日本の凶悪事件一覧まとめ【昭和・平成・令和】

昭和の凶悪事件

1938年：津山事件（津山33人殺傷事件） | 連続殺人事件

1938年に岡山県の村の集落で、犯人の都井睦雄が夜中に集落を襲い、30人が死亡・2人が重傷を負っています。都井睦雄は襟詰めの学生服に軍用のゲートルに地下足袋を履き、頭には懐中電灯を鉢巻きで付けているという異様な出で立ちで村人を襲いました。凶器は斧や銃などで、動機は村人たちに対する怨恨だったといいます。犯人は事件後に近くの山で自殺しました。

1970年：瀬戸内シージャック事件 | 旅客船乗っ取り事件

1970年に広島と愛媛にかけて瀬戸内海で起きた船の乗っ取り事件です。主犯の川藤展久は船の乗員9名と乗客37名を人質に、銃で脅し乗っ取りました。犯人は銃を乱射し、警備艇や一般船やセスナ機を狙撃しています。父や姉の説得も聞かず、これ以上の被害を増やさないためと発砲許可がおり、犯人は狙撃され死亡しました。

1972年：山岳ベース事件 | 暴行致死事件

1971〜1972年にかけて、連合赤軍が群馬県のアジトで起こしたリンチ事件です。連合赤軍内で「総括」と呼ばれるリンチが繰り広げられ、12名が死亡しています。そういった行動に至った経緯は、最高幹部の「森恒夫」が「殴って気絶させ目覚めたら別の人格になり共産主義化された真の革命戦士になる」と考えたからでした。

あさま山荘事件とは？概要から原因、与えた影響まで分かりやすく解説

1974年：三菱重工爆破事件 | テロ殺人事件

1974年に「東アジア反日武装戦線・狼」が、三菱重工業東京本社ビルが爆破されたテロ事件です。標的は民間人で、死亡者8名・負傷者376名にも登っています。なぜ爆破したかというと、東アジア半日武装戦線は第二次世界大戦前までの日本を悪と捉え、1941年からの太平洋戦争を侵略戦争と考えたからでした。そのために、三菱重工業を「帝国主義を支える企業」としてターゲットとしています。

1980年：新宿西口バス放火事件 | 放火事件

1980年に東京の新宿駅西口で放火された、放火殺人事件です。京王帝都電鉄が運航しているバスが停車中に放火され、乗客6名が死亡し14名が重軽傷を負っています。犯人の当時38歳で土木作業員の丸山博文は、「幸福そうな通行人をあっと驚かせてしまおうと思った」という身勝手なものでした。犯人は死刑が求刑されるも、精神衰弱状態だったとされ、無期懲役が言い渡されています。