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徳川家康の名言10選!名言が生まれた意図や背景も解説


徳川家康は、織田信長や豊臣秀吉と並び戦国時代を代表する人物です。家康が関ヶ原の戦いで勝利し、大坂夏の陣で豊臣家を滅ぼしたことで、日本には約260年続く太平の世が訪れました。つまり、徳川家康は戦国時代の最終勝利者とも言えるでしょう。

徳川家康の肖像画

そんな徳川家康の言葉には、仕事や人生で勝組になるためのヒントが詰め込まれています。そこで今回は、徳川家康の言葉の中から、現代でも役に立つ10の名言を選びました。現代人の心をも震わせる徳川家康の名言を、ぜひあなたの仕事や私生活にもお役立てください。

徳川家康の名言と意図、背景

人の一生は重きを負うて遠き道を行くがごとし

徳川家康が生まれた岡崎城天守(復元)

人の一生は重きを負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。

徳川家康の名言の中でも特に有名な言葉です。『人生とは、重い荷物を背負って遠くまで歩いていくようなものだから、決して急いではいけない』といった意味が込められています。『鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス』の詩でも知られる徳川家康の性分を象徴する、忍耐を強く説いた言葉ですね。

恐ろしいのは臆病者だ

戒めの為、三方ヶ原の戦いで惨敗した直後に描かせたと伝わる家康の肖像画

世におそろしいのは勇者ではなく臆病者だ。

『臆病者は用心深さを持つため、計画や準備をしっかり行い事に当たる。ゆえに臆病者を敵にした時こそ用心が必要だ』という意味が込められています。若き日の家康は、三方ヶ原の戦いで武田信玄に猪突猛進し、完膚なきまでに叩きのめされた経験があります。そういった苦い経験が、この名言に反映されているのかもしれませんね。

負くること知らざれば害その身に至る

家康が幼少期を過ごした臨済寺

勝つことばかり知りて負くること知らざれば害その身に至る。

この名言も上記『世におそろしいのは勇者ではなく臆病者だ』と近い意味があります。幼少期を今川家の人質として過ごし、織田信長や豊臣秀吉に遅れをとり続け、武田信玄にも惨敗した経験が家康の強い忍耐を作り上げたからこそ、彼は『負け』の必要性を強く説いているのです。

得意絶頂のときこそ隙ができる

得意絶頂のときこそ隙ができることを知れ。

破却前の岡崎城天守(家康の生誕地)の古写真

仕事でもプライベートでも成功ばかりが続くと、どうしても慢心が生まれます。しかし、慢心は気持ちに隙を作り、驕りは周囲の信頼を失い、そして悪い結果へと導いてしまうのです。『うまく行っている時ほど、調子に乗らず、自らを律し行動する』とても大事なことですね。

大将というのは常に落ち度を探られているものである

駿府城本丸跡の徳川家康像

大将というのは敬われているようで、たえず家来に落ち度を探られているものである。

人の上に立つものの心得を説いた言葉です。表面上は良い顔をして従っているようでも、部下は上司の行動を常に監視しているものです。そして決定的な落ち度を見せてしまえば、信頼を失い侮られてしまいます。だからこそ、上に立つ者は常に自らを律しなければいけません。職場で部下を持つ立場の方には身に沁みる名言ですね。

あぶない所へ来ると、馬から降りて歩く

久能山東照宮にある徳川家康の手形

あぶない所へ来ると、馬から降りて歩く。これが秘伝である。

天正18年(1590年)徳川家康が小田原攻めに参陣したときの言葉です。『危険を感じた時は無理をせずに慎重に物事を進めることが大切である』という意味が込められています。ことわざの『急がば回れ』と同じような意味ですね。家康らしい用心深さを表現した名言です。

