実際にあった復讐殺人ランキングTOP25【日本&海外の実例を紹介】

15位：淡路島5人殺人事件 – 2015年

淡路島の小さな集落で、近隣住人5名を殺害した事件です。近隣住人を刃物で次々に複数回刺し、失血死させました。動機は近隣住民への筋違いな復讐でした。犯人の平野達彦は近隣住民らを「サイコテロリスト」「集団ストーカー」など誹謗中傷し、近隣住人から「電磁波攻撃」を受けていることを仕返しするために事件を起こしています。

また精神刺激薬の多量服用により、幻覚や妄想などを引き起こしていたといいます。そして近隣住民だけでなく、ついにはインターネット上で「日本国政府が自分に電磁波攻撃している」とまで言い出していました。裁判では、

「被害者5名にブレインジャックされ、殺害するように仕組まれた」

と意味が通らないことを主張し無罪を求めるも、当初死刑が確定。しかし後に控訴で無期懲役が下されました。しかしこれも犯人は不服として現在控訴中で、拘置所に収監されています。

14位：和歌山一家8人殺人事件 – 1946年

母への復讐のために、兄夫婦と二人の子供6人を殺害した事件です。実母は兄嫁からいじめられる「姑いじめ」を受けていたといいます。犯人の大橋一雄（当時26歳）は、戦争に出ている内に実母が死去していましたが、兄嫁の虐待を疑っていました。

そして復員すると兄一家のところに身を寄せるも、兄嫁が実母の心臓まひで苦しむ形相を真似する心無い姿に復讐心をもやし、2日後に斧とノミで兄夫婦を殺害してしまいます。そして夫婦だけでなく子供6人も、「両親がいなくなって不憫」と殺害しました。

大橋は「これは敵討ちだ、一か月後に自首する」と書いた書置きを残し逃亡。しかし1か月後も出頭することなく、長崎の炭鉱で偽名を使って働いていたといいます。しかし1948年に良心の呵責から大阪に現れ逮捕されました。大橋は当初死刑が確定していましたが、後に減刑され1968年に出所しています。

13位：大阪産業大学高校いじめ報復殺人事件 – 1984年

大阪産業大学高校に通っていた2人のいじめ被害者が、1人のいじめ加害者を殺害した事件です。のちに犯人になる2人の被害者は酷いいじめを受けており、無理やり教室で自慰させられたり、嫌がると殴られたりしていたそうです。2人は先生に相談するもまったく取り合ってもらえませんでした。

2人は加害者の殺害を考えるようになり、いじめ加害者から「自転車を盗んでこい」といわれた時に決行しています。公園の遊歩道で2人はいじめ加害者を金槌で襲撃。自転車に乗っているいじめ加害者を10分間金槌で滅多打ちにし、左目をくりぬいて下着に靴下のみで川に投げ込み水死させています。逮捕後2人は「解決するには自分たちで殺すしかなかった」と証言していました。

12位：熊本母娘殺人事件（熊本お礼参り連続殺人事件）- 1985年

1985年に熊本で母娘2人が惨殺された強盗殺人事件です。犯人は23年前に殺人事件を起こし無期懲役に処されていた人物で、同刑の仮出所中に事件が起きました。犯人は母娘2人を刺殺し、遺体を裸にしています。その後金品を強奪し、逃走しました。殺害された女性は、犯人の離婚した元妻の遠い親戚だった人物です。

殺害の理由は「元妻の一族が自分を一方的に悪者扱いし、自分を殺人犯にした」という非常に筋違いで逆恨み的な理由からお礼参り殺人に及んだといいます。犯人は仮釈放中に「殺したい順番」として殺人計画を立て、特に元妻に対して憎悪を持っていたといました。しかし元嫁の住所が分からず、元嫁の親戚である被害者宅に行き、殺害しています。犯人は取り調べの時に、

「今度逮捕されたらいつ刑務所から出られるかわからないから、いっそ恨んでいる者たちを皆殺しにしよう」

と考えたと自供しています。犯人は死刑が宣告され、1999年に刑が執行されました。

11位：インドバラバラ復讐殺人事件 – 2015年

インドで12年前に殺害された男性の息子であるアラム・カーンが、父親殺しの犯人モハマド・ライスを殺害し、遺体をバラバラにして遺棄した事件です。犯行は被害者を酔わせた後ナイフで刺し殺し、ハンマーと弓のこぎりで遺体を解体したそうです。

被害者の家に訪問するカーンを目撃した人がいたことにより逮捕されますが、逮捕後に「復讐という夢を実現するために12年間待っていた。やり遂げて幸せだ」と語っています。