516~518年 -「ベイドン山の戦いが起こる」
「カンブリア年代記」に、ベイドン山の戦いでアーサーは3日3晩十字架を両肩に担ぎ、アングロサクソン人の戦いに勝利したという記述があります。ここでも王ではないですが、勇敢な人物として描かれています。
聖剣エクスカリバーによりブリタニアを統一する(物語)
アーサーはぺリノア王と戦い、引き抜いた剣は折れ敗北します。しかし魔術師マーリンに連れられて、とある湖を訪れるとそこで聖剣「エクスカリバー」を手に入れます。エクスカリバーを手に入れたアーサー王はサクソン人やウェールズ人の数々の戦いに勝利し、ブリタニア全土を統一するのです。
ロデグランス王の娘グィネヴィアと結婚する(物語)
アーサー王はモルゴースという異父姉と一夜を共にし、後の円卓の騎士のモルドレットを授かります。その後に美しいグィネヴィアと恋に落ち、魔術師マーリンの反対を押し切って結婚します。グィネヴィアの嫁入り道具として、「円卓」がキャメロット城に運び込まれました。
これによりアーサーに仕えた騎士は円卓を囲み、語り合う「円卓の騎士」と言われるようになりました。アーサーは多くの騎士を集めて、円卓の騎士を結成しました。この中にフランスから来たランスロットとグィネヴィアは恋に落ち、円卓の騎士は崩壊していきます。
円卓の崩壊(物語)
アーサー王の不義の子供モルドレッドも円卓の騎士に入ります。そしてランスロットと王妃グィネヴィアの関係に気づき、二人の不貞の現場を押さえ告発します。ランスロッドは逃亡し、グィネヴィアは捕らえられてしまいました。
グィネヴィアは不義密通の為に火あぶりの刑を宣告されましたが、死刑執行の場にランスロットが現れてグィネヴィアを救出しています。アーサーはランスロットへの復讐を近い、フランスへ大軍を連れて向かいました。
しかしランスロットに味方をする円卓の騎士も多く、円卓の騎士は敵味方に別れて争い戦闘は激化します。しかしランスロットはアーサー王と戦う意思はなく、妃の命の保障を条件にアーサー王にグィネヴィアを返還し和解に至っています。
カムランの戦い(物語)
フランスでの戦いの間に、息子のモルドレッドが反乱を起こします。そしてアーサーはカムランでモルドレッドと対峙し、戦います。この戦いでモルドレッドと一騎打ちになり、アーサーの槍がモルドレッドに貫通し、モルドレッドの剣もまたアーサーを一撃します。この戦いでモルドレッドは戦死、アーサーも瀕死の重傷を負います。
アーサー王の最期(物語)
自らの死期を悟ったアーサーは従士ベディヴィエールにエクスカリバーを湖の乙女に返すように託しています。ベディヴィエールは湖に剣を投げると、現れた手が剣を受け取り、再び水中に消えます。
そして、アーサー王は「私はアヴァロンに行って傷を癒さなければならない。けれど、いつかこの世が窮地に立ったときには戻ってくる」と言い残し、姉のモーガン・ル・フェイや湖の乙女らに付き添われ、船に乗り、消えてゆきました。アーサー王の墓碑には、「ここに過去の王にして未来の王アーサーが眠る」と記されています。