【新着】日本で起きた凶悪事件TOP30

いじめ復讐殺人事件12選まとめ【殺人未遂の事件も紹介】

今までに多くの痛ましい事件が起きていますが、中には「いじめに対する復讐」という「報復殺人」も存在します。残念なことですが、いつの時代もいじめは存在するために被害者が加害者となることが起こりえるのです。

この記事では「いじめ復讐殺人事件」を紹介します。残酷な事件も存在しますので、閲覧は自己責任でお願いいたします。

この記事を書いた人

フリーランスライター

高田 里美

フリーランスライター、高田里美(たかださとみ)。大学は日本語・日本文学科を専攻。同時にドイツ史に興味を持ち、語学学校に通いながら研究に励む。ドイツ史研究歴は約20年で、過去に読んだヨーロッパ史の専門書は100冊以上。日本語教師、会社員を経て結婚し、現在は歴史研究を続けながらWebライターとして活躍中。

いじめ復讐殺人事件8選

日本で起きたいじめ復讐殺人事件を紹介

1958年:福島県同級生刺殺事件

犯人2人は日頃から暴力的ないじめを受けていた

福島県の中学校で、中学2年生の2人が休み時間に別のクラスに押し入り、2名を登山ナイフで殺害した事件です。2人は胸や腹を刺され死亡しました。

犯人の2人は日ごろ、被害者2人から殴られたりなどいじめを受けていました。そのため教師に相談していたものの、何の対応も取ってくれなかったため、殺人計画を立てたと供述しています。そして取り調べで「別に悪いことをしたとは思っていない」と平然と答えたそうです。

1969年:高校生首切り殺人事件

事件舞台となった高校
出典:Wikipedia

1969年に神奈川県で起きた未成年殺人事件です。カトリック系の中高一貫高校の学校で、いじめを理由に被害者を47か所めった刺しにし、とどめに首を切って殺害しています。犯人は偽装のために自らも怪我をし、「日本刀を持ったおかしな人物に襲われた」など嘘の供述をしていましたが、後に逮捕されています。

犯行動機は被害者のいじめが原因で、事件当日も辞書に毛虫がはさまれていたそうです。怒った犯人はナイフを突きつけますが、被害者が「お前の顔は豚に似ている」など暴言を吐いたために殺害したと証言しています。

1984年:大阪産業大学いじめ報復事件

学校でいじめがあり犯行に及んでいる

大阪の私立高校の生徒2人が、いじめを苦にしていじめ加害者を殺害した事件です。2人はいじめ加害者を呼び出し、鈍器で頭部をおもいっきり殴り、左目をくりぬいていパンツ一枚の状態で川に放り込み殺害しました。

犯人の2人はいじめを受けており、暴力を受けたり性的なことを強要されたりしていたそうです。そして「報復が怖かった」「いじめが惨くなるのが怖い」と犯行に及んだといい、先生に何度も相談したものの、何も対応してくれなかったことがわかっています。

1998年:埼玉県同級生刺殺事件

玄関前で倒れているところを発見され病院に運ばれている

埼玉県で当時中学2年生だった少年が、同級生に刺殺された事件です。被害者少年が自宅前の路上に倒れているのを通行人が発見。少年は上半身複数回刺され意識不明の重体でしたが、同日未明に死亡しています。

犯人は当初「(被害者生徒が)自殺した」と証言していましたが、後に犯行を認め逮捕されました。動機は「教科書のことで喧嘩になったから」ということでした。また犯行後の事情聴取で「仲間外れ」にされていたといじめがあったことも事件に繋がったといいます。

2000年:岡山金属バッド母親殺害事件

金属バットで野球部員を殴り、母親を撲殺している

岡山県内の公立高校の野球部部員の少年が、そばにいた4名を金属バッドで殴り逃走した事件です。部員を殴り、頭蓋骨骨折の重傷を負わせました。犯人は家に逃走し殺人を犯したと思い込み、家にいた母をバットで殴り死亡させています。

犯人の少年は野球部の後輩部員に自分の動作をまねされたり、普段から部員たちからからかわれるいじめを受けていたといいます。そして報復のために普段からかっていた後輩部員を暴行し、殺人犯になったと早合点。残った母親が「殺人犯の親」と思われるのが不憫だとして殺害に至ったと証言しています。

2004年:石狩市いじめ報復殺人事件

事件が起きた北海道石狩市
出典:Wikipedia

当時高校1年生の男子が、中学時代に陰湿ないじめを受けていて、その報復として加害者の母を殺害した事件です。犯人はいじめ加害者宅に行き、いじめ加害者の母を胸や腹数十か所刺し死亡させています。

犯行動機は「中学時代のアルバムを見る機会があって、当時の嫌な記憶が蘇って殺そうかと思った」ために復讐を考えたと証言しています。犯人は「カッターナイフで肩を切られる」「黒板に頭を押し付けられる」といったいじめを受けていたそうです。事件後学校は「犯人が複数人に叩かれている」のを目撃するも、「からかい」の範囲と判断したと発言しています。

2006年:山形一家3人殺傷事件

犯人は「ブラックニンジャソード」を凶器にした
出典:JapaneseClass.jp

山形県でカメラ屋を営んでいる一家が、一人の男性に殺害された事件です。この事件で20代の男性が数十か所刺され死亡、そして母が暴力を受けて脳挫傷となり、父が数十か所刺され即死しています。犯人は数十キロ離れた山中で、血だらけでさまよっていたところを逮捕されました。

事件の動機は「いじめの仕返し」でした。犯人と被害者は幼馴染だったものの、小学校にいじめを受けており主に「性的ないじめ」が多く受けていました。そのため、長年の恨みを晴らすために犯行に及んだと供述しています。犯人は裁判で死刑が求刑されるも、性的暴行を受けたことも考慮して無期懲役の判決を受けました。

2013年:山口連続殺人放火殺人事件

逮捕時の犯人の様子
出典:Twitter

山口県の集落で殺害後に放火、71歳から80歳までの年配の方々5名が犠牲となった事件です。住民から連絡を受け消防が到着する頃には2軒が全焼、合わせて3名の遺体が発見されました。そして放火の後にさらに2名殺害。6日後に山道を歩く犯人を発見、逮捕に至っています。

犯行の理由は「住民からのいじめ」で、「被害者の一人から胸を刺された」「飼っていた愛犬が飲み水に農薬を入れられて死んでしまった」などと証言しています。そのために、報復として殺害に至ったと供述したそうです。過疎化が進む人口がわずか14名の集落であり、限界集落での人間関係の問題が浮き彫りになった事件と注目されました。

殺人未遂に終わったいじめ復讐事件4選

いじめ復讐の殺人未遂事件を紹介

1987年:給食農薬混入事件

驚くべきことに除草剤が給食に混ぜられていたという

愛媛の中学校で味噌汁に農薬が混入され、43名が入院した事件です。被害者の尿検査で農薬中毒と判明、クラスメートにいじめられていた14歳の女子が混入したことが明らかになりました。

動機は「我慢の限界、しばらく学校に来ないようにしたかった」と証言しています。犯人はクラスの不良女性に目をつけられており、不良女性に対する報復としてクラスの給食に混ぜたということです。結局この事件は、犯人に殺意が無かったこと、いじめが学校側でも認識されていたことから不処分となりました。しかしいじめた人だけでなく、多くの無関係な人にも被害が及んだことに恐ろしさを感じる事件です。

1991年:佐賀同窓会殺害未遂事件

同窓会は犯人が復讐のために企画したものだった

佐賀県でいじめの復讐のために同窓会を開き、集まった人全てを殺害しようとした事件です。同窓会は佐賀県の旅館で開かれるものの、結局未遂に終わりました。犯人は化学薬品の社員で、危険な薬物を手に入れ爆発物を作成。しかし事件の2日前に不審に思った犯人の母が息子の「殺人計画書」を発見します。

そして通報し家に駆けつけた捜査官が3名、犯人が作った爆弾により負傷しています。また旅館ではヒ素入りビールを押収。犯人は殺人予備罪で逮捕されました。犯行の動機は「いじめの復讐」です。犯人は「頭を殴られる」「どぶ川の水を飲まされる」「女子の前でズボンを脱がされる」などのいじめを受けていたといいます。殺人計画書には、

「いつか、私が死んで、そして、私を苦しめた愚鈍な奴等も道連れにしてやろうと考えていた。人生の最大の夢であった。そのためだけに私は生きてきた」

とクラスメートへの報復を生きがいにしていたと書かれていました。

1995年:福岡県いじめ報復暴行事件

事件があった福岡市
出典:Wikipedia

福岡市立中学2年生の男子生徒の父が、いじめる生徒2人を監禁・暴行した事件です。男子生徒の父は2人の生徒を自宅に呼び出し、手足を縛り包丁を突きつけたり、包丁の峰で加害者生徒を殴ったりしています。父親は監禁・傷害の罪で逮捕され、罰金を命じられました。

いじめられていた男子生徒は、暴行・恐喝など酷いいじめを受けており、「自殺する時は遺書を書くなよ」など暴言を言われていたそうです。父親は「いじめをやめさせるための警告として行った」と証言。結局裁判では「事件は起訴猶予とするには悪質と判断したが、汲むべき事情があるので正式裁判は見送る」と判断し、傷害容疑の略式起訴しています。

2001年:福岡県小学生殺人未遂事件

犯人は公園の陰で被害者を複数回刺している

福岡県で小学6年生の男子が、同級生をナイフでめった刺しにした事件です。犯行時にはリュックに15センチ以上の刃物を忍ばせており、計画的な犯行でした。当初犯人は「40代くらいの男性が自転車で逃げた」など嘘の供述していました。しかし肺まで達する傷を負いつつも、被害者が奇跡的に回復。「友達にやられた」と証言し、犯行が判明しています。

犯行の理由は「日頃暴力を振るわれていた」ことに対しての報復でした。事件当日も犯人の顎に青あざがついており、学校でも確認されていたそうです。しかし2人は普段仲が良く、特に問題があるとは思わなかったと学校側は判断していたといいます。

いじめ復讐殺人に関するまとめ

今回「いじめ復讐殺人」を執筆しましたが、感想は「いじめ」とはいじめられた側の傷はとても深く、いじめた側は「覚えていない」など自覚が少ない印象を受けました。もちろん報復殺人というものは許されるものではありませんが、周りの人のサポートで防げたことも多々あるのではないかという印象です。

自分たちも普段かかわっていないか、見て見ぬふりをしていないかを考え、日々を生活していけたらと感じた次第です。この記事が少しでも、痛ましい事件の抑止力になってくれたらと願ってやみません。

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