戊辰戦争とは?原因や流れ、主要人物をわかりやすく解説【年表付き】

戊辰戦争を題材にした映画・ドラマ・小説など

「八重の桜」(大河ドラマ)

綾瀬はるかさん演じる八重の生き方が鮮烈だったNHK大河。特に会津戦争では「なよ竹の風にまかする身ながらもたわまぬ節はありとこそ知れ」の歌を残し自刃して果てた西郷千重子(享年34)、薙刀を手に勇猛に戦いながらも戦場に散った中野竹子(享年23)、戦闘中大垣藩兵に捕らわれたのち自刃した神保雪子(享年26)など女性たちの悲劇に衝撃を受けました。

「燃えよ剣」(小説、映画)

小説

司馬遼太郎の小説『燃えよ剣』は、それほど人気のなかった新選組に光をあてた作品として知られています。もともと明治以降の時代では旧幕府軍である新選組は疎んじられる存在だったのですね。近藤、土方、沖田の時に兄弟のように甘く、時に武士として厳しい関係性に興味を惹かれる作品です。

映画

『燃えよ剣』を原作にした映画で公開予定は2021年10月。監督に『日本のいちばん長い日』『関ケ原』の原田眞人さん。主演は土方歳三役の岡田准一さん。岡田准一さんといえば、大河ドラマ『軍師官兵衛』で黒田官兵衛役を演じ、殺陣に強いこだわりをもっていることでも知られています。

公式サイト:映画『燃えよ剣』公式サイト 2021.10

「峠」(小説、映画)

小説

越後・長岡藩の河井継之助を主人公にした司馬遼太郎の小説。もし河井継之助が薩摩や長州にならぶ大藩の家老であったならば、歴史の流れは大きく代わっていたかもしれません。新政府か旧幕府かで揺れていた時代に、局外中立という概念をもった点を見ても類まれな人物であったはずです。

映画

『峠』を原作にした映画で公開予定日は2021年7月1日。監督は、黒澤明映画出身の小泉堯史さん。監督デビュー作『雨あがる』で日本アカデミー賞優秀監督賞受賞。主演は河井継之助役の役所広司さん。妻・おすが役に松たか子さん、前長岡藩主・牧野忠恭役に中代達矢さんとそうそうたる顔ぶれです。

映画『峠 最後のサムライ』公式サイト 2021年7月1日(木)公開

戊辰戦争に関するまとめ

今回は、戊辰戦争について、戦争に至った原因と背景、有名な戦いを明らかにしつつ戦争の結果について解説しました。日本が新政府と旧幕府とに大きく二分されるなか、どちらも信念に基づいて戦い抜いた、それが戊辰戦争です。したがって官軍か賊軍かという区分は、この戦争の実体を映さない言葉であると感じます。

2018年は明治維新から150年の節目の年にあたり「維新150年」と銘打ったイベントが多く開催されました。しかし、会津若松市では「戊辰150年」と銘打っています。150年を経た戊辰戦争について考える上で、今回の記事がひとつのきっかけとなれば幸いです。

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