18位:日本の黒い夏冤罪-2000年
日本の黒い夏冤罪は2000年に公開された映画です。ストーリーは松本サリン事件の翌年の1995年。2人組の高校生は松本サリン事件のドキュメンタリー映像作成のため、テレビ信濃を訪れます。そこで実際の現場に立ち会った報道部長の笹野、記者3人は当時の状況を振り返ります。
元になった事件
この映画の元になった事件は松本サリン事件です。この事件は、1994年にオウム真理教が長野県松本市で起こしたテロ事件です。8人の犠牲者を出した松本サリン事件で、第一発見者の河野義行さんが冤罪による報道被害にあいました。河野さんはこの事件がオウム真理教に起こされたと知る1995年までの約1年間、迫害を受けました。
みんなのレビュー
冤罪事件を扱った傑作『リチャード・ジュエル』を超える日本映画がある!松本サリン事件を扱った『日本の黒い夏 冤罪』です。日本中が被害者を犯人だと、そして毒ガス兵器サリンはバケツで作れると勘違いした実話の映画化です。3枚目の画像はWikiにある見出し一覧。これ全部マスコミの勘違いなんです。 pic.twitter.com/tSL1FVVE4Z
— 破壊屋ギッチョ (@hakaiya) January 26, 2020
17位:サニー32-2018年
サニー32は2018年に公開された映画です。ネット上で神格化された犯罪史上最も可愛い殺人犯「サニー」。信奉する2人の信奉者は、24歳の中学教師・藤井赤里を誘拐します。そして、信奉者は赤里をサニーと呼び、監禁しました。ここから、サニーと呼ばれることになった赤里の壮絶な人生の幕が開きます。
元になった事件
この映画では、2004年に起きた佐世保小6女児同級生殺害事件が元になっています。この事件は、インターネット上のトラブルが発端となっています。被害者が加害者に言った発言に関する記述で、殺意を覚えた加害者。そして、加害者は給食の準備中に、被害者をカッターナイフで殺害しました。小学生が小学校で起こした事件だけあって、世間に大きな波紋を広げました。
ちなみに、この事件は加害者が「NEVADA(ネバダ)」と書かれたパーカーを着ていたことから、「ネバダ事件」ともいわれています。また、加害者も「ネバダたん」と呼ばれています。
みんなのレビュー
新宿バルト9『サニー/32』鑑賞
よくわからないけど凄いモノを観た。というのが正直な感想。狂った人々が自分勝手にたくさん死んでく映画。初見ではこの位しか感想がまとまらないほど頭の中は???。痛くて悲しくて理不尽で、でもまぬけで馬鹿みたい。愛とは救い救いとは。完全に感情が置いてけぼり— モグワイ (@amnbb86) February 17, 2018
16位:八つ墓村-1996年
八つ墓村は金田一耕助シリーズの1つの作品です。1566年に尼子氏の家臣8人を祀った八つ墓村を舞台にした本作。大正時代には、主人公辰弥の義父に当たる田治見要蔵が、辰弥に虐待を行います。それを見かねた辰弥の母親・鶴子は辰弥と親戚の家に逃れます。この状況に発狂した要蔵は、日本刀と猟銃で村人を32人殺害。そのまま山に逃れました。
20年後に辰弥は、八つ墓村に戻ります。しかし、辰弥が戻った途端に次々と村人が変死を遂げます。これを、不運にも殺された尼子家家臣8人の祟りと言う村人たち。その状況の中で金田一耕助は、この変死のカラクリを暴くべく、事件に挑みます。
元になった事件
八つ墓村の元になった事件は津山事件です。津山事件は1938年に起きた大量殺人事件。犯人の都井睦雄は結核を理由に、関係を持った女性から拒絶されます。また、徴兵検査に不合格だったことも都井の心を、闇に落としていきました。そこから都井は、散弾銃や日本刀を所持し始めます。そして、5月20日に村人を33人殺傷。その後都井は遺書を残した後、自殺しました。
みんなのレビュー
横溝正史先生『八つ墓村』#読了
感想①
日本三大名探偵として必ず挙がる金田一耕助作品始めての読了でした!有名な『八つ墓村の祟りじゃ~』がどういうものかがよく分かりました!人の怨念・恨みは怖いですね😲(続)#読書 #読書好きな人と繋がりたい#書評 #読書垢さんと繋がりたい pic.twitter.com/S1D3A6txVx
— 若いなりの未熟な読書垢 (@mizyukushohyou) February 5, 2022
15位:ヒーローショー-2010年
ヒーローショーは2010年に公開された映画です。お笑いコンビジャルジャルが主演の映画となっています。主人公のユウキの先輩・剛志の彼女がノボルに寝取られたことをきっかけに、一大事に発展。剛志たちとノボルたちは、歯止めが利かなくなってしまいます。そして、その暴走は1つの殺人事件を起こしてしまうのでした。
元になった事件
ヒーローショーの元になった事件は、東大阪集団暴行殺人事件です。この事件は2006年に起きました。被害者と交際中だった東大阪大学1年生と、加害者がメールのやり取りをしていたことが事件の発端。交際関係が上手くいってなかった被害者は加害者を恨み、もう1人の被害者と加害者に暴行を加えます。それに報復するように、加害者も仲間9人で被害者たちに暴行を加え、生き埋めにして殺害しました。
この事件で主犯格だった加害者は死刑を求刑されています。
みんなのレビュー
見てきた映画はヒーローショーでした。感想は、口の中が血の味がしそう。ジャルジャルの後藤さんかっこよかった!
— 福田萌 (@fukudamoe) June 1, 2010
14位:絞殺-1979年
絞殺は、1979年に公開された作品です。ストーリーは、父親の狩場保三から東大に入ることを強いられていた息子の狩場勉。勉は父親の期待に応えるよう励みます。しかし、思いを寄せていた初子が、義父を刺し殺して自殺したことで一変。そこから家庭内暴力を振るうようになります。
精神病院に行ってもエスカレートする勉に両親は、絞殺を実行しました。そして、保三は自首。近所の人からの減刑要求により、4年の情状酌量が言い渡されました。しかし、勉を失った妻から保三は、怒りを向けられます。勉が生きがいだった妻は、その後自殺しました。
元になった事件
絞殺の基になった事件は開成高校生殺人事件です。この事件は1977年に起きました。祖父の死によって暴走した開成高校生の息子を止めるため、父親は息子を絞殺。自首後は情状酌量によって減刑されるも、母親が息子の後を追うように自殺しました。映画での暴走した原因が好きな人の死だったところが、元の事件との大きな違いです。
みんなのレビュー
アマプラで観れる「絞殺」という映画、ほんとに色んな意味で面白くてすごい。面白さのバラエティが豊かすぎる pic.twitter.com/yiso51Sic4
— サボット (@iJaQ8CiVW6OPN9M) May 12, 2021
13位:東京島-2010年
東京島は2010年に公開された映画です。結婚20周年記念のヨット旅行で、清子と夫は遭難。無人島にたどり着きます。その後、与那国島のアルバイト生活から逃れたきたフリーター16人が漂着し、無人島は東京島と命名されます。また、密航に失敗した中国人6人も漂着。24人での共同生活が始まります。
しかし、清子の夫が崖からの転落死を遂げると状況は一変します。清子は東京島からの脱出を試みようと、色々な男に接近。紅一点であるが故の女性を武器に、多くの男を魅了していくのでした。
元になった事件
東京島の元になった事件はアナタハン事件です。アナタハン事件は1945年から1950年にかけて起きました。アナタハン島にいた31人の男性が唯一の女性・比嘉和子を巡って戦いが勃発。救出される頃には20人まで減っていました。その中には、過労死で亡くなった方が9人もおり、女性関係で4人が亡くなりました。
みんなのレビュー
東京島見た感想は原作読んでたから淡々と見てたけど、女は男を狂わすでした。狂わされる男も悪い!
— Imoarai_J (@providence184) February 6, 2011