北条時政とはどんな人?生涯・年表まとめ【性格や初代執権の活躍、家紋や家系図についても紹介】

北条時政の関連作品

おすすめ書籍・本・漫画

北条時政と北条政子―「鎌倉」の時代を担った父と娘

北条氏の台頭に多大なる影響を与えた親子について、詳しく考察された一冊。時政の系譜は不明な点が多いものの、本書ではある程度の勢力を誇っていたと結論づけています。

平安末期〜鎌倉初期における地方や京の相関について考察された本は貴重であり、時政のスケールの大きさを再認識させられます。

執権 北条氏と鎌倉幕府

鎌倉時代の知名度が低い点として、守護と地頭や執権等の聞きなれない言葉が多い点も挙げられます。また何故北条氏は源氏の代わりに将軍家を乗っ取らなかったのか等、多くの疑問もあるでしょう。

本書は北条氏に対する疑問や、執権という役職の本質について綿密に考察されています。読みやすい文章で書かれている為、鎌倉幕府について学びたい人にもオススメの一冊です。

探訪 比企一族―鎌倉幕府設立の立役者 比企一族・真実探しの旅

時政達により滅ぼされた比企一族についてまとめられた一冊。勝者の陰には必ず敗者がいて、語られる事のない歴史がそこにはあります。

比企一族のルーツや鎌倉幕府における功績や立ち位置が分かる事で、鎌倉幕府に対する更なる理解が深まる事でしょう。

おすすめの動画

『鎌倉殿の十三人』超予習!鎌倉幕府初代執権・北条時政

時政の生涯について分かりやすくまとめられた動画です。イラストから肖像画を織り交ぜて解説しており、初めて時政を知る上でも見やすいでしょう。

当チャンネルは他にも後白河法皇や北条政子など、この時代の人物を多く取り上げており、気になる人は他の動画も視聴をオススメします。

中世13 鎌倉時代4 鎌倉時代の政治1 (17分)

映像授業 Try ITの動画であり、鎌倉幕府の政治機構や用語について分かりやすく解説されています。内容的には受験生向けであり、この時代の用語や人間関係への理解が深まる事でしょう。

おすすめドラマ

草燃える 総集編

1979年に放送された大河ドラマ。頼朝を主人公にしているものの、承久の乱までを描いた群像劇と言う意味合いが大きいです。時政を演じたのは数々の敵役を演じた故人・金田龍之介でした。

時政は老獪な策略家であり、後に義時や政子と対立する強大な壁として描かれていました。悪役としての時政を堪能できる作品ですが、現在は総集編しか販売していません。

義経

2005年に放送された源義経を主人公にした大河ドラマです。時政を演じたのは小林稔侍。頼朝や政子の結婚に最初は反対しつつも、やがては2人を支援する頼もしい味方と言う立ち位置でした。

勿論底の読めない策略家という、従来のイメージは健在でした。梶原景時ら後の有力御家人と台頭に渡り合う様子が印象的でした。

小林稔侍演じる北条時政

平清盛

2012年に放送された平清盛を主人公にした大河ドラマです。時政を演じたのは遠藤憲一でした。野菜を植えたり、他の豪族と雑談をする等、他の二作品と比べると地方の一豪族と言う描かれ方をしています。

頼朝との立ち位置も、共に打倒平家を掲げる同志のようなものであり、素朴な良き舅と言う時政は新鮮に感じるかもしれませんね。

遠藤憲一演じる北条時政

関連外部リンク

北条時政についてのまとめ

今回は北条時政の生涯について解説しました。謎に包まれた系譜と前半生。鎌倉幕府における様々な暗殺にも関与する等、時政の生涯は実に波乱に満ちたものでした。日本史における暗部とも言える存在が時政なのです。

もっと評価されても良い人物ですが、晩節を汚した事で時政の評価は失墜したと言えます。もし時政と牧の方の計画が成功していたら、その後の歴史は大きく変わっていた事は間違いありません。

今回の記事を通じて北条時政に興味をもっていただけたら幸いです。

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