008年7月11日にiPhone3Gが発売されるまでの間、1年間で約612万台売り上げました。当初の販売価格は8GBモデルで約600ドル（日本円で6万円から7万円）でした。

スティーブジョブズは2003年に膵臓癌と診断されました。当時は神経内分泌腫瘍という治療可能な症例でしたが、ジョブズが治療を拒否し続けたため、のちの検査にて腫瘍が増大していることが判明したのです。結局、手術で取り除くことになりましたが、2008年には肝臓への転移が発覚するのでした。

スティーブジョブズはスタンフォード大学の卒業式に「Stay hungry, stay foolish.」という言葉を残しました。この言葉は「全地球カタログ」最終号からの引用で、多くの人々の共感を得るところとなったのです。