秋葉原通り魔事件がおかしいといわれる7つの理由を徹底検証

理由④：消えた女性

事件発生時、加藤と警察官が対峙する映像や、逮捕される映像が繰り返し流されました。ある画像では刺された被害女性が映っています。しかし別の写真では、同じアングルにもかかわらず、その女性が写っていない事がありました。

それらの映像と写真は時間差で撮られたものであり、「被害女性は病院に運ばれた」と主張する人もいます。しかし、そんなに短期間で女性を運べるかは疑問です。

また1枚目の写真は、日本テレビのカメラマンが「偶然居合わせて撮影したもの」とされています。ただ、加藤や警察と距離が近い点が気になります。周囲の人達も、加藤や警察に無関心です。以上の点から、「1枚目の画像は別の日に撮影されたもの」と考える人もいます。

理由⑤：現場にいた小太りの男

秋葉原通り魔事件の共犯であり、真の主犯と疑われているのが、「小太りの男」です。目撃者の1人が以下の証言をしています。

東京都大田区のフリーター、真保力太郎さん（１９）

「加藤智大容疑者は小太りで、トラックから出てきた後、
はねられて倒れた人に馬乗りになって、胸から腹にかけて何度も刺し、
返り血を浴びていた。刺された人はうめき声のようなものをあげていた。
周囲も『ワー』『キャー』と声を上げていた。容疑者は次々と同じようなことをしていった」

5ちゃんねる

加藤は167cmと比較的小柄ですが、太っていません。また逮捕時の加藤の服は綺麗でしたが、この証言では返り血を浴びていた事がわかります。一体、小太りの男はどこに行ったのでしょうか。

ちなみに小太りの男は、別の事件にも出てきます。それが2001年に起きた「附属池田小学校事件」です。様々な情報が錯綜する中、事件当日の夕刊には「犯人の特徴として40歳ぐらいの背が低い小太りの男だった」という情報が残されています。

附属池田小学校事件の犯人は宅間守です。彼は40歳に近かったものの、身長は182cmで体重は75kgと、背の低い小太りの男ではありません。また、奇妙な事に二つの事件は同じ6月8日に起きています。

秋葉原通り魔事件と附属池田小学校事件。両者は無差別殺人事件である事、凶器や単独犯による犯行など、似通っている点が多々あります。更に小太り男という目撃証言も一致します。本当にこれらは偶然でしょうか。

理由⑥：フリーターの逮捕

ちなみに、小太りの男の証言をした真保力太郎さんにも「おかしな点」があります。彼は、秋葉原通り魔事件から2ヶ月前に大田区で起きたトラック事故を目撃しています。

【社会】歩道に車、７人重軽傷　トラックと衝突　銀行玄関も壊す

飲食店従業員の真保力太郎さん（１９）は、仕事帰りに事故を目撃。「車がすごいスピードで直進してきた。バーンとトラックにぶつかり、横断歩道や歩道の人、自転車を次々はねた。どっちが悪いか知らないが、あんなスピードでは 避けようもない」と話した。

5ちゃんねる

更に事件から1年後、真保力太郎さんは振り込め詐欺の容疑で逮捕されています。

【社会】 ネットで知り合った女子高校生を脅して銀行口座を作らせ、振り込め詐欺。男ら２人逮捕

・ネットで知り合った女子高校生を脅して銀行口座を作らせ、振り込め詐欺を行っていたグループの男ら2人が逮捕された。逮捕されたのは、会社役員・松野優一容疑者(35)と、アルバイト・真保力太郎容疑者(20)。

5ちゃんねる

2つの事故は、どちらもトラックが歩行者の人々を次々と跳ねたもの。暴力団の抗争でよく見られる手法です。振り込め詐欺も、暴力団員がよく行う反社会的行為です。真保力太郎さんは、フリーターや飲食店店員ではなく、暴力団員なのかもしれません。

仮に彼が暴力団員だとすれば、なぜ彼は現場にいたのでしょうか。秋葉原通り魔事件は加藤の単独犯ではなく、裏社会の勢力も関与しているのかもしれません。

秋葉原通り魔事件が社会に与えた3つの影響

多々おかしな点のある秋葉原通り魔事件ですが、事件が社会に影響を与えたのは事実です。ここからは、そんな秋葉原通り魔事件が社会に与えた3つの影響を紹介します。

• 犯罪予告への対応強化
• 監視カメラの設置強化
• レンタカー事業者の対応強化

秋葉原通り魔事件はこれらの対応強化の為、意図的に行われたという説や、事件を積極的に利用したという説も（少なからず）存在します。

影響①：犯罪予告への対応強化

加藤は事件前、2ちゃんねるで「不細工スレの主」と名乗っており、事件当日は犯行を仄めかす書き込みを残しました。その時の書き込みは以下の通りです。

事件後は2ちゃんねるなど、複数の掲示板で模倣犯が相次ぎ、その数は1ヶ月で100件を超えています。警察庁は全国の警察本部に「電子掲示板への書き込みを厳正に取り締まる事」を通達。

事件を経て、掲示板の書き込みにもモラルが求められるようになりました。

影響②：監視カメラの設置強化

事件を経て、秋葉原には多数の監視カメラが設置されます。その数は2010年1月に16台、4月に34台となり、一部地域を除いて秋葉原全域に及びました。この流れは各自治体に及び、全国でも監視カメラの設置は進んでいます。

今までも監視カメラの設置は検討されていましたが、反対運動の影響でスムーズに進んではいませんでした。この事件は監視カメラの導入に一石を投じましたが、一方で国民の監視化が進んだ事も事実です。

影響③：レンタカー事業者の対応強化

加藤が事件で用いたトラックは、事業者から借りたもの。今までも強盗や拉致監禁などで、レンタカーが用いられる事がありました。

事件を経て、レンタカーの貸出要件は厳罰化し、大型の四輪駆動を借りる際にはクレジットカードの決済が求められるようになりました。裏を返せば、国民のレンタカーの購入履歴が容易に確認できるようになったとも表現できます。

電子掲示板の書き込み強化や巡回。監視カメラの設置。そしてレンタカーの購入履歴。事件を経て国民の監視下は進みました。秋葉原通り魔事件が仕組まれていたのなら、全ては思惑通りだったと言えます。