世界で一番悲惨な事件・残酷な事件ランキングTOP25

10位:殺人ピエロ | ジョン・ゲイシー – 1972~1978年

ジョン・ゲイシー
出典:Wikipedia

1972~1978年の間に、33人の少年を強姦・殺害したアメリカの連続殺人の犯人です。ゲイシーはボランティアでピエロに扮することがあったため、「殺人ピエロ」とあだ名されました。

ジョン・ゲイシーは1971年にはシカゴで建築ビジネスを起こし、地元民主党のメンバーでもあると同時に、休みの日はピエロに扮し福祉施設を訪れ子供達の人気者だったといいます。しかし裏側では、少年たちに「ポルノを見ないか?」といって地下室に誘いこみ、手錠をかけて動きを封じた後に強姦。そして首にかけていたロザリオにボールペンを入れて、ねじって殺害というパターンだったといいます。

ゲイシーの描いたピエロの画
出典:Wikipedia

殺害後は床下に埋葬し、時に塩酸をまいたといいます。しかし被害者が増えていくと、徐々にゲイシーがマークされ、1978年に逮捕されました。そしてゲイシーの家宅捜索すると、床下から29名の遺体を発見。遺体は腐敗し、においがあまりに酷いために一度捜査した服は焼却処分しなければならないほどだったといいます。

ゲイシーは逮捕後、多重人格を主張し無罪を訴えるも死刑判決。上告を繰り返し続けている状態でした。しかし面会に来た男性を襲ってしまい、看守に見つかり未遂。それが決め手となり再審請求は取り下げられ、1994年に死刑が執行されました。

9位:豚農家キラー | ロバート・ピックトン – 1997~2002年

ロバート・ピックトン
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カナダで娼婦を49名殺害の、養豚農家を営むシリアルキラーによる連続殺人事件です。殺害した女性たちを証拠隠滅のために、豚のえさにしていたといいます。

ロバートは農場に売春婦や薬物中毒者を招いて、薬物乱交パーティーを開いていました。そこで出会った女性を殺害。殺害後は遺体を切り刻み、頭部も縦割りで真っ二つにして冷蔵庫に保管。養豚の要領で解体していたといいます。

豚に遺体を食べさせていたというから驚きだ

殺された女性は豚の飼料に混ぜたり、豚肉のミンチと一緒に加工して出していたといいます。その肉はソーセージの材料として出回ってしまったそうです。ピックトンは裁判中に、

「実際に殺したのは49名で、さらに1名殺して50名にする予定だった」

と証言しています。犯人は終身刑となりました。

8位:赤い切り裂き魔 | アンドレイ・チカチーロ – 1974~1990

アンドレイ・チカチーロ
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アンドレイ・チカチーロは、1974~1990年にかけてソビエト連邦(ロシア)で50名以上が殺害した事件の犯人です。残虐な手口から「赤い切り裂き魔」「ロシアの死神」と呼ばれました。

犯行は男女問わず襲い、被害者に拷問し両目をえぐって殺害しています。なぜ両目をえぐるかとおいうと、ソ連では「殺された者は、自分を殺した者をその瞳に焼き付ける」という迷信があったからだそうです。事態を重く見た政府は、KGB(ソ連の国家保安委員会)や陸軍まで捜査の協力しています。

チカチーロ確保の瞬間
出典:Cherish

1988年に最後の被害者を殺害した時に、返り血を浴びてうろついているチカチーロを警察が目撃。その日のうちに逮捕されました。チカチーロの取り調べは、被害者に警察官の子供がいたために報復を恐れてKGBの拠点で行われたそうです。結局裁判で立証できたのは52件でしたが、実際はもっといたことが想定されています。1992年に死刑が確定し、銃殺刑に処されました。

7位:ブッチャーベイカー(屠殺パン屋) | ロバート・ハンセン – 1983年

ロバート・ハンセン
出典:441 notepad

アメリカの連続殺人犯で、被害者をアラスカの荒野に放ち狩猟の獲物のように30名以上を撃ち殺したという猟奇殺人事件を犯しています。1983年にトラック運転手から「裸足で手錠をかけられた若い女性を載せた」と通報が入り発覚。犯人はパン屋を営んでおり、善良な市民と思われていたそうです。

しかし陰でハンセンは売春婦や家出少女を獲物に見立てた「人間狩りゲーム」を楽しんでいました。FBIのプロファイリングと少女の証言がハンセンと一致し、ついに家宅捜索すると犯行に使用したライフルを発見。

ハンセンが長期間収監されていたスプリングクリーク矯正センター
出典:Wikipedia

逮捕により17名の殺人が発覚し、ハンセンは終身刑となりました。判明したのは17名ですが実際は30名以上といわれています。

6位:ウクライナの野獣 | アナトーリ・オノプリエンコ – 1989~1995年

アナトーリ・オノプリエンコ
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アナトーリ・オノプリエンコというウクライナの連続殺人犯により、6年間で52名が殺害された事件です。オノプリエンコは非道な手口と人数から「ウクライナの野獣」「ターミネーター」などとあだ名されています。

パターンは決まっていて、強盗目的に家に侵入。人里離れた住居を選び、わざと騒ぎを起こして一家を起こします。そして注意をひきつけて、まず成人男性を殺害。その次に、妻などの女性を殺害。最後に子供を殺害しています。殺害後放火し、目撃者も射殺しました。

犯人は「内なる声」に従い犯罪を犯したと自供したという

やがてオノプリエンコと同居していた親戚が凶器を発見し、警察に通報。逮捕後死刑が確定しますが、欧州連合が死刑を廃止したために終身刑に変更されています。

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