現存する世界で最古の国は日本って本当？古い国・王朝ランキングも紹介

「世界で最古の国はどこなんだろう？」
「世界で最古の国は日本と聞いたけど本当？」

世界には数多くの国があり、人類は紀元前から歴史が続いて現在に至ってます。有名なのは「四代文明」と呼ばれるメソポタミア文明・エジプト文明・インダス文明・中国文明ですが、それ以外にも古い国は多く存在するのです。

そこで、世界で最古といわれる国はどこなのか？また古くに栄えた国はどこなのか？この記事では世界で最古の国といわれる国々を分野別で紹介していきます。

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世界で最古の国は日本って本当？

世界で最古の国は、「日本国」です。日本が建国された時期は、神話の時代を含めると建国2000年ぐらいと考えられています。ただし正確にいうと、日本よりも建国が古い国はたくさんあるのですが、現在は滅びてしまっているために「現存する最古の国」として、ギネスブックにも登録されているのです。

日本に現存する「古事記」や「日本書紀」では、日本が建国されたのは2600〜2700年前となっています。日本の初代天皇である神武天皇は、紀元前660年の現在の暦でいうと2月11日に建国したとされているのです。そして神武天皇から1度も王朝交代がなく、今上天皇で第126代と「万世一系」を保っています。

ただし神話の時代をカウントしているため、実在性が疑問視されている時代があるのも事実です。しかし考古学的な見解で無理のない時代から見積もっても、およそ1700〜2000年前頃には建国されていたと考えられています。

世界最古の国・王朝ランキング7選

現在ほとんどは滅亡しているものの、紀元前に多くの国が建国し文明が栄えていました。そんな世界の古い代表的な国を7つ紹介します。

紀元前3100年頃：エジプト第1王朝 | エジプト

四大文明の1つに数えられているエジプト第1王朝は、諸説があるものの紀元前3100年頃に始まったと考えられています。紀元前3100年頃に上エジプト（ナイル川上流域）と下エジプト（ナイル川下流域）を統一して王朝が誕生しました。この王朝の出現をもって、エジプトの初期王朝時代が始まったといわれています。

最初の王ナルメル（王については諸説あり）は上エジプトの王だったものの、下エジプトを征服してエジプトを統一し、リビアやパレスチナ方面にまで遠征し勢力を伸ばしたそうです。以降の代も着実に領土を増やしていき、5代目の王の頃には上下エジプトを統治するという王権が定着したと考えられています。

エジプト第1王朝がどのような理由で衰退したのかは分かっていませんが、紀元前2800年頃にエジプト第2王朝に支配が移りました。

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紀元前2400年頃：アッカド帝国 | イラク

メソポタミア最初の古代帝国であり、サルゴン王によってアラビア半島に遠征し、勢力を拡大した帝国です。紀元前2400〜2200年に最盛期を迎えており、サイゴン王の支配のもと征服した国に、アッカド語を強要させたりしています。こうしたことから、アッカド帝国は「歴史上最初の帝国」といわれているのです。

初代の王であるサルゴンは、アッカド市で王位を確立していました。そしてシュメール人の都市を攻め、王であるルガルザゲシを捕らえ捕虜にしています。それによりサルゴンはアッカドとシュメールを統一し、その後西方に遠征したために、「上の海（地中海）から下の海（ペルシア湾）までを征服した男」と呼ばれました。

繁栄を極めたアッカド帝国も、紀元前2000〜2100年の間に滅亡したといわれています。帝国末期には異民族の侵入に加え、王が短い期間で頻繁に変わっていた記録も残っており、帝国の政権を維持できず滅亡しました。

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