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投資の神様ウォーレンバフェットとはどんな人?生涯・年表まとめ【名言や資産、ポートフォリオも紹介】

「ウォーレンバフェットについて知りたい」
「ウォーレンバフェットの資産やポートフォリオについて知りたい」
「ウォーレンバフェットの利回りを知りたい」

本記事を読んでいるあなたは、このようなことを思っているのではないでしょうか。ウォーレンバフェットとは、「投資の神様」と言われるほどの投資家です。一時は世界長者番付で1位になったほどの億万長者で、その資産を一代で築きました。

ウォーレンバフェット(2005年)
出典:Wikipedia

投資家として非常に優れた人物であることも確かですが、バフェット氏は慈善家としても有名です。寄付した金額は5兆円以上ともいわれており、資産のほとんどを他の人のために使っている人格者として人気を集めています。

今回はそんなバフェット氏の人柄・考え方に魅了されてしまった個人投資家の筆者が執筆させていただきます。投資手法や資産、ポートフォリオはもちろん、バフェット氏のユニークなエピソードについても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

ウォーレンバフェットとはどんな人物か

名前ウォーレン・バフェット
誕生部1930年8月30日
生地アメリカ合衆国ネブラスカ州オマハ
職業投資家
活動期間1951年
影響を受けた人物ベンジャミン・グレアム
影響を与えた人物ビル・ゲイツ
配偶者アストリッド
子供スーザン
ハワード
ピーター

ウォーレンバフェットの生涯をハイライト

バフェット氏は幼い頃から投資・ビジネスに興味を持ち、実践していた
出典:マネックス証券

投資家として有名なウォーレンバフェットは、どんな人生を歩んできたのでしょうか。簡単にまとめましたので、みていきましょう。

バフェット氏は1930年、アメリカ・ネブラスカ州オマハで証券会社を営む父ハワードと母レイラの間に生まれました。小さな頃からビジネスを始めており、コーラを安く仕入れて少し高く売ったり、新聞配達をしたりしていました。

彼が初めて株式投資をしたのは11歳の頃です。バフェット氏は姉とともに株を1株38ドルで購入し、40ドルで売却しました。初めての投資は大成功に終わったように見えましたが、その後株は200ドルに上昇してしまいます。

この出来事はバフェット氏に大きな影響を与えました。バフェット氏が12歳になると父が下院議員に当選し、一家はワシントンD.C.に引っ越します。紆余曲折ありましたが、中学を卒業し、高校に進学するとバフェット氏は友人と共にピンボールを使ってビジネスを始め、大成功を納めます。

高校卒業後は大学に進学し、卒業後は尊敬していたベンジャミン・グレアムが教職についているコロンビア大学へ入学。投資についてグレアムから学びます。卒業後は父の証券会社に入って働きました。

著名な投資家から学び、自身の投資スタイルを確立した

1954年になるとグレアムから仕事の誘いがあり、彼の会社へ証券アナリストとして入社し、投資家としての腕を磨きます。1956年になるとグレアムが引退し、会社は解散しました。バフェット氏は自分で会社を計5つ立ち上げ、資産を着々と増やします。

1965年、バークシャー・ハサウェイの49%の株式を購入していたバフェット氏はバークシャー・ハサウェイの経営権を取得し、同会社を運営を本格的に行い始めました。1969年からは運営していた会社を解散し、バークシャー・ハサウェイに専念。

1979年に経済雑誌フォーブスに名前が掲載されました。さまざまなビジネスを手がけ、バフェット氏は1986年にはビリオネアとして有名になります。2008年には世界長者番付で1位となりました。

2010年にはビル・ゲイツと共に慈善活動を開始し、多くの慈善団体に寄付。現在も続けており、慈善家としても有名です。2021年現在も投資家として活動を続けており、その動向は世界の投資家から注目されています。

バフェット氏の性格は勉強熱心で真面目

バフェット氏と食事をする権利が毎年オークションに出され、億単位の値がつく

バフェット氏は投資手腕だけでなく、質素倹約な人柄であることでも多くの人から愛されています。

詳しくは後述しますが、バフェット氏は誰もが羨む億万長者でありながら、ほとんどのお金を慈善団体に寄付し、自身は質素倹約な生活を送っています。また、1日の80%を読書に費やすほどの読書家です。

