ウィンストン・チャーチル首相とはどんな人?名言や名演説も紹介

チャーチルにまつわる逸話

逸話1「ヒトラーを驚かせた日常生活」

朝から晩まで仕事も休みも関係なく酒を飲み昼寝したそうだ…

チャーチルは非常な愛煙家で大酒飲みでした。チャーチルの酒好きは惨く、朝から晩まで毎日飲んでいたというから驚きです。その上、首相時代も含めて必ず2時間の昼寝は欠かさず、国王との用事よりも昼寝を優先する人だったといいます。第二次世界大戦でイギリスが劣勢時の時もそのスタイルは崩さず、さぞかし慌てているだろうと予想していたヒトラーはイギリスに派遣していたスパイの報告を聞き、

「あの無駄口ききの、飲んだくれのチャーチルめ、奴が全人生で成し遂げた事などあるか?偽りの標本め。第一級の不精者め。」

と大激怒したそうです。ヒトラーは禁煙・禁酒のストイックな性格だったために、チャーチルの酒・煙草・昼寝の生活習慣を戦争時も続けていたことになお驚いたのでしょう。

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逸話2「“鉄のカーテン”という言葉はチャーチルの発言だった!?」

黒の線が“鉄のカーテン”と言われたライン

冷戦時代、ヨーロッパの東西の分断を“鉄のカーテン”と表現したものです。その表現は、チャーチルが演説で使ったものでした。チャーチルがアメリカを訪問したときの演説で、

「バルト海のシュテッティンからアドリア海のトリエステまで、ヨーロッパ大陸を横切る鉄のカーテンが降ろされた。中部ヨーロッパ及び東ヨーロッパの歴史ある首都は、全てその向こうにある。」

と表現しました。その後“鉄のカーテン”という表現は米ソの緊張状態を表す言葉として盛んに用いられるようになったのです。

チャーチルの生涯年表

1874年 – 0歳「大貴族の息子として誕生する」

チャーチルは貴族の家に生まれた

1974年にイングランドオックスフォードシャーのプレナム宮殿で誕生しています。父は議員であったランドルフ・チャーチル卿、母はアメリカ資産家の娘ジャネット・ジェロームでした。両親は4月に結婚、11月にチャーチルが生まれています。2ヶ月早い早産だったといわれていますが、婚前に妊娠していたのではともいわれています。

落ちこぼれ生徒だった学生時代

幼少期は人気者どころか嫌われ者だったという

1882年チャーチルは聖ジョージスクールに入学しました。チャーチルの成績は最下位で、スポーツも苦手で遊びも不得意でクラスの嫌われ者だったといいます。そのため校長からよく“鞭打ちの刑”を受けており、チャーチルも良い思い出はないと後年語っていたそうです。結局母のジャーネットが息子の鞭打ち跡を見つけ、転校させています。

1888年にハーロー校の試験を受けますが、成績は悪く、不得意なラテン語に至っては名前以外無記入であったもののコネで入校。ここでも成績は振るわず、あまり成績が良くない人が進む“軍人コース”に進みました。そして卒業後は陸軍士官学校の試験を受けますが、2度不合格。予備校に通って3度目でやっと合格したといいます。

1894年 – 20歳「騎兵連隊に配属され軍人となる」

軍人時代のチャーチル

チャーチルは第4女王所有軽騎兵連隊に入隊しました。入隊後は自ら戦地に志願して赴いていますが、大した活躍はしておらず、体験記はヒットし副業の方が稼いでいたといいます。チャーチル従軍の時の事件に、“敵軍の捕虜収容所から脱走した”ことがあります。

チャーチルはボーア戦争の時に捕虜となりますが、捕虜収容所のトイレの窓から脱出し、イギリス領事館まで逃げることに成功しています。この時本国では“チャーチルが捕虜収容所を脱出したが、再逮捕されて銃殺された”という噂が流れていましたが生還した為に反響が大きかったといいます。この時の体験談も後に、出版しています。

1900年 – 26歳「保守党の議員として政界デビューする」

1900年頃のチャーチル

1900年にチャーチルは議員当選し、政界デビューしました。1907年に商務大臣となり社会政策の改善を行い、“職業紹介所”“失業保険”を担当しています。そして1935年には35歳で内務大臣に就任しました。これは歴代内務大臣歴代2位の若さだったといいます。

1923年に描かれたチャーチルの風刺画

しかし議員活動は決して平たんではなく、内務大臣になるまでの間には3度も落選しています。1922年の総選挙は選挙運動中に激痛に見舞われ、緊急搬送されて急性盲腸炎と判明。この時の選挙で落選し議席を失くしてしまいます。その時に、

「まばたきする間に、わたしは官職を失い、議席を失い、党を失い、そのうえ盲腸まで失った」

という言葉を残しています。議員ではなかった期間は、第一次世界大戦に従軍したり、文筆業で生計を立てていました。

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