2004年9月14日に刑が執行される
そんな宅間守ですが、2004年9月14日に刑が執行されます。死刑確定から1年未満の刑執行は、戦後の混乱期を除く最短の事例とされています。
死刑当日に宅間守に朝食は与えられていません。ただ、死刑直前に宅間守はリンゴジュースと煙草を刑務官から与えられ、それをじっくりと味わいながら死刑台に消えていきました。
宅間守の最期の言葉
ちなみに宅間守の最期の言葉は、「ありがとうって、僕が言ってたって伝えてください」でした。妻に感謝の気持ちを伝えるまでに彼の心境は変化したものの、被害者や遺族への謝罪の言葉は最後までありませんでした。
なお、宅間守の遺体は大阪市大正区の火葬場で荼毘に付されています。宅間守の妻は、遺骨を骨壷に入れるだけではなく、全て持ち帰りました。また葬儀代金も全て妻が支払っています。
刑が執行された時、妻は号泣していたとの事。宅間守は間違いなく危険人物ではあったものの、仮に獄中結婚した妻と早くから知り合っていれば、附属池田小学校事件を起こす事はなかったのかもしれません。
附属池田小学校事件を題材にしたおすすめ作品
ここからは次のトピック別に、附属池田小学校事件を題材にしたおすすめ作品を紹介します。
- 書籍・本・漫画
- ドラマ
- 映画
書籍・本・漫画
「死刑になりたくて、他人を殺しました」 無差別殺傷犯の論理
近年では死刑や無期懲役になる為、凶悪犯罪を起こす犯人が増えています。本書は犯人の人物像を知る者、実際の犯人にインタビューなどを行い、その理由について迫った一冊です。
本書が刊行された時点で、宅間守はこの世にいない為、宅間守にインタビューはしていません。ただ、本書には宅間守の精神鑑定を行った精神鑑定士(長谷川博一氏)が登場します。この本は、宅間守の人物像を知る一冊になるのではないでしょうか。
宅間守 精神鑑定書――精神医療と刑事司法のはざまで
本書は前述の本と異なり、宅間守の生涯や精神鑑定に主眼を置いた一冊です。作者は宅間守と17回も面談し、宅間守の精神鑑定を行った岡江晃氏。宅間守の人物像を詳しく知る人物です。
岡江氏の精神鑑定は、科学的根拠に裏付けられたものが多く、事件に至る経緯も詳しく知る事ができます。犯罪心理を知る上でもおすすめの一冊です。
ブラックジャックによろしく
研修医・斉藤 英二郎が、医療分野のさまざまな問題に葛藤して成長していく作品です。9巻〜13巻は精神科医編となっており、作中に附属池田小学校事件をモデルにした事件が起きています。
この犯人も宅間守同様に、「精神疾患を抱えているふり」をしていました。世間の精神疾患患者の風当たりが強くなる中、主人公はどのように行動するのか。その結末は直接読んで知って欲しいと思います。
映画
葛城事件
葛城事件は2016年に放映された映画であり、附属池田小学校事件をモデルにしています。無差別殺人事件を起こした犯人と獄中結婚した妻、更には犯人の家族の崩壊を描いており、正直作中における救いは全くありません。
「二度と観たくない映画」と称されてもいますが、それは作品の構成力や登場人物の演技が凄すぎる為です。「こんな家族にはなりたくない」という反面教師的な視点で読むのも良いかもしれません。
接吻
接吻は2008年に放送された映画です。孤独なOLが、無差別殺人事件を起こした犯人に特別な感情を抱き、やがて獄中結婚を果たします。犯人のモデルは宅間守であり、同じく作中で死刑を望む人物でした。
まとめ
今回は、附属池田小学校事件の犯人・宅間守が公判で述べた言葉を解説しました。有名な「最後に言わせろ」は、宅間守が公判で言いそうな事を予想して書いたものであり、実際に述べたものではありません。
とはいえ、宅間守が何かを話そうとしたのは事実であり、それが謝罪ではない事も明らかです。前述した「最後に言わせろ」のコピペが未だに語り継がれているのは、宅間守の恐ろしさを皆が覚えているからに他なりません。
今回の記事が、事件を風化させない事、このような事件を二度と起こさせない契機になれば幸いです。
上級国民56して、それに賛同する集団。
そらJOKERもパクるわな。
何も反省してないよね・・遺族からは一人で死んでくれて言われたんだよね。私もそう思う、まだ幼い尊い命を奪うのは本当に最低だと思う。だけど犯人も死にたいって言ってたから人が死にたいって思わないような世の中だったら犯人も人を殺したりしなかったのかな、
どうかん
どうかん
いわしパフェ
パフェいわし