その性格から、毎年開催される株主総会はバフェット氏に会いたい人で賑わい、ちょっとしたトークショーのようになっています。

実は再婚?意外な家族関係とは

前妻とは複雑な関係だった

世界の投資家から注目されているバフェット氏ですが、実は再婚しています。これだけなら珍しくもない話なのですが、驚くことに現妻と前妻は知り合いで、しかも前妻が現妻をバフェット氏に紹介したという経緯があります。

前妻であるスーザンさんとは1952年(22歳)に結婚。彼女との間に一女二男の子供を授かりました。一見仲の良い夫婦に思えます。ですが、バフェット氏はスーザンさんも仕事も愛していました。

そのため、仕事に懸命に取り組んでおり家にいない日が何度も続きました。それをスーザンさんは不満に思い、1977年(47歳)のとき、子育てが終わったことをきっかけに二人は別居します。

この翌年に、スーザンさんはバフェット氏が寂しくないように、現在の妻であるアストリッドさんを紹介しています。ですが、別居中でも離婚はせず、2004年(74歳)にスーザンさんが亡くなってしまうまで関係は続いていました。

別居こそしていましたが、バフェット氏もスーザンさんもお互いを愛していたのではないでしょうか。何をきっかけに再婚したのかはわかりませんが、スーザンさんが亡くなって2年後に再婚していることを考えると、バフェット氏も悩んだのではないかと思います。

バフェット氏が妻へ残した遺言

バフェット氏は自分が死んだときのために遺言を残している

「私が死んだらS&P500インデックスファンドを買え」

上記の言葉はバフェット氏が妻へ残している遺言です。S&P500インデックスファンドとは、アメリカの株式市場に上場している大型株500銘柄を詰め込んだパッケージのようなものを指します。さらにS&P500は超長期的に見ると右肩上がりが続いています。

簡単に言うと、業績の良い企業を集めた銘柄で成長も順調なので、株式の知識がなくても比較的利益をあげやすいのです。

投資の神様が言うなら、自分もS&P500インデックスファンドに投資してみようか、と思うかもしれません。しかし、それについては正直おすすめできません。なぜなら、バフェット氏の妻と違い、わたしたち日本人には「為替」というリスクがあるからです。

現在よりも円の価値が高くなってしまった場合、思っていたよりも利益が出ない、なんて事態に繋がります。また、バフェット氏が運用する資産と個人が運用する資産は桁が違います。そのため、同じ運用方法を取るのはあまり現実的とは言えません。

とはいえ、他のアメリカ株に比べて低リスクと言えるので、初めて長期で投資信託をするという場合はいいかもしれませんね。

ウォーレンバフェットの現在の資産と投資先

2021年現在の資産は1004億ドル

世界長者番付でトップになったこともある

2021年、バフェット氏の資産はついに1004億ドルとなり、大富豪の仲間入りを果たしました。

1004億ドルと言えば、日本円で約10兆円です。日本の2021年の国家予算が約100兆円であることを考えると、その10分の1の資産をバフェット氏は保有していることになります。

そう考えると、途方もない金額ですね。

バフェット氏の最新ポートフォリオ

バフェット氏のポートフォリオ
出典:ブラック投資研究室

バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハサウェイのポートフォリオが、2020年12月に公開されました。

それによると、バフェット氏は新たに無線通信会社『ベライゾン・コミュニケーションズ』、石油会社『シェブロン』プロフェッショナルサービス会社『マーシュ・アンド・マクレナン』を購入しました。

また、医薬会社2社の株を買い増ししており、所有していた11の銘柄を売却しています。売却に関しては、すべて売却したものもあれば、ほんの少しだけの銘柄もあります。

結果、現在のバークシャー・ハサウェイのポートフォリオは以下の通りです。

  • アップル:43.6%
  • バンク・オブ・アメリカ:11.3%
  • コカ・コーラ:8.1%
  • アメリカン・エキスプレス:6.8%
  • クラフト・ハインツ:4.2%
  • ベライゾン・コミュニケーションズ:3.2%
  • ムーディー: 2.7%
  • U.S.バンコープ:2.3%
  • ダビータ:1.6%
  • シェブロン:1.5%
  • その他:14.8%

こうして見てみると、アメリカの大企業が大部分を占めていることがわかりますね。

ウォーレンバフェットが実践している投資手法

2つの投資ルール

負けないことを重視する

バフェット氏の投資ルールは非常にシンプルで、次の通りです。

  1. 絶対に損をするな
  2. ルール1を忘れないこと

投資では、勝つことよりも負けないことが大切と言われます。この原則をバフェット氏は心に留め、成果を出してきました。また、彼は投資のタイミングや銘柄の選定について、必ず根拠を求めます。

なぜこの会社を買収するのか、というテーマで小論文を1本書けないなら、たとえ100株でも買わない方がいいとバフェット氏は言っています。株を買う理由をはっきりと論理的に説明できないなら買わない方がいいということですね。

6つの投資基準

バフェット氏は長期投資をメインにする投資家

バフェット氏は投資する企業を以下の6つの基準に従って購入しています。

  1. 企業の本来の価値よりも割安な株を買う
  2. 自分が理解できるビジネスを行っている企業を買う
  3. 長期間、安定して業績を伸ばし続けている企業を選ぶ
  4. 需要があり、競争力も高い将来性のある企業を選ぶ
  5. 借金の少ない企業を選ぶ(自己資本比率50%以上)
  6. 資本を効率よく使って稼ぐ企業を選ぶ(ROE10%以上)

バフェット氏が銘柄選びで重視しているのは割安な株を購入することです。ただし、割安でなくても将来性のある素晴らしい会社なら、適正価格で買います。将来性のある会社とは、多くの人がほしいと思い、なおかつどの会社にも真似できない商品・サービスを販売している会社です。

具体的には、ビジネスを始めるのに莫大なお金がかかる業種やコカ・コーラのような圧倒的なブランド力のある企業ですね。こういった会社は長期投資で利益が見込めるので、バフェット氏はたとえ割高でも購入しています。

現在の値動きに囚われず、10年20年先を見る投資

同様の理由で、バフェット氏は長年安定して業績を伸ばしており、借金が少ないうえにお金を上手に使って稼ぐのが得意な企業を投資先に選んでいます。具体的にいうと、自己資本比率50%以上かつROE(自己資本利益率)10%以上の企業です。

自己資本比率とは企業の安定性を測る比率で、高いほど倒産するリスクが低いとされます。またROEは企業がどれだけの利益を出したかを測る比率のことで、高いほど稼げている会社です。要するに、そのまま行けば問題なく成長する企業と言ってもいいかもしれません。

また、バフェット氏は損とは理解できないところからやってくるとして、自分がわからないビジネスを行っている会社には手を出しません。こうして見てみると、投資手法としては昔から言われていることが多いように思えます。バフェット氏は基本を忠実に守っている投資家と言えるでしょう。

ウォーレンバフェットの功績

功績1「バークシャー・ハサウェイの筆頭株主&会長兼CEOとなった」

バークシャー・ハサウェイ本社があるキューイット・プラザ
出典:Wikipedia

バークシャー・ハサウェイは、1888年に創設された綿紡績事業を行う会社でした。今の投資事業はバフェット氏が経営権を獲得してから始まりました。

バフェット氏は1962年に、バークシャー・ハサウェイの株が本来の価値よりも安値で取引されていると見て、同社の株を購入しました。そして、バークシャー・ハサウェイを運営していたスタントンの家族と衝突したのち、同社の経営権を獲得します。

初めは本来の綿紡績事業を行っていましたが、1967年までに投資業を拡大し、1970年代の終わりに資金源を獲得。以来、投資業が主要な事業となりました。現在では世界最大の投資持株会社と言われるまでに成長しています。

世界最大と聞くと長い歴史があるように思えますが、実際は50年ほどしか経過していないんですね。今のバークシャー・ハサウェイを作り上げたのはバフェット氏と言っても過言ではないでしょう。

功績2「大統領自由勲章を受章した」

大統領自由勲章。受章者の決定は大統領が行う

大統領自由勲章とは、アメリカの国益や安全、世界平和の推進、文化活動など特に賞賛に値する努力や貢献を行った人物に送られる最高位の章です。バフェット氏は2010年にこの章をオバマ大統領から授与されました。

バフェット氏は投資家として驚異的な功績を残し、世界中の多くの人から人気を集めています。また慈善活動にも熱心なことで有名です。2016年、バフェット氏はビル・メリンダ・ゲイツ財団をはじめ、多くの慈善団体に寄付をしました。

バフェット氏が寄付した金額はなんと285億ドル。日本円にして約3兆円です。

功績3「年平均利回り20%を50年キープした 」

年平均利回り20%は一般的な運用成績の2倍

バフェット氏の功績と言えば、やはり投資でしょう。バフェット氏の偉業の中で最も驚異的なのが年平均利回り20%を50年キープしたことです。年利20%と聞くとあまりインパクトがありませんが、長期投資の場合は複利という力が働き、雪だるま式に資産が増えていきます。

具体的には、1965年に10万円を投資していたら50年後の2015年には約10億円になっている計算の利率です。とんでもないですね。

金額もとんでもないですが、一番すごいのは株式なら一般的に5〜9%の利回りが現実的とされている中で、50年も年利20%の運用成績を出したバフェット氏の投資手腕でしょう。まさに投資の神様です。

ウォーレンバフェットの名言

バフェット氏の名言は投資や人生のヒントになる名言が多い

並外れたことをしなくても、並外れた業績を達成することは出来る

バフェット氏は「簡単なことをやれ」と言葉を変えて繰り返し発言しています。自分が理解できる簡単なビジネスへ投資することが、優れた運用成績を残すコツであるとバフェット氏は語ります。

こちらの言葉もそれらと一緒で、当たり前でシンプルなことの積み重ねが優れた業績に繋がっているということでしょう。

時代遅れになるような原則は、原則ではない

これはバフェット氏が19歳の頃に、ベンジャミン・グレアムの『賢明なる投資家』から学び、実践している考え方です。原則とは、基本的な規則や決まりごとを表す言葉。要するに物事の基本の基本ですから、その時代によって変わってしまっては意味がありません。

バフェット氏は、本当の原則こそ価値があると言っています。投資手法にもそれは現れていて、どんな時代でも変わらず利益を得られる事業に投資をしています。

人は習慣で行動するので、正しい思考と振る舞いを早いうちに習慣化させるべき

習慣は継続に苦労がないうえ、ほとんど無意識で行っています。そのため、悪い習慣が身についてしまうとなかなか直しにくくなります。

逆に正しい思考と振る舞いを身につけてしまえば、成功するうえで大きな力となるでしょう。

ウォーレンバフェットが影響を受けた人物

バフェットの師匠ベンジャミン・グレアム

グレアムはバフェット氏の投資に大きな影響を与えた

グレアムはアメリカの経済学者で、「バリュー投資の父」と呼ばれるプロの投資家です。バリュー投資とは、実際の企業の価値よりも低い値段がつけられた株を購入し、本来の価格になった時点で売却する投資方針のことを指します。

バフェット氏は彼の下でこのバリュー投資の手法を学び、成功のために必要な基礎を身につけたのです。今でもバフェット氏の投資手法の基礎はグレアムの理論が基礎にあります。

バフェットの相棒チャーリー・マンガー

チャーリー・マンガー
出典:Wikipedia

マンガー氏はアメリカの投資家で、現在バフェット氏が会長を勤めるバークシャー・ハサウェイの副会長です。

2人は1959年に出会い、すぐに仲良くなりました。以来マンガー氏はバフェット氏に協力し、一緒にバークシャー・ハサウェイを大きくしていきます。また、投資面でもバフェット氏に影響を与えています。

マンガー氏は普通の会社を割安で購入するよりも、成長が見込める優れた企業を適正価格で買うべきだ、とバフェット氏に意見しました。これをきっかけにバフェット氏は、バリュー投資の理論とマンガー氏の意見を組み合わせた長期投資を行うようになりました。

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