決断は難しいことではない

岡崎公園にある徳川家康像

決断は、実のところそんなに難しいことではない。難しいのはその前の熟慮である。

段取りの大切さを説いた言葉です。物事の決断は早い方が良いとされる場合が多いですが、いくら早くても思慮の浅い決断が良いわけではありません。決断の前には、最善の結果をもたらすためのしっかりした熟慮が必要であり、決して浅はかな考えではいけない。大事な仕事を任された時などに思い出したい名言ですね。

諫めてくれる部下

芝東照宮蔵の徳川家康像

いさめてくれる部下は、一番槍をする勇士より値打ちがある。

自分の指示に黙って従ってくれる部下、自分を褒めてくれる部下、人間どうしても、そういった部下に囲まれて働きたいと思ってしまうものです。しかし、そういった環境では自分の良くない行いに気付けないまま、悪い方向に突き進んでしまうケースも少なくありません。自分が誤った方向に行った時、あえて苦言を呈してくれる部下こそ、本当に大切にしたい人材なのです。

滅びる原因

徳川家康を祀る日光東照宮

滅びる原因は、自らの内にある。

徳川家康の領地は、武田信玄の領地と接していた時期があり、常に警戒が必要でした。だからこそ常日頃から緊張感を保てたのです。『信玄が亡くなった後、緊張感が解け油断が生じだ時こそ危ない。だからこそ強敵がいなくなって喜ぶのではなく、よりいっそう気持ちを引き締めていかなければならない』といった強い自戒が込められた名言です。

愚かなことを言う者があっても最後まで聴いてやらねばならない

日光東照宮にある家康の墓所

愚かなことを言う者があっても、最後まで聴いてやらねばならない。でなければ、聴くに値することを言う者までもが、発言をしなくなる。

話の途中で遮って自分が喋り出す人がいます。話の腰を折ってアドバイスしてしまったり、最後まで聞いていないのに人の意見を否定したり。そういった対応が続くと、やがて『何を言っても無駄』となり、本音を話してくれなくなります。『まずは相手の話をきちんと聞く』、とても大事なことですね。

徳川家康の関連書籍

超ビジュアル! 歴史人物伝 徳川家康

徳川家康の人生がイラストでよくわかる一冊です。かっこいいイラストや大迫力のCGで再現された合戦や名城が載っていて視覚的にも楽しめます。甲胄、城跡、古戦場などの歴史的資料も多数掲載されたおり、情報量も抜群。子供から大人まで広く楽しめるオススメの書籍です。

角川まんが学習シリーズ まんが人物伝 徳川家康

角川まんが学習シリーズ 『日本の歴史』に続く新シリーズ『まんが人物伝』で、徳川家康を取り上げた一冊です。徳川家康がどのような子ども時代を過ごして、どのように偉業を果たしたのかを、マンガで丁寧に描いています。マンガなので入門用としても手に取りやすく、これから家康の歴史を学びたい方にもオススメです。

山岡荘八歴史文庫 徳川家康

徳川家康を描いた歴史小説の決定版とも言える一冊です。文庫サイズで全26巻という壮大なボリュームですが、その分読み応えや満足感は申し分ありません。作者 山岡荘八氏の表現の見事さは何度読んでも圧巻です。昭和に書かれた作品ですが、今読んでも新鮮さを失っていません。

徳川家康をよく知れるおすすめ本12選【漫画や小説、歴史資料まで】

徳川家康の名言についてのまとめ

徳川家康の一生は、まさに忍耐との勝負で、その晩年に花を咲かせた人生でした。そんな苦渋があったからこその名言が目立ちましたね。

職場などでも、なかなか成果でなかったり、後輩ばかりが評価されたりすると、どうしても焦りが生まれてしまいます。しかし家康は、焦らずじっくりと準備を整え機会を待ちつつも、チャンスと見たら即実行に移す行動力を持っていました。『負け』や『失敗』は長い目で見れば人生を成功に導く糧となります。それを家康の人生と数々の名言が物語っています。

ぜひ徳川家康の名言に触れ、あなたの人生の指針としていただければ幸いです。

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