秋葉原通り魔事件がおかしいといわれる7つの理由を徹底検証

「秋葉原通り魔事件におかしな点があるって本当？」
「加藤智大は本当に犯人なの？」

秋葉原通り魔事件は、2008年に起きた無差別通り魔事件です。犯人は加藤智大とされ、2022年7月26日に絞首刑が執行されました。

しかし、秋葉原通り魔事件には多々「おかしな点」があり、冤罪説や複数犯説も存在します。

そこで、今回は秋葉原通り魔事件がおかしいといわれる理由を紹介します。また、事件が社会に与えた影響や犯人とされる加藤智大の人物像も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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秋葉原通り魔事件とは？

秋葉原通り魔事件は、2008年6月8日に秋葉原の歩行者天国で起きた通り魔殺傷事件です。犯人の加藤智大は、2tトラックで赤信号を無視して歩行者天国に進入し、青信号を横断中の歩行者5人をはねました。

トラックは、信号待ちをしていたタクシーと接触。加藤はトラックから降りると、通行人や怪我人、救護にあたる人々を次々とナイフで襲いました。この凶行で7人が死亡し、12人が負傷。日本の犯罪史に残る大量殺人事件となりました。

犯人の加藤智大はすぐに逮捕され、2015年2月17日に死刑判決が確定しました。その後の加藤は、事件を起こした理由などを述べた手記を出版します。そして、2022年7月26日に刑は執行。死刑執行時、加藤は犯行時の責任能力を争い、第2次請求中の最中でした。

秋葉原通り魔事件がおかしいといわれる7つの理由

秋葉原通り魔事件の犯人は加藤智大。私達はそう確信しています。

しかし、この事件には多々「おかしな点」があり「加藤は犯人ではない」と主張する人もいます。そこで、ここからは秋葉原通り魔事件がおかしいといわれる7つの理由を解説します。

• 犯人の返り血
• 犯行時間の短さ
• 犯人の凶器
• 消えた女性
• 現場にいた小太りの男
• フリーターの逮捕

理由①：犯人の返り血

前述した通り、加藤はナイフで12人に切りかかっています。しかし、逮捕された時の加藤の服は全く汚れていません。それだけの人たちに切りかかったのであれば、加藤の服は被害者達の血で汚れていてもおかしくありません。

ただ実際は、ナイフで人を刺しても、ドラマのように血が噴き出る事はないようです。心臓や動脈を刺しても、血が噴き出るのはごくわずか。刺された人も服を着ている為、服が壁となり血が出る事はありません。

犯行時の加藤の服が白くて綺麗だった点、12人も刺したのに返り血がついていないのはおかしいという説が広まったものと思われます。

ただ、初期の報道では「犯人はかなりの返り血を浴びていた」と述べる目撃者がいた事も事実。もしかしたら、実際は返り血を浴びていた可能性もあります。結局のところ、真実は「闇の中」です。

理由②：犯行時間の短さ

秋葉原通り魔事件の特徴として、犠牲者の数と比較して犯行時間が短い点が挙げられます。加藤がトラックで、歩行者天国に突っ込んだのが12時半ごろ。一連の犯行は3分ほどで行われました。

加藤は犯行時に奇声を上げるなど、興奮状態でした。興奮状態でナイフを振り回せば、人を切りつける事は可能かもしれません。しかし加藤は短時間で10人以上に致命傷を与えています。また、ナイフは人を刺せば脂や血がついて、殺傷能力が落ちるとされています。

加藤は決して体格はよくありません。もちろん戦闘経験もありませんでした。興奮状態や犯行状況から、犯行はプロの仕業であり、加藤は犯人に仕立て上げられたと主張する人もいます。

理由③：犯人の凶器

秋葉原通り魔事件では多くの人達が亡くなりました。その中の1人（31歳男性）の死因は「胸部貫通刺創」で、胸部が貫通するほどの刺し傷を受けた事がわかります。

一方で加藤が事件に使用した凶器は、全長13cmほどのダガーナイフです。握り部分を考慮すれば、刃の部分はもっと短くなります。被害者男性の体格はわかりませんが、そんなダガーナイフで身体を貫通させる程の傷を負わせる事ができるでしょうか。

その状況から、加藤のほかに別の誰かがその傷を負わせたと考える人もいます。