『ハリー・ポッター』と他作品でのダンブルドアは別人?
『ハリー・ポッター』とその外伝に当たる『ファンタスティック・ビースト』では、ダンブルドアが異なる気性の持ち主として描かれています。
シリーズ | ダンブルドアの性格 |
---|---|
ハリー・ポッター | 思慮深い・温厚・ユーモアがある |
ファンタスティック・ビースト | 野心的・無鉄砲・面倒見がある |
『ハリー・ポッター』でのダンブルドアは思慮深く温厚な人柄でした。しかし、『ファンタスティック・ビースト』でのダンブルドアは、野心的で無鉄砲。まるで別人のように見えます。
『ファンタスティック・ビースト』でのダンブルドアは、恋をしたグリンデルバルトの計画に加担し、家族を見捨てた結果妹を失います。この事件を機に、ダンブルドアは更正。グリンデルバルトと決別し、家族を大切にするようになります。実際、グリンデルバルトとの決闘後に「みぞの鏡」を見た際、家族が映っていました。
また、ヴォルデモートの分霊箱破壊の旅をしていた際、蘇りの石がついた指輪を発見します。死者を蘇らせる効果を持った蘇りの石を前に、ダンブルドアは葛藤。家族に会いたい欲望に負けてしまい、ヴォルデモートの呪いがかかった指輪をはめてしまいました。
これにより、ダンブルドアは弱ってしまいました。ダンブルドアの行動からわかる通り、妹を失った罪の意識を背負って生きていたことがわかります。
ダンブルドアクズに関するまとめ
今回は、ダンブルドアがクズと言われる理由を、作中のエピソードも交えて紹介しました。
『ハリー・ポッター』シリーズでのダンブルドアの性格は、物語を追っていく毎に冷酷な性格へと変化していきました。来るべきヴォルデモートとの戦いに勝利するため、手段を選んでいられないという意志の強さとも見て取れます。
それを差し置いても、スリザリンへの扱いが酷いのは言うまでもありません。ヴォルデモートの配下デスイーターは、スリザリン出身の者が多く、スリザリンの扱いをきちんとしていれば、多くのデスイーターが生まれなかったかもしれないと思ってしまいます。
最終的に、スリザリン寮生のドラコ・マルフォイがデスイーターたちのホグワーツ魔法学校の侵入を支援。同じく元スリザリン寮生で2重スパイのスネイプに、自身の殺害を命じたダンブルドアを見てしまうと、まさしく因果応報の結果だと感じてしまいました。