凶悪事件を起こした犯人のその後と現在の様子まとめ

佐藤宣之 | 新潟少女監禁事件:1990~2000年

佐藤宜之
出典:新潟少女監禁事件の元受刑者が死亡していた

佐藤宣之は新潟少女誘拐事件の犯人です。佐藤は、1990年11月に当時9歳だった少女を監禁。2000年1月に事件が発覚するまでの間、少女に軟禁生活を強いたのです。監禁から救い出された被害者の少女は、一人で立ち上がれない程に衰弱していました。

監禁当初、佐藤は少女に脅迫的な言葉を浴びせたり、暴行などを繰り返し行い、外出時は両手両足を縛って逃走する意欲を失わせています。スタンガンによる虐待や、排泄はビニール袋にするように強要する等、その生活は想像を絶するものでした。

佐藤は懲役14年の判決を受けるものの、2015年に出所。刑務所では「お母さん、お母さん」と引き離された母親を慕って泣いていたといいます。その母親は2003年頃に認知症を発症し、老人介護施設に入所。佐藤の収監中に死亡しています。

事件現場となった家
出典:Wikipedia

佐藤は千葉県内の障がい者支援施設から支援を受け、アパートで生活保護を受けながら生活していました。ところが、2017年にアパートで佐藤が孤独死しているのが発見されています。

事件現場になった佐藤家は母親名義のままで、2021年現在も空き家となっているようです。

林郁夫 | 地下鉄サリン事件:1995年

地下鉄サリン事件の実行犯・林郁夫
出典:takuのメディア発掘ジャーニー

林郁夫はオウム真理教の幹部であり、1995年3月20日に起きた地下鉄サリン事件の実行犯の1人です。彼は慶應義塾大学を卒業し、心臓外科医として活躍していました。オウム真理教に入信したのは1989年の事で、後に地位も名誉も投げ打って出家しています。

林は、後の地下鉄サリン事件でサリンの散布などを担当しています。4月8日に逃走先の金沢市で自転車の盗難容疑で逮捕されると、5月6日に地下鉄サリン事件の犯行を自供しました。

警察は彼を「信者の一人」と考え、重要視していませんでしたが、彼の自白で事件の全貌は明らかになり、教団は解体される事になりました。地下鉄サリン事件の実行犯が死刑判決を受ける中、彼は自首と良心の呵責が認められ、唯一の無期懲役判決を受けています。

麻原彰晃らの死刑執行を報道する新聞
出典:オウム真理教;松本智津夫死刑囚ら7人の死刑執行」に想う

麻原彰晃をはじめ、2018年7月に実行犯達の死刑は執行され、林は地下鉄サリン事件の実行者の中で唯一の存命者となりました。林は現在も服役中で、地下鉄サリン事件の被害者達の名前を念仏にして唱えているそうです。

東慎一郎(酒鬼薔薇聖斗) | 神戸連続児童殺傷事件:1997年

酒鬼薔薇聖斗、少年Aとも呼ばれた
出典:Twitter

東慎一郎は、1997年に起きた神戸児童連続殺傷事件の犯人です。彼の手によって児童2人が死亡、3人が重軽傷を負いました。そのうち死亡した一人の児童の頭部は、神戸市の中学校校門に置かれており、顔は酷く損傷していました。

頭部の口には犯行声明文が残っており、その中で自らの事を「酒鬼薔薇聖斗」と名乗っていた為、この事件を酒鬼薔薇事件と呼ぶ事もあります。逮捕当時の東は14歳の中学生で、史上最悪の少年犯罪と世間は震撼しました。

逮捕された東は2005年に名前を変えて少年院を出所し、溶解業の仕事やビル清掃業、廃品回収の仕事についていました。しかし自分が「酒鬼薔薇」とばれそうになると退職し、定住できず各地を転々としているそうです。「現在結婚している」という噂も流れましたが、これはデマの可能性が高いようです。

酒鬼薔薇の現在の写真が週刊文春に載り話題となった
出典:HACHI8

2015年に彼は「絶歌」という本を出版。遺族の反対も叶わず出版され、25万部以上のベストセラーになっています。また「存在の耐えられない透明さ」と題したホームページを開設。有料のメールマガジンサービスも存在したようですが、すぐに凍結されています。

そして週刊文春が「元少年A、33歳」として現在の写真を掲載。電車に乗っている姿や歩く姿が話題となりました。

林真須美 | 和歌山毒物カレー事件-1998年

林真須美死刑囚
出典:matomake

林真須美は、1998年7月に起きた和歌山毒物カレー事件の犯人とされる人物です。夏祭りで提供されたカレーにヒ素が混入され、67人が急性ヒ素中毒になり、4人が死亡。林は過去にヒ素を使用した保険金詐欺を行なっていた事もあり、10月に逮捕されました。

林は2009年に死刑が確定するものの、現在に至るまで無罪を主張し続けています。物的証拠に乏しく、彼女以外にカレーの鍋にヒ素を混入するタイミングがあった事もまた事実。林の夫は「あいつは金にならないことはやらない」と犯人である事を否定しています。

林真須美死刑囚の夫・林健治
出典:matomake

林は2021年6月1日に事件の再審を請求し、それは受理されているものの、裁判の進展は未だ進んでいません。同時期の6月9日に、林真須美の長女が関西空港の連絡橋から4歳の娘と共に飛び降り自殺しています。自宅では16歳の娘があざだらけで亡くなっていました。

林は娘と孫の死を知り、「この中にいて何もすることができず、守ってあげられなくて悔しい」と述べたとされます。林は本当に犯人なのか、そうではないのか、早く真実が明かされる事を願います。

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5 COMMENTS

匿名

webライターとして活躍中 とか書いてるけど、検索してもこのサイトぐらいしか引っ掛からない人だから仕方ないよ笑

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匿名

実母亡くなって父親が再婚しただけで複雑な家庭環境って…偏見じゃん
しかも継母が遺族への賠償とかしてるんでしょ?良いお母さんじゃん。
家庭の問題じゃなくて犯人の女の性格の問題でしょ

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