ジャック・ザ・リッパー(切り裂きジャック)とは?事件概要や犯人像を紹介

ジャック・ザ・リッパーを描いた作品

小説・漫画

小説

  • 下宿人(ベロック・ローンズ、1954年)
  • オッターモール氏の手(トマス・バーク、1961年)
  • 恐怖の研究(エラリー・クイーン、1976年)
  • 切り裂きジャックはあなたの友(ロバート・ブロック、1979年)
  • シャーロック・ホームズ対切り裂きジャック(マイケル・ディブディン、2001年)
  • BLACK BLOOD BROTHERS(あざの耕平、2004年~2009年)
  • 一八八八切り裂きジャック(服部まゆみ、2002年)
  • Fate/Apocrypha(東出祐一郎、2012年~2014年)
  • 切り裂きジャックの告白(中山七里、2013年)
  • Fate/strange Fake(成田良悟、2015年~)

漫画

  • フロム・ヘル(アラン・ムーア(原作)、エディ・キャンベル(作画)、1989年~1996年)
  • ジョジョの奇妙な冒険 Part1 ファントムブラッド(荒木飛呂彦、1986年~1987年)
  • GS美神 極楽大作戦!!(椎名高志、1991年~1999年)
  • 上海妖魔鬼怪(荒川弘、2000年~)
  • ジャバウォッキー(久正人、2006年~2009年)
  • 黒執事(枢やな、2006年~)
  • ノブナガン(久正人、2011年~2015年)
  • エンバーミング(和月伸宏、2007年~2015年)
  • 憂国のモリアーティ(竹内良輔(構成)、三好輝(漫画)、2016年~)
  • 終末のワルキューレ(梅村真也(原作)、フクイタクミ(構成)、アジチカ(作画)、2017年~)

ドラマ・映画

  • 霧の夜の戦慄(1960年、イギリス)
  • 名探偵ホームズ/黒馬車の影(1979年、イギリス / カナダ)
  • タイム・アフター・タイム(1979年、アメリカ)
  • 切り裂きジャック(1988年、イギリス)
  • ジャック・ザ・リッパー(1999年、アメリカ / オーストラリア)
  • ホワイトチャペル 終わりなき殺意(2009年、イギリス)

ジャック・ザ・リッパーの名言

地獄より

ジャック・ザ・リッパーの三通目の犯行声明の書き出しです。ジャック・ザ・リッパーの恐ろしさや特異性を、これ以上なく表す言葉だと言えるでしょう。

ユダヤ人は理由もなく責められる人たちなのではない

犯行現場に残されていた落書きの文章です。ジャック・ザ・リッパーの正体に繋がりそうな言葉ですが、当時の捜査ではこの文章から犯人にたどり着くことはできませんでした。

ジャック・ザ・リッパーにまつわる逸話

逸話1「ジャック・ザ・リッパー複数人説」

単独犯として描かれることが多いジャック・ザ・リッパーだが、単独犯としては不自然な点も見られる。
出典:wikipedia

ジャック・ザ・リッパーは、その個人名のような通称で誤解されがちですが、複数人説が非常に有力な説として考えられています。

実際、ジャック・ザ・リッパーによる犯行が確実視される事件についてだけ考えてみても、最後の被害者であるメアリー・ジェーン・ケリーだけが不自然に年齢が若いことなど、犯罪心理学的に見ても同一犯という考えには疑問が残ります。

他にも、キャサリン・エドウッズの殺害現場だけが不自然に孤立していることや、アニー・チャップマンの犯行推定時刻が一人だけ不自然に違っていることなど、複数犯説の裏付けになりそうな記録は、多くの事柄に散見されています。

ロンドンを騒がせたジャック・ザ・リッパーという殺人鬼は、果たして本当に一人だけだったのか?その真実は、実は意外と単純なところに繋がっているのかもしれません。

逸話2「ジャック・ザ・リッパー女性説」

「殺人事件が起きる街で、他人を躊躇いなく家に招き入れられるか?」…そんな疑問から生まれた説がこれ。
出典:wikipedia

この「女性説」についても、以前から根強く語られる説の一つです。

ジャック・ザ・リッパー事件やホワイトチャペル殺人事件が起こっている中、被害女性が家の中に犯人を招く際、抵抗した痕跡がなかったことが、この説の大きな根拠になっています。

「子宮を持ち去る」という行為も、女性的なコンプレックスの現れであるとされることも多く、それら状況と心理の観点から、ジャック・ザ・リッパー女性説は無視できない説であると言えるでしょう。

逸話3「ジャック・ザ・リッパー悪魔説」

あまりにも不明点が多すぎるため、こんなオカルト説まで存在するのがジャック・ザ・リッパーの特異なところ。
出典:wikipedia

「ジャック・ザ・リッパー悪魔説」は、創作を中心に語られる説です。猟奇的な殺人を犯し、劇場型の挑発的な振る舞いをしておきながら最後まで正体を掴まれなかったことから、この説が生まれました。

現実的に考えるとあり得ない説ではありますが、オカルトとしては面白く、理論的に否定しきれる説では無いように思えます。

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