指名手配され時効まで逃げ切った犯人ランキングTOP20

15位:実名報道なし-北九州市小倉北区タクシー営業所強盗殺人事件(1988年)

小倉北区のシンボル小倉城
出典:北九州市 小倉北区

北九州市小倉北区タクシー営業所強盗殺人事件は、1988年1月に発生した事件です。この日、タクシー営業所で配達係をしていた71歳の男性が鈍器で撲殺され、売上金34万円か奪われました。

事件翌日に、北九州市の山中で犯人のものと思われる制服が発見されます。その際に、犯行を認めるメモが残されていた為、県警は「犯人とされる男」を指名手配しました。ただ犯人は発見されず、2003年に時効が成立しています。

ただ犯人は、2007年に大阪府内の家庭裁判所に犯行を告白。逃亡中に失踪宣言が出され、戸籍が抹消されており、年金を受け取る事が出来なかった為でした。犯人は、関西の建設現場を転々としていたようです。

結局、犯人は罪に問われる事はなく、「被害者の墓で手を合わせたい」と述べました。強盗殺人の犯人であっても、戸籍を再獲得して年金を受給できるのは腑に落ちない話です。

14位:尼考介-大阪市淀川区死亡ひき逃げ事件(1998年)

ひき逃げ犯を捜す看板
出典:号外ネット 伊丹市

尼考介は、1998年10月に大阪市淀川区で起きたひき逃げ事件の犯人です。会社員の男性がひき逃げされ、後に死亡が確認されます。現場に残されたライトの破片などから、元トラック運転手の尼考介が犯人として浮上し、警察は指名手配を行いました。

尼は11月に日本を出国し、国内と海外を転々として逃走を図りました。当時はひき逃げの時効は5年ですが、国外に滞在している期間は時効が停止します。警察は尼を欺く為、「2003年10月に時効が成立した」と発表するものの、姿を現す事はありませんでした。

尼は逃走前に、飲み屋で法律の本を読んでいたという情報が残されています。彼は法律の目をかいくぐり、時効を逃げ切ったのではないでしょうか。なお、ひき逃げ事件で容疑者が特定されたにもかかわらず、時効を迎えた事件は極めて異例だと言われています。

13位:実名報道なし-西新井大師乳児遺棄致死事件(1999年)

西新井大師は真言宗豊山派の寺
出典:東京とりっぷ

1999年3月に、西新井大師(東京都足立区)の境内にあるゴミ箱の中に、胎盤とへその緒がついたままの男の子の赤ちゃんの遺体が、捨てられているのが発見された事件です。目立った外傷はなく、呼吸した形跡があった事から、死産ではない事が判明しています。

1999年時点で、保護責任者遺棄致死罪の時効は7年。事件は2006年3月に時効を迎えました。ただ2020年になり、遺体の臍の緒を新たな科学技術で再鑑定したところ、過去に恐喝事件で逮捕された女(2020年時点で46歳)が犯人として浮上したのです。

犯人は取り調べの結果、「気づいたら妊娠していた。不意の出産だった」と犯行を認めました。結局、犯人は不起訴となり、罪に問われる事はありませんでした。

12位:実名報道なし-生坂ダム殺人事件(1980年)

事件のあった生坂ダム
出典:Wikipedia

1980年3月に長野県にある生坂ダムの湖底から、21歳の会社員の水死体が発見された事件です。会社員は、数日前に友人女性を残したまま、別の車に乗り込んだ後で行方不明になっていました。

遺体の手足がビニール袋で縛られている点、行方不明になっていた経緯など、不明な点はあったものの、警察は自殺と判断。しかし2000年に、覚醒剤の使用で服役中の54歳の男から「人を殺した」と供述があり、事件が殺人である事が発覚したのです。

犯人は2人組でドライブをしていた所、運動公園駐車場で被害者とトラブルとなり、被害者を車に乗せました。その後、被害者の手足をビニール袋で縛り、生きたままダムに投げ込んだのでした。ただ1995年に時効は成立しており、犯人は不起訴処分となったのです。

死の状況から殺人である事は明白で、家族は最初から殺人の可能性を疑っていました。長野県警は、事件の不手際を謝罪しています。この事件以外にも、明らかに他殺でありながら自殺と判断されている事件は多くあり、逃げ切っている犯人はたくさんいるのです。

11位:実名報道なし-伊勢湾沿岸バラバラ殺人事件(1970年)

伊勢湾の地理
出典:閉鎖性海域ネット

1970年に伊勢湾の2カ所で、女性の下半身が発見された事件です。パンプスを履いていた事、遺体の様子から、20代で立ち仕事をしている女性である事は判断できたものの、身元はこの時点では分かりませんでした。結局、1985年に時効は成立しています。

その後、1992年に名古屋市北区のマンションから「衣装ケースの中に遺体が入っている」と通報があり、衣装ケースの中からミイラ化した女性の上半身が発見されます。通報したのは家主の妻で、家主である男性に話を聞くと21年前の事件の犯行を自供しました。

男性は21年前はバーテンダーの仕事をしており、遺体の女性と同棲をしていました。ある日、男性は女性と口論になり女性を絞殺。遺体をバラバラにして伊勢湾に遺棄したのです。遺体を隠して持っていたのは、女性に対する情があったのかもしれません。

事件は既に時効となっており、男性が罪に問われる事はありませんでした。その後の男性と妻が、どうなったのかは分かりません。ただ円満な夫婦仲であり続けるのは、難しいのではないでしょうか。

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25 COMMENTS

匿名

こういう頭の悪いランキング付けるからイキって意味分からん殺人犯すやつが出てくるんだよな
殺人鬼量産機ですか?

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匿名

城丸君事件の班員の顔写真は間違ってますよ。これは工藤加寿子ではなく重信房子です。

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マサエ

貴方方の言う様な『時効とは⁈…………・犯罪者が時効まで逃げ切れ無い』所詮其の様な事を言う方々は、其処らの『エンタメユーチューバーさん達同様ですね。‼』此の世の中には犯人を警察機構でも特定すら出来無い!犯人が警察機構の捜査で犯人が解らずに、何年も経過すると
貴方方でも、数年前の事を細かく覚えて無いのが現状です。
無暗に矢鱈に『時効迄!逃げられ無い。‼/貴方方の欺瞞にしか、見え無いですね。‼』言うものでは無いですね。/犯罪は進化してますが、貴方方・多くの方々は、インターネット等々は過去のデータだと言う事を忘れてる様ですね。/古き過去のデーターでは、警察機構の古き過去の捜査方針だと、此れからの犯罪には付いて来れ無い事を、何時か体験するかも。⁈

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匿名

愛知銀行員殺害事件(静岡県浜松市で起きた事件)
時効になり未解決事件。
これも入れてください。
浜松市の路上で1992年12月、愛知銀行浜松支店行員中村伸一郎さん(当時24歳)が
殺害された事件は15日午前0時、殺人罪の公訴時効(15年)が成立した。